『死生観光トランプ』を制作して死を考えたい

『死生観光トランプ』を制作して死を考えたい

支援総額

1,087,000

目標金額 350,000円

支援者
227人
募集終了日
2020年9月25日

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プロジェクト本文

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|目標達成のお礼とネクストゴールについて

 

皆さまからのご支援のおかげで、目標の35万円に到達することができました!公開3日目の達成で、ただただ驚いています。本当にありがとうございます。

 

このプロジェクトは、お彼岸明け、2020年9月25日(金)23時までとなりますので、次の目標となるネクストゴールを設定し、最後まで挑戦を続けさせていただきます。

 

ネクストゴールの目標は「150人の方々に『死生観光トランプ』を買ってもらう!」です。

 

私たちがこのクラウドファンディングを実施した理由は「多くの方に死について考える機会をもってほしい」という強い想いがあったからです。クラウドファンディングの便宜上、金額を設定する必要があるので、とりあえず切りの良い100万円にしました。しかし、金額よりも、一人でも多くの方に、この『死生観光トランプ』について知ってほしい。日常に「死」がじんわりと溶けこみ、遊ぶように死について考えることができるようになればと夢見ています。

 

ワカゾーのメンバーやイラストを描いてくださった14人の方々の想いについてインタビューをおこない、随時記事をアップしていくので、上記タブの「新着情報」もご覧いただけましたら幸いです。

 

ネクストゴールでいただいたご支援は、引き続き、死について考える場作り創出のために活用させていただきます。ご支援のほどよろしくお願いいたします。

 

2020.8.25

ワカゾー 霍野廣由

 

 

|私たちは必ず死につかまってしまう

 

ページをご覧いただきまして、ありがとうございます。はじめまして、ワカゾーの霍野廣由(つるのこうゆう)です。
 

お世話になったお医者さんから

 

「若さ、健康、役に立つといった物差して幸せをめざして生きてきた誰もが、どんなに逃げまわっても、必ず、老・病・死につかまるんだよね」

 

と教えてもらいました。老病を治すことを期待されるお医者さんがそんなことを言って良いのか!と驚くとともに、それが真実なんだと気づかれました。

 

どんなに逃げ回っても、遅かれ早かれ、いつの日か、必ずつかまってしまう老病死に対して、自分はどんなスタンスを取るのか、元気なうちに調べたり考えておいた方が良いのだなと、お医者さんの言葉を通して考えるようになりました。

 

改めまして、ワカゾーの霍野廣由です。こうゆうって呼ばれています。

 

 

お寺の資源をフルに活用して、ソーシャルグッドな活動をおこしていきたい!と、身勝手な想いをもって集まった若手僧侶のグループが「ワカゾー」です。私は福岡のお寺の出身で、いまは縁あって京都でNPOやソーシャルビジネスにたずさわっています。

 

 

|Deathについて喋るんデス

 

私たちワカゾーは、そのうち必ずおとずれてしまう「死」について、「気軽に喋れる場所があってもいいじゃん」という思いのもと、京都のお寺をお借りして、「Deathについて喋るんデス」をキャッチコピーに、死について語らうイベント、『Deathカフェ』はじめました。

 

 

死について語り合う「デスカフェ」は、およそ10年前にスイス在住の社会学者、バーナード・クレッタズさんが妻の死を契機に、「死」についてカジュアルに話す会を開いたことが発端だったと言われています。2004年に、彼がスイスのレストランで初めて「デスカフェ」を開催したところ話題を集め、世界各国で行われるようになったそうです。日本でも2014年頃から、ポツリポツリと「デスカフェ」を開催する団体があらわれました。

 

私たちワカゾーでは、2015年より『Deathカフェ』をはじめ、これまでに開催回数50回、総勢538名の方にご参加いただきました。

 

 

NHKや放送大学、読売テレビのなかでも『Death カフェ』を開催。新聞や雑誌にも多数取材をいただきました。

 

 

