SHIOGORI：潮垢離で、田辺扇ヶ浜を熊野古道のはじまりの地に！

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   潮垢離とは？

 

ページをご覧くださり、誠にありがとうございます。地域の活性化を目指す第三セクターのまちづくり会社（和歌山県田辺市）、南紀みらい株式会社です。

 

私たちは今、現代に「潮垢離」を蘇らせ、和歌山県田辺市を再び「熊野古道のはじまりの地」にすることを目指し、「SHIOGORI PROJECT」に取り組んでいます。

 

 

 

現在では田辺市最大の観光資源でもある世界文化遺産の紀伊山地の霊場と参詣道（熊野古道）ですが、熊野古道を目指して訪れる方々は前述の潮垢離の歴史に触れる機会がなく、田辺市街地や海エリアを素通りしてしまいがちです。

扇ヶ浜潮垢離場も認知度がまだまだ低く、知っていても訪れる方が少ない現状もあり、現代における潮垢離のスタイル自体が展開できていない状況です。

 

さらに、これまでアクセス、ロケーションともに申し分のない海エリアがあるにもかかわらず、その魅力を十分に伝えるコンテンツ等の不足により、観光資源として確立できていない課題がございました。

 

 

古くから紀南地域の商業の中心地として栄え、高い商業集積が見られた田辺の中心市街地。紀南エリアの拠点であると同時に、紀勢本線運行上の要衝としての役割をもつJR紀伊田辺駅前を中心として、多種多様な小売店を中心とした商店街と共に、飲食集積が存在していますが、近年、商店街の空店舗の増加が顕著で郊外への大型店、チェーン店等の出店、居住エリアの郊外化が止まらず、事業活動の優位性が薄れ、比例して人通りも少なくなってきています。

 

さらに、コロナ禍を経た後、田辺市全体の観光客数の増加率に比べ、扇ヶ浜や田辺市街地が存在する旧田辺市への観光客数の増加率は低く、また、扇ヶ浜への来場者数は逆に減少しており、このまま手をこまねいていると、中心市街地の空洞化がどんどんと進む上に、魅力ある扇ヶ浜を訪れる人々も減少し、熊野古道の多くの来訪者を横目に、当地域の市街地から海までの動線は寂れていく一方です。

 

こういった課題を解決するため、かつて潮垢離の場である田辺の海エリアが、はじまりの場所であり、訪れる人と暮らす人の交流の場であったように、現代においてもモノとコトのスタート地点であり、明日へと繋がる禊、癒やし、人材の交流の場所であることを再定義し、前述の課題を解決しながら、熊野古道と海、街がつながり、新たな価値を地域にもたらす事業、SHIOGORI PROJECT（シオゴリプロジェクト）を2022年から始動させました。

 

 

 

   クラウドファンディングで実現したいこと

 

 SHIOGORI PROJECTは、1000年以上昔、心身の平安を求めて貴賤を問わず多くの人々が熊野を目指した際、その熊野詣の事前儀式として、海水で身を清める「潮垢離（しおごり）」を田辺の海辺で行われていたこの歴史に光を当て、田辺の海や街を起点としたさまざまなコンテンツ開発と、地域内外の人材交流促進を図ることにより、現代においても田辺の海、街が熊野詣の再スタート地点であり、「SHIOGORI：潮垢離」の場として改めて確立できるよう目指しています。

 

SHIOGORI PROJECTでは、2024年7月に「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産に登録され20周年を迎えることに合わせて、改めて「潮垢離からはじまる熊野古道」をコンセプトに、扇ヶ浜の潮垢離場を熊野古道中辺路ルートのスタート地点としてさらなる認知度の向上を図りたい思いがありました。

 

 

より一層、観光客の市街地周遊を促進するため、扇ヶ浜を気軽に訪れていただくきっかけづくり、SHIOGORIというキーワードを世に普及する仕掛けとして、現代の潮垢離の舞台に位置付けている、田辺扇ヶ浜にSHIOGORIモニュメントの設置を提案しました。

 

2017年に神戸開港150年を記念してメリケンパークに「BE KOBE」が設置されたのがきっかけで、今では全国各地でさまざまなモニュメントが設置されています。若者を中心にその土地ならではの風景をバックに写真を撮り、SNSに投稿する方が増えている事例を参考に、「潮垢離からはじまる熊野古道」をコンセプトに、扇ヶ浜の自然美を活かしたフォトジェニックで立ち寄りたくなるモニュメント、アルファベットで「SHIOGORI」と設置します。

 

「SHIOGORI」のモニュメントを設置することで、扇ヶ浜を気軽に訪れるきっかけを創出、来場者の増加を見込み、来場者にSHIOGORIの文字から歴史的な背景、潮垢離の意味について触れる機会を創ります。

 

SHIOGORI PROJECTにおけるさまざまな事業、コンテンツとモニュメントの連携した施策を展開しながら、さらなるモニュメントの認知を広げ、田辺に訪れる人々に当地域の潮垢離の歴史と意義を改めて知っていただき、現代においても田辺の海、街が熊野詣の再スタート地点であり、現代「SHIOGORI：潮垢離」の場として改めて確立できるよう目指します。

 

熊野古道を目指す人々、熊野古道以外の目的で田辺市周辺に訪れる人々、そのどちらにも当地域の潮垢離の歴史と意義、現代起こっているSHIOGORIにまつわるアクションを知ることで、田辺の海と街に滞在する人々が増え、地方の主要観光地を扇ヶ浜がハブとなり、経済的波及効果をもたらしたいと考えています。

 

 

 

 

 

   SHIOGORI PROJECTについて

 

私たち、南紀みらい株式会社は、地域の活性化を目指す第三セクターのまちづくり会社（和歌山県田辺市）です。

 

 

昭和61年8月11日設立の1市4町で構成する広域圏の活性化を目的とした(株)紀南ふるさと開発センターと、平成20年4月30日設立の田辺市街地の活性化を目的としている(株)まちづくり田辺が、平成21年11月1日に合併し発足しました。

 

JR紀伊田辺駅前、田辺市市街地活性化施設「tanabe en+（タナベエンプラス）」を拠点に、田辺市中心市街地の活性化とその周辺への波及を目的としたさまざまなまちづくり事業を行っています。

 

 

南紀みらい株式会社では、2022年度から、田辺市の海と中心市街地に新たな価値を創造するため、田辺市熊野ツーリズムビューローと連携し、観光・まちづくり事業「SHIOGORI PROJECT（シオゴリプロジェクト）」を実施しています。

 

 

 

 

 

 

上記のような各種事業を展開し、田辺市の海と街に滞在する目的、きっかけづくりを行うことで、現代のSHIOGORI：潮垢離の地として認知を拡大しています。

 

 

 

   さいごに

 

 

2004年に「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産登録され、国内外から多くの方にお越しいただいている「熊野古道」。

 

2024年は世界遺産登録から20周年を迎えます。

 

1000年以上昔から熊野古道という聖域に分け入る前に潮垢離が行われていた当地の歴史があるにも関わらず、現代においては潮垢離の部分の認知だけが薄れてしまっています。

 

今一度、当プロジェクトを通じて世に熊野古道と潮垢離の歴史を知っていただきながら、扇ヶ浜を中心としたベイエリアと市街地エリアが現代の潮垢離の場として再定義され、地域活性化に貢献できることを期待しています。

 

皆さまのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

 

濱口 純（はまぐち じゅん）

SHIOGORIモニュメント設置プロジェクトチームリーダー

（アルティエ株式会社、南紀みらい株式会社取締役）

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   応援のメッセージ

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