【あと5日】シロワニ受信機を回収！その様子をご紹介

「今日のシロワニ」コーナー⑩
小笠原のシロワニ受信機を回収！

 

皆様、こんにちは。
ミナミイメージズの南です。

 

最終日に向けて、いよいよラストスパートです。

これまで、ダイビングや水族館を通してシロワニを好きになった方から、お子様がサメに興味がありこのプロジェクトを知った方まで、本当に多様な方からのご支援が集まっています。

 

皆様からの応援コメントを拝見して、皆様のこのプロジェクトへのご期待に、今後の活動をもって応えていくことができればと気が引き締まる思いです。

 

同時に、シロワニの魅力的で興味深い習性やその姿、人間との軋轢など、まだまだ皆様にお伝えしたいことが盛りだくさんですので、ぜひ活動報告に今後もご注目いただけたらと思います！

 

本日は、私たちの活動の一つであるシロワニの調査において、大事なデータを提供してくれている「受信機」の回収を進めているところと、その際のシロワニの様子についてご紹介します。

父島列島には、シロワニにつけた発信器の信号を受信するための受信機が色々なダイビングポイントに設置されています。

先日から2日にわたって、小笠原ダイビングセンターの森田康平さんと一緒に受信機の回収をしてきました。10か所回収して残り5か所は後日の予定です。

 

 

来年初めに来島する研究者の方々が、データーの取得とバッテリーの交換するために事前に外して、データの取得後には再設置をします。
どんなデータが入っているかとても楽しみです。

特に二見湾からとても遠い、兄島の東にある二本岩に設置した受信機に、シロワニが通過した足跡があるのかがとても興味があります。

 

 

12月18日には、シロワニが見られる弟島の鹿浜にも行ってきました。
受信機の取り外し後に、洞窟の中のシロワニをチェックしたところ、6匹ものシロワニがいました！

 

メスが1匹（妊娠してはいないようでした）この個体は2020年2月に発信機をつけたメスでSTS-01でした（現在、発信器は外れています）。

NHKの『ダーウィンが来た！』『ワイルドライフ』のなかでも妊娠個体として登場していたシロワニです。

そのほかは若いオスが多く、まだ2歳くらいと思われる小さな個体もいました。

 

 

これからのシロワニシーズンに向けて、よいチェックができました。

弟島の鹿浜は西風や北西の風が吹いてしまうと行くことが難しいのですが、沈船とは違って光が差す洞窟の中にゆったりするシロワニの姿を見ることができます。

お正月休みで小笠原を訪れるダイバーのみなさんも楽しみですね。