【御礼】短編アニメーション映画『SHUMSHU』
日本とロシアの平和関係を築く短編アニメーション映画『SHUMSHU』にご支援いただいた皆様
本プロジェクトにご支援いただきありがとうございました。
たくさんの温かいご支援をいただき、短編アニメーション映画が遂に完成しました。
当初は9月末の完成を予定していましたが、両国共同で映画を制作する中、描写技法を合わせていく段階で大幅な遅れが生じてしまい、11月10日に完成となりました。
また、完成後すぐにインターネット上の動画配信サービスを利用しての公開を予定しておりましたが、2019年2月中旬に開催されるベルリン国際映画祭のショートフィルム部門に11月14日エントリーを終え、映画祭の結果を受けて公開させていただく事になりました。ベルリン国際映画祭をはじめ世界四大映画祭へのエントリー作品は、その映画祭での上映が一般公開されていない“世界初上映”の必要があります。本作品が評価され、ノミネートされることで、皆さまから支援いただいたプロジェクトの認知は大きく変わってくることが予想されます。クラウドファンディング終了後から報告が滞ってしまったこと、心よりお詫び申し上げます。大変申し訳ありません。
これからこの映画は、世界中で開催されている様々な国際映画祭で上映されることを目指し、ベルリン国際映画祭を皮切りにエントリーをしていく予定です。戦後70年以上が経過し戦争体験者が数少なくなっている今、この映画の制作が、現代を生きる我々にとって「戦争とは何か」「平和とは何か」を考える貴重な機会となることを願っています。この作品の制作にご支援いただいたことを「よかった」と思っていただけるように、日本のみならず、世界中に広めていきたいと思っております。
<クラウドファンディングでご支援いただいた支援金>
目標金額:6,000,000円
支援総額:6,612,000円
支援者数:156人
<支援金使用>
日本とロシアの平和関係を築く短編アニメーション映画『SHUMSHU』の制作費として使用
<映画の公開について>
動画サイト① YouTube、② Vimeoで公開
検索ワード SHUMSHU
(1)ベルリン国際映画祭にノミネートされた場合
2019年2月16日より公開
(2)ベルリン国際映画祭にノミネートされなかった場合
2019年1月29日より公開
最後に・・・
本作品を制作していく過程において、自分たちの都合だけで物事を捉えることなく、日本とロシア双方の視点より占守島の戦いを描きました。特にクラウドファンディングでいただいた多くの支援に責任をもって企画段階のことを忠実に表現し、高いクオリティの作品を関係者で追い求めていきました。本作品で使用したストーリーは作られたものではなく、当時の戦場に出向いた二人の少年兵の話が作品の軸となっています。彼らは、(相手の)国は嫌いだが、人は好きだと後々語っており、終盤での日本サイド・ロシアサイドの描写は、当時彼らが衝撃をうけた場面を忠実に再現しているものです。「異なる立場の当事者たち」が「対等に存在している」という気づきを鑑賞された方が感じてくれること、そして日本とロシアにとって、未来を考えるきっかけになることを切に願っております。ご支援くださいました皆さま、本当にありがとうございました。
公益社団法人日本青年会議所
安全保障確立委員会 委員長 鶴山 雄一