赤レンガ倉庫登録有形文化財の修繕プロジェクトの完了について
信州大学赤レンガ倉庫プロジェクト
ご支援者の皆様
長かった梅雨も明け、猛暑が続く日々ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
さて、本プロジェクトですが、本来の計画では2020年3月末に完了予定ということで取り組んでおりましたが、学内での執行手続きの規程整備及び修繕内容等の検討に時間がかかり、事業の完了が遅れてしまい、誠に申し訳ありませんでした。
以前にご連絡しましたとおりに、以下の改修等工事が無事に終了しましたので、ここにご報告いたします。
〈改修工事内容〉
●赤レンガ倉庫南側雨樋交換修理
・積雪等により、一部損壊して剥がれかかっていた南側の雨樋全てを、ブラウン色のガルバリウム鋼板製に交換しました。
改修前
改修後
●赤レンガ倉庫南側レンガ目地修復
・一部既存のレンガが朽ち果て、崩れかかっていた数か所を中心にレンガ交換をするとともに、建物全体の剥がれかかった目地等をコンクリートで修復しました。
改修前
改修後
●赤レンガ倉庫外周の防草整備等
・夏期には草で覆われた建物でしたが、建物の全周を30㎝程度掘り起こし、雑草等が生えてこないように防草シートを敷き、その上に砕石を敷き詰めて転圧しました。建物の際まで行いましたので、縦横無尽に自生していた蔦から被害も防げようにしました。
改修前
改修後
工事費は、全体で2,145,000円でしたが、皆さまからのご寄付から手数料等を差引した後の1,896,498円に、大学から約25万円の支援いただきまして、無事に完了させることができました。
【リターンの発送状況について】
リターンのうち、報告会、ガイドツアーについてコロナ禍のこともあり個別にご相談させていただきます。
ご希望をお聞きしまして誠意を持って対応させていただきます。
【今後について】
全体の雰囲気を崩すことなく、経年劣化した建物の改修工事を行うことができましたことは、ひとえに、皆さまからの厚いご支援の賜物であると、スタッフ一同、心より感謝しております。
引き続き、赤レンガ棟の保存並びに再活用に向けて、取り組んでいきたいと考えておりますので、今後とも、何卒宜しくお願いします。
信州大学赤レンガ倉庫プロジェクト一同