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本日2018年10月12日、銀鏡神社宮司である濱砂則康(はますな・のりやす)氏の葬儀が西都市にて執り行われました。

皆様には、すでにメディアのニュースなどでご存知の方も多いとは思いますが、改めてここにご報告させていただきます。銀鏡神社の宮司である濱砂則康氏が10月5日の早朝、台風の雨の降る中、幅2メートルにわたって崩落した道路から車ごと川へ転落し、行方不明となっておりました。彼は、若い頃から担っていた集落の新聞配達のため、隣の地区へ新聞を受け取りに車を走らせていた途上のことでした。折しも台風の大雨によって増水した川での捜索は厳しく、8日になってようやく発見されるにいたりました。事故の手続きの関係上、11日に通夜、そして本日の葬儀となった次第です。

事故以後の数日間、映画「銀鏡 SHIROMI」を応援してくださっている方々には大変なご心配をおかけしたことと思います。私自身も、8日の宮司発見の知らせを受け、翌日9日に銀鏡に入るまで何かを考えようとしても頭の中は真っ白の状態でした。とにかく銀鏡の方たちと言葉を交わし、今回の宮司に起こった出来事をどのように受け止めればいいかを、自分個人として、そして映画を制作するチームとして、考えなければなりませんでした。銀鏡では、宮司さんのお母様や銀鏡神社の禰宜である上米良久通氏、かぐらの里の濱砂修司氏ら多くの集落の方たちとお話しをさせていただきました。その中でいただいた言葉は、「宮司が考えるのはこの村の人々の幸せと安寧です」、「祭りは個人のものではなく、村全体の人たちのものです。一人の人がいなくなったからといって無くしてはならない」というものでした。

街に暮らす人と限界集落に暮らす人とでは、「ひとりの人がいなくなる」というその重みはまったく異なります。暮らしの均衡を保つ人の役割の大きさを考えたとき、その格差はあまりにも大きいのです。それでも、銀鏡はこれからも続いていきます。そして、映画を作る私たちも彼らと共に生きること決めてここに立っています。私たちは、もう宮司がいたときには戻ることはできません。彼の存在を礎としてどのような銀鏡の未来を描くことができるのか、それが私たちに課された使命に思えてなりません。

ここ銀鏡では、昨日の通夜の朝までシトシトと雨が降り続きましたが、通夜が終わった夜には則康さんへの祈りが届いたのでしょうか、銀鏡には満天の星空が広がり、銀鏡神社の神屋の上に大きな流れ星が落ちました。まるで則康さんが挨拶してくれたようでした。映画にとっては、まだまだ見えない未来ではあるけれど、先に遮る雲の向こうに輝く星々の世界があることを信じてこの映画「銀鏡 SHIROMI」を完成させたいと強く願っております。

ここに銀鏡神社宮司の濱砂則康氏のご冥福をお祈りしますとともに、映画「銀鏡」への皆さまからの変わらぬご支援を賜れますよう、お願いを申し上げます。

映画「銀鏡 SHIROMI」制作委員会
代表 赤阪友昭

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