「死について語ったり考えていたのに、いつの間にか、これからどう生きていくのかを見つめる時間になっていました」

 

「一人で悶々と死について考えることが多かったんですが、みなさんと語らうなかで、そんなとらえ方もできるんだー!と思いがけない発見がいっぱいありました」

 

「最近パートナーを亡くして死の意味ってなんだろうと悩んでました。デスカフェに参加して、その答えが見つかったわけじゃないのですが、少なくとも、死を考え続けることは大切なことなんだと確信がもてました」

 

などなど、ご参加いただいた皆さまには、それぞれ気づきや発見を得る機会になっているようです。

 

 

 

日常に死をそっと混ぜこみたい

 

5年ほど京都でDeathカフェを主催するなかで、新しい想いがわきおこってきました。

 

全国各地、もっと色んなところで、死について語りあう場が増えれば良いのに!

 

が、しかし、主催する立場にたつと、何をどうしたら良いのか分からない。ましてやテーマが死だから、好奇心だけでは開きにくい。

 

参加する立場になっても、ただでさえ忙しい、やること多い日常のなかで、わざわざ時間をとって死について考えるなんて、ちょっと破天荒すぎる。さらに、死を考えるなんて、なんか哲学的だし、宗教的だし、敷居が高い。

 

ましてや、「最近オレ、死について考えるイベントに参加したんだけど」と、うかつに言ったものなら…

 

「どうした?!どっか体調悪いんか?!?!」とか、いらぬ心配かけてしまいそう。

 

「…へぇー、そうなんだ…。」(うわっ、変な宗教にハマってしまったんやわ。勧誘される前に友達やめよ)とか、いらぬ誤解を生んでしまいそう。

 

ならば、日常にじんわりと溶けこみ、遊ぶように死について考えることができたら最高だな!と。

 

 

|世界各国の死生観に光をあてる

 

そんな想いを抱いて相談したのが、『まわしよみ新聞』や『直観讀みブックマーカー』や『当事者研究スゴロク』など、数々の奇想天外な遊びを開発し続ける、観光家/コモンズ・デザイナー/社会実験者の陸奥賢さん。

 

うーん、なるほど…。ほな、世界各国の死生観が載ってるトランプを作ろ!名前は…『死生観光トランプ』や!

 

と、まさかのトランプ。カルタぐらいは想像していたんですが…。

 

カルタも考えたけど、やっぱトランプやで。トランプは人類が生み出した史上最高の遊びの一つやからね。

 

それから、『死生観光トランプ』の制作が亀さんのような足取りではじまりました。構想からはや1年………坂上デザインの坂上彰啓さんの多大な協力により、ようやく形が見えてきました。


『死生観光トランプ』は、いわゆるトランプです。4つのマークごとに1〜13までの数字のカードがありジョーカー2枚あわせて全部で54枚。

 

『死生観光トランプ』の大きな特徴として、一枚一枚のトランプに、世界各国、様々な文化の死生観のイラストとキャッチコピーをつけています。

 

ここで、ちょっとだけご紹介!

 

 

イラストがかわいいから騙されちゃいますけど、もう理解が及ばない死生観。大切な人の遺体を叩き、踏みつける…。死靈を追い払うためって、そんな無茶な…。私の感覚では理解しにくいですが、実際にこういった死生観、死者のお弔いがあるわけです。

 

 

これは聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。葬儀のときに、泣き叫ぶ役割の人がいる、と。イラストがかわいい。

 

イラストは、全国各地のお坊さんや仏教を愛する14名の方々に描いてもらいました。色んなタッチのイラストがあるので、それも楽しんでもらえると思います。トランプのマークは、ハートやクローバの代わりに、ドクロやお線香など、死を連想させるものにしました。

 

トランプなので、遊び方は様々。ババ抜きをしてもよし、七並べをしてもよし、大富豪をしてもよし、占いをしてもよし、自分たちで遊びを考えるのもよし。

 

小学生が「きょう学校おわったら、死生観光トランプジャンケンなわとび占いしよー!」なんて、わけの分からない遊びをつくってくれたら最高だなと夢見ています!

