大好きなスポーツを諦めない。車いすフェンサーへの転身で世界へ

 

＼目標達成とネクストゴールへの挑戦／

 

今回達成できましたこと、たくさんの方にご支援いただけたこと、感謝の気持ちでいっぱいです。初めてのクラウドファンディングは不安ばかりでしたが、知人や知り合いではない方にも、たくさんの支援や応援のメッセージをいただき、改めて頑張らないといけないと感じています。

 

皆さまからのご支援で、専用の車いす購入の目処が立ちました。

 

しかし、私は病気のため手術も行なうので、いつ世界選手権やパラリンピックに出場できるかわかりません。

 

それでも、病気を理由に夢を諦めない！それだけは忘れず挑戦し続けようと思います。４年計画を組み、次のパラリンピックも目指して、前を向いて進んでいきます！

 

そのためには、多くの資金が必要となります。

中でも、富山で練習相手になってくれる方は健常者なのですが、その方の車いすが必要となります。また、練習の間、専用車いすを固定しておく装置も必要です。

そこで、今回ネクストゴールとして200万円を設定させていただき、富山に専用の装置を置くことで練習環境を整え、競技力を向上したいと思います。

 

たくさんの方に笑顔をお届けできるよう努力します。どうか私の挑戦を引き続き応援してください。よろしくお願いいたします。

 

 

 

ページをご覧いただきありがとうございます、河合紫乃です。3年前までバドミントンの実業団チームでプレーし、様々な大会や日本リーグに出場していました。

 

しかし現在は、10万人に5人と言われる難病にかかり、自分では思うように両足が動かない状態です。医師から治療法はもうないと言われ、17年間続けてきたバドミントンを辞めざるを得ないことが、悔しくて悔しくて仕方がありませんでした。

 

そんな状況でも、大好きなスポーツでもう一度輝きたい！という感情は消えず、ハンディがあってもできるスポーツを探していた時に出会ったのが、車いすフェンシングでした。

 

現在はパラリンピックや世界選手権に出場することを目標に、日々練習に励んでいます。結果はどうなるかわかりませんが、ここまで立ち直って元気になった過程、姿を見てもらいたい、たくさんの方に元気や勇気をお届けしたい！と思っています。

 

しかし、そのために必要なフェンシング専用車いすの購入費や、練習費、合宿費、試合出場のための遠征費、など金銭的な負担が大きくなっています。

 

そこで皆さまのお力をいただきたく、今回クラウドファンディングに挑戦することにしました。世界選手権そしてパラリンピック出場に近づくために、ぜひご支援をよろしくお願いいたします！

 

 

 

私は小学校から地元のクラブでバドミントンを始め、気づけば17年間バドミントン一色の人生を送っていました。高校では全国5位に、大学では団体で全国優勝を2度経験しました。

 

その後実業団チームに所属し、結果も上がってきた頃のことでした。いきなり両股関節を怪我し、痛みから歩くことも、座っていることもできない状態になってしまったのです。

4度の手術を経験し、当初予定していた6週間の入院は、結果として1年4か月もかかりました。ライバルに追い越されるのではないかという不安や焦りが募り、リハビリを頑張りすぎて、転倒したり体調や症状が悪化したりする日々。

 

そんな中で、整形的には完治したと医者に言われましたが、それでも下肢麻痺や歩けない状態は続き、医者や家族はみな、心因性の原因があるのではないかと思い始めました。そしてうつ病の薬を処方され、激やせ。生きている意味が分からなくなりました。

 

その後1年が経ち、ようやく理解してくださる医者に出会うことができ、別の病気を発症していると診断されたのです。それは国指定がされていない脳と脊椎の伝達系の難病で、治療法が確立されていませんでした。

 

現在、症状（両下肢機能不全、左下肢不全麻痺）はひどくなり、何も使わずに歩くことはできず、とくに左足は動かなくなりました。

 

治療法がないからという理由で、医者にはもう治らないと言われました。バドミントン選手として復帰するために受けようと決心した手術。それなのに、、

 

リハビリも辛く、何度も何度も悔しくて泣いたし、どんどん歩けなくなる自分が嫌で、発症から3年経った今でも、この病気を受け入れることはできていません。

 

　　　　　　　　　　　　

 

しかし、大学の後輩がバドミントンの世界選手権で優勝したり、東京オリンピックを目指してテレビなどでよく報道されたり、世界で結果を残している姿を目の当たりにし、私ももう一度、大好きなスポーツで輝きたいという想いがますます強くなりました。

 

車いすバドミントンでも世界やパラリンピックを目指せるとよく声をかけられましたが、私の病気は車いすバドミントンは対象外でした。

 

そこで出会ったのが車いすフェンシング。対人競技で駆け引きがある部分がバドミントンと似ており、挑戦することにしました。車いすフェンサーは現在国内に30人ほど、女子はそのうち5人ほど選手がいます。ヨーロッパ勢の方が強いですが、2018年アジアパラ競技大会では日本勢は銀メダル2個、銅メダルを7個獲得しました。まさに盛り上がっているスポーツです。

 

やるからには大きな目標をもって、世界へとバドミントン選手時代のあの熱い感情がまた湧き上がってきました。そこで、今は本気で世界選手権出場を目指し、日々練習をしています。

 

今までその練習費など車いすフェンシングに必要な資金はすべて自己負担でやってきました。しかし病気の関係で長時間働くことができないため、パートの収入は少なく、恥ずかしながら自分の生活資金だけでいっぱいいっぱいの状況です。

 

 

 

今回皆さまからいただいたご支援は、京都や東京での合宿・練習・遠征費、フェンシング専用車いすの購入に充てさせていただきます。

 

車いすフェンシングは、専用の車いすがないと練習できないため、京都と東京にあるナショナルトレーニングセンターで練習を行なっています。家がある富山県から通うには、多くの交通費と宿泊費がかかります。宿泊するにも、バリアフリーの部屋にするとその分の費用が増えていきます。

 

フェンシング専用車いすは、1人ひとりの体の状態に合ったものを作るとなると45万円ほどかかりますが、ベストな状態で練習や試合に臨むことができます。また、東京や京都のみならず富山でも練習することができるため、練習時間を確保することもできるのです。

 

世界選手権、パラリンピック出場に近づくには金銭的に私の力では正直厳しい状況です。皆さまからのご協力をいただき、少しでもレベルアップしていきたいと思います。

 

 

 

 

バドミントン選手だった時期を知っている方からしたら、この3年間の変化はとても大きかったと思います。麻痺して歩けなくなり、激やせし。。。私自身こうして新たなスポーツを始め、大きな目標に進んでいこうという気持ちになるまでかなりの葛藤がありました。

 

しかし目標を持って頑張っていると、結果が出なくてもその過程を見てくださっているたくさんの方から、「元気が出たよ！」「僕も頑張らないといけない」「なに悩んでるんだ、次に進もう」と前向きな言葉を多くいただいてきました。私のことをもっと知っていただき、もっとたくさんの方に元気や勇気を与え、笑顔になってもらえることを願っています。

 

今回のプロジェクトはバドミントン選手だった私が難病と闘いながらも、車いすフェンシングで世界選手権やパラリンピックを目指すこと、それをたくさんの方に知ってもらうことができる新たな一歩です。

 

もし同じような経験をされている方がいたら、障がい者になったからこそできることもある、自分のペースで進んでいけば大丈夫、と伝えたいです。それを証明するために精一杯がんばります。

 

結果はついてくるかわかりませんが、悔いのないように力をつけていきたいです。皆さまの温かいご支援をよろしくお願いいたします！