応援メッセージ vol.6 | NPOインフォメーションギャップバスター【伊藤芳浩さん】

ご支援してくださった皆さま、ありがとうございます。

現在支援総額588万円、支援者数361人となりました！

日々寄せられる応援のメッセージに勇気づけられ、背中を押される毎日です。本当にありがとうございます。

残り15日、全力で頑張っていきたいと思います！

本日は、NPOインフォメーションギャップバスター（以下、IGB）の理事長【伊藤芳浩さん】から応援メッセージいただきましたのでご紹介します！

IGBは、コミュニケーション・情報バリアを解消して、一人ひとりの価値を最大に発揮できる調和した社会を創ることを目的として、活動されています。

主に、電話リレーサービスや医療手話通訳の普及活動、家族内や企業内でのコミュニケーションバリアを解消していくためのプロジェクトを展開し、「コミュニケーションバリアフリー」を推し進めることで、誰もが暮らしやすい豊かなコミュニケーション社会の実現を目指しておられます。

〈伊藤さんからのメッセージ〉

こんにちは、私は、サークルオーで先生をしていた、日本手話を第一言語とするろう者です。

私は岐阜県出身ですが、より良い教育環境を求めて親と共に東奔西走しました。京都府立ろう学校幼稚部に入るために、母と二人で京都に引っ越しましたが、父とは離れ離れになり、週末には岐阜へ帰るという大きな負担がありました。多大な負担を負ったにも関わらず、当時の学校では手話を使わないキュードスピーチ（手型と口型を併用して発音の仕方を視覚的に表現する方法）が主流で、自分の感情や意見を100%伝えることも、相手の気持ちを深く理解することもできず、もどかしさと寂しさを感じていました。

現在も、地域では手話を使って学べる環境がまだまだ少なく、そのために親御さんが悩み苦しんでいる声を聞くことがあります。私自身の経験から、家族が離れ離れになったり、引っ越しを余儀なくされることの辛さや負担がどれほど大きいかを痛感しています。子どもたちが手話で自由に学べる環境を、今の住まいを変えずに受けられるようにしたいと強く願っています。

サークルオーは、オンラインを通じてこの状況を変えようとしています。オンライン教育なら、場所に関係なく全国のろう児・難聴児が手話で学べる機会を持つことができます。これにより、地域格差をなくし、家族が引っ越しや離れ離れになることなく、子どもたちが質の高い教育を受けられるのです。この取り組みは本当に有意義であり、未来を切り開く大きな一歩だと思います。

現在、サークオーではクラウドファンディングのプロジェクトを行なっています。

皆さんのご支援があれば、もっと多くの子どもたちに手話での学びの場を提供できます。未来を担う子どもたちのために、どうか温かいご協力をお願いいたします。

〈サイレントボイス　スタッフからのコメント〉

伊藤さんは、サークルオーの先生をしていただくなど、長い間私たちの活動にご協力をいただいております。幅広く活躍されている伊藤さんですが、難聴対策推進議員連盟総会に参加され、国に対してもろう難聴児の教育環境改善のための意見を出されています。上記のメッセージにあるように、ご自身のご経験も踏まえ、当事者として、実際に社会の仕組みを変えるために長年活動をされている伊藤さんに活動を応援していただけていることはとても心強いです。障害の中でもマイノリティである聴覚障害ですが、各団体が連携し、国に声を届けていきたいです。