 

 

精一杯の欲をいえば、日本全国、あらゆるシチュエーションで、カジュアルに死を語らう場を創出していきたい。お寺との相性の良さはこの5年間で実感することですし、高齢者施設のレクリエーションでやってみても面白そう。経験豊富な人生の先輩方々からどんな死生観がつむがれるのか。あっ、お見合いパーティーのコンテンツにも最適じゃないでしょうか。だって、死生観を分かち合うことができれば、なんだかめっちゃ上手くいきそうじゃないですか。

 

コロナ禍のなかで、いまリアルな対面の場を創出することは難しいですが、数年後、状況が落ち着いたときのために、今からじわじわと普及させておきたいです。

 

トランプ遊びを通して、日常のなかに死をそっと混ぜこみたい!そんな想いをもって制作するのが、この『死生観光トランプ』です。

 

 

|販売版とダウンロード版

 

死生観光トランプの狙いは、日常のなかに死をそっと混ぜこむこと。だから、あらゆる人に使ってもらわければなりません。そこで私たちは、誰でも自由に手にとってもらえるように、無料ダウンロードしてもらえるWEBページの制作を考えています。

 

ただ、トランプっぽく厚紙を用意して、WEBページで『死生観光トランプ』PDFをダウンロードして、プリントアウトして、一枚一枚丁寧にハサミで切る。って、なかなか面倒ですよね。さらに、プリンタの性能によっては、厚紙詰まったり、イラストが綺麗に印刷されなかったり、トランプの表面と裏面がずれてイライラしてしまうかもしれません。

 

そこで、ダウンロード版はしっかり作り込みながら、同時に、販売用の『死生観光トランプ』の制作をすすめます。

 

販売版とダウンロード版の大きな違いは、トランプの裏面です(裏面ってババ抜きのときに皆んなに見せる方)。販売版は、書家に『死生観光トランプ』と書いてもらい、御朱印風の裏面を作成しています。かっこいいです、しびれます。

 

 

ダウンロード版は、『死生観光トランプ』の4つのマーク(ドクロ・オバケ・ロウソク・お線香)を並べたものになっています。かわいいです、ときめきます。

 

 

|ご支援の使い道

 

今回のクラウドファンディングでの『死生観光トランプ』は、トランプを買うには少し高い値段設定にさせていただきました。

 

『死生観光トランプ』の制作費(イラストを描いてくれた方々、デザイナーへの御礼)のために活用することはもちろんですが、『死生観光トランプ』を無料ダウンロードができるWEBページ制作にも使わせていただきます。

 

クラウドファンディングで応援していただくことが、「誰もが無料で自由に『死生観光トランプ』で遊ぶこと」を支援することにつながります。

 

制作費(イラスト、デザイン、印刷費):200,000円

WEB制作費(無料ダウンロード):100,000円

活動費:11,500円

READYFOR手数料:38,500円

合計:350,000円

 

 

|イラストを書いてくださった方々

 

 

 

 

 

|ワカゾーメンバー

 

藤井 一葉(ふじい かずは)

お参り・企画・インタビューをしながら日々を紡いでいます。言葉で表現することと向き合い中。1987年兵庫生まれの日本茶と器が好きな僧侶。布教使として仏様のお話をさせていただくことも。これまでには、仏教やお寺にご縁のなかった方への情報発信ウェブサイトと企画運営。

 

藤田 圭子(ふじた けいこ)

浄土真宗本願寺派僧侶・布教使。神奈川県在住(寳光寺)。ルピシアお茶マイスター/チェアヨガ研修修了/MOS(パワポ)。

 

藤井 智子(ふじい さとこ)

浄土真宗本願寺派僧侶・布教使。1987年福岡生まれ。群馬県在住(政淳寺)。yogaインストラクター・フリーデザイナー。

 

 

|おわりに

 

今回のクラウドファンディングを通して、『死生観光トランプ』を無料ダウンロードができるWEBページ制作、ならびに、死について考えたり語らったりする場づくりの創出活動を応援して欲しいです。

 

これまでの活動を通して、「死」について考えることは、「生」を見つめなおすことにつながり、心豊かな人生を送るきっかけになると信じています。

 

是非とも『死生観光トランプ』のご支援、応援のほどよろしくお願いいたします!合掌

 

 

お問い合わせ先


本プロジェクトにご協力いただける方、取材希望の方、ご質問がある方はお気軽にお問い合わせください。


ワカゾー 霍野廣由
Mail:koyu0407★gmail.com
(★を@に変えてご連絡ください)

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
プロジェクトの終了要項
▼製作物 
死生観光トランプ
▼製作完了予定日
2020年10月31日
▼製作個数   
300個
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プロフィール

1987年福岡県生まれ。浄土真宗本願寺派覚円寺(福岡県)副住職。龍谷大学実践真宗学研究科在学時に、自死・自殺や終末医療、高齢者福祉の活動に携わるとともに、寺院活動を研究する。大学院を修了し、認定NPO法人京都自死・自殺相談センターに就職し、現在は事務局長を務める。「京都いのちの日」宗教者プロジェクト実行委員会委員長としてLifeWalkの開催や、超宗派若手僧侶グループのワカゾーでDeathカフェなどを主催する。2018年、ソーシャルグッドな新電力会社、TERA Energy株式会社を立ち上げる。

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リターン

1,000


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【返礼なし!】『死生観光トランプ』を応援

■お礼のメールをお送りします

支援者
7人
在庫数
80
発送完了予定月
2020年11月

3,000


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【遊ぶ!】『死生観光トランプ』を購入

■お礼のお手紙をお送りします
■『死生観光トランプ』をお送りします

支援者
216人
在庫数
58
発送完了予定月
2020年11月

50,000


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【広める!】『死生観光トランプ』ワークショップ(あるいは講演会)を実施

■お礼のお手紙をお送りします
■『死生観光トランプ』をお送りします
■『死生観光トランプ』のWEBページにお名前を記載します
■『死生観光トランプ』を出張ワークショップ(あるいは、講演会)をします
*全国各地どこにでも伺います
*オンラインでの開催も可能です
*日時、場所、内容はご相談させてください
*交通費(当日、大阪に戻ることができない場合は加えて宿泊費)はご負担をお願いいたします
*注意事項:「WEBページにお名前を記載」に関する条件の詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください

支援者
5人
在庫数
完売
発送完了予定月
2020年11月

50,000


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<追加>【広める!】『死生観光トランプ』ワークショップ(あるいは講演会)を実施

■お礼のお手紙をお送りします
■『死生観光トランプ』をお送りします
■『死生観光トランプ』のWEBページにお名前を記載します
■『死生観光トランプ』を出張ワークショップ(あるいは、講演会)をします
*全国各地どこにでも伺います
*オンラインでの開催も可能です
*日時、場所、内容はご相談させてください
*交通費(当日、大阪に戻ることができない場合は加えて宿泊費)はご負担をお願いいたします
*注意事項:「WEBページにお名前を記載」に関する条件の詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください

支援者
2人
在庫数
3
発送完了予定月
2020年11月

プロフィール

1987年福岡県生まれ。浄土真宗本願寺派覚円寺(福岡県)副住職。龍谷大学実践真宗学研究科在学時に、自死・自殺や終末医療、高齢者福祉の活動に携わるとともに、寺院活動を研究する。大学院を修了し、認定NPO法人京都自死・自殺相談センターに就職し、現在は事務局長を務める。「京都いのちの日」宗教者プロジェクト実行委員会委員長としてLifeWalkの開催や、超宗派若手僧侶グループのワカゾーでDeathカフェなどを主催する。2018年、ソーシャルグッドな新電力会社、TERA Energy株式会社を立ち上げる。

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