プロジェクト概要

迫りくる超高齢社会で、介護従事者の負担を減らす、
画期的な「マルチリモコン」を製品化したい。

 

初めまして、株式会社坪田測器の、坪田浩明と申します。弊社は産業機器業界の精密電子機器を製作している会社で、30年以上電子機器製造に携っています。医療機器、料金所関係装置、防衛省関連機器など、高品質を求められる業界で信頼を築き、常に社会に貢献できる製品を世の中に供給することをミッションとしてきました。

 

この度、弊社の技術を見初めてくださった「公益財団法人神戸医療産業都市推進機構 」から推薦され、神戸大学種村研究室が特許を取得した、高齢者向け「マルチリモコン」を、「なんとか商品化して、社会貢献したい」という志で商品化プロジェクトを立ち上げました。

 

完成品イメージ画像

 

このリモコンは「高齢者がリモコンのボタンを誤って押して設定を戻せなくなり、家族に電話などで復帰依頼をする事例が、改良型リモコン使用後、15ヶ月後に訪問して確認したところ、“0”件になる」という画期的な商品となります。(株式会社日本病院出版会 No.206[認知症予防とリハビリテーション最前線2017年2月15日発行より])

 

神戸大学からは、高次脳機能障害の研究と調査を長年続けてこられた神戸大学医学部 保健学科/作業療法学専攻教授/種村留美教授と、長尾徹先生が所属するスネイルジャパン(研究チームの愛称)のメンバーから使途やデザインの観点からアドバイスをいただき、坪田測器はリモコンが高齢者の利用シーンに耐えうるような正確に動作するための電気回路、ソフトウェアやハードの設計から製造までを担います。

 

産学官のプロジェクトメンバー(神戸大学研究室)

しかし、量産のための製造機械を構築する費用が不足しており、今回クラウドファンディングにチャレンジいたします。趣旨に賛同いただける皆さんとともに、高齢化社会の課題を解決する一助になってもらいたいからです。


そして、商品化を何としても実現し、待ち望んでいる施設にお届けしたいと思っております。貴重なご支援を、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

※全日本病院出版会で出版された、本プロジェクトメンバー長尾徹先生の著書「認知症予防とリハビリテーション最前線」です。ご参考にぜひご覧ください。

 

神戸市展示会ディスプレイ画像

 

高齢者の未来を明るく照らす。
神戸大学発、高齢者向けマルチ三角柱リモコン「こまり」

 

①高性能な電化製品が高齢者を苦しめている

 

厚生労働省は、2025年の認知症患者数が現在の1.5倍、700万人を超えるとの推計を発表しました。神戸大学の研究では、高齢者及び介護従事者が不便だと感じる電気製品は、他と大差をつけ「テレビのリモコン」だということがわかっています。


私自身も老人ホームを訪問してヒアリングした結果、ホーム職員も「テレビのリモコン」のトラブルで真夜中に呼び出しがあり、非常に困られていました。高齢者にとって、テレビは時計代わりであり、曜日を認識するツールでもあり、生活に密着している製品です。


しかし、現在市販されている電化製品のリモコンは、高齢者にとっては、非常に使用に問題がある製品となっている実態がわかりました。若者向けに高性能すぎてボタンが多く、高齢者にとっては

 

「テレビの画面がいつもと違う」

「どのボタンを押せばいいのか・・・」

「昨日も同じようなことで息子に電話をしたから今日は我慢しよう」


と、人に相談するのを遠慮してしまい、ベットの中でじっと時間が過ぎるのを待ってしまっています。日本の未来の為にこれまで一生懸命働いてきた高齢者が我慢している。今、現実に起こっていることです。私はその現実が非常に悔しく、一技術製品の経営者として何ができるのか自問自答を繰り返しました。

 

介護イメージ

 

②老人ホームの職員も悩んでいる

 

詳しいヒアリングの結果、以下の声が上がり、高齢者の利用者さんと介護従事者さんの負担を減らす、新しく使いやすいリモコンの開発が急務となっています。

 

看護師長:「高齢者がエアコンの設定を間違えるケースがあります。」


 夏に暖房、冬に冷房と季節の変わり目になると、エアコンのリモコン設定を変更することを忘れてしまう場合があります。 高齢者は、外気温度の変化を感じる力が弱くなっています。エアコンの温度設定は命に関わる重要な要素です。

 このリモコンは、電源のON/OFFだけなので、製品のリモコンの「自動」機能で温度設定すると、高齢者が操作を誤うことが予防出来る活気的なリモコンだと思います。
 


 

職員責任者:「テレビは高齢者の生活に無くてはならない製品です。」


 テレビ番組で曜日や時間を把握されているケースも少なくありません。歩くことが困難な高齢者は、なおさらテレビへの依存度が高くなります。今のテレビのリモコンは、ボタンが多く誤った操作をした時に、高齢者自身が設定を戻せなくなり、真夜中でも職員に設定を戻すよう依頼されます。もっとも多いのは「BS」ボタンを誤って押した後、地上波への設定に戻せない事例です。
 このリモコンは、電源のON/OFF、チャンネルのアップ/ダウン機能、音量の大/小の5つのボタンだけで、高齢者が操作を誤りにくい商品となっています。 また、既存のテレビのリモコンのボタンを、とても簡単に製品に学習させることができるので、我々職員が悩むこと無くリモコンの設定をお手伝いすることが出来ます。

 

 

③この問題を知った、我々が責任を持って作るしかない

 

今回開発したマルチリモコンは、高齢者の課題に特化し、3つの特徴をもたせました。

 

特徴1:三角柱の各面に3種類の学習型機能を備えたリモコン

特徴2:自立するので、保管する時に場所を取らない。
特徴3:三角柱なので、横向きに置いた時、雑誌や、新聞の下敷きになっても見つけやすい。

 

雑誌の下にあっても、発見しやすい設計

 

製品の色は、高齢者が認識しやすい色を研究検討した結果「赤」になっています。日本の家電や家具は、黒、白、茶など似たような色になっているので、「赤」は非常に目立ちます。三角柱は、リモコンの上に新聞紙や雑誌が重なっていてもわかりやすいようになっています。デザインより機能を重視した高齢者目線の製品です。今後は神戸市にもご協力いただき、老人ホームに商品を提供して、その有効性を実証します。

 

・商品名 こまり(こうべだいがく マルチ リモコン)
・特許第6315295号(権利者特許権者:国立神戸大学)
・正面:テレビのリモコン
    電源 ON/OFFボタン
    チャンネルアップボタン
    チャンネルダウンボタン
    音量大ボタン
    音量小ボタン
・側面A:エアコン ON/OFFボタン
・側面B:照明 ON/OFFボタン
・定価:15,000円予定


 ※商品化の途中なので、仕様、価格が変更される可能性がございます。

 ※全ての電化製品のメーカーには対応していません。

 

④製品コストを下げ、高齢者や施設がお求めやすい安価でお届けしたい。


モデル試作品の製造までは、神戸大学と当社で試行錯誤しながらやり遂げました。今後は商品化するために、ケースの金型やプリント基板を改良するため多額の初期費用が必要になります。弊社が導入した簡易3Dプリンタでは、細部の造形が出来ず、どうしても金型が必要になります。また、現在試作品の評価を行っておりますが、評価結果を精査し、改善を行う為にプリント基板の再設計が必要になります。


まだまだ完成までにできることは多いです。その後、商品を少しでも安く皆様にご提供したいと思っています。 

 

高齢者がより快適に日々を過ごせるようになり、次の世代の負担を少しでも低減させるため、神戸大学が長年研究されてきた成果を、なんとか形にしたいと思っています。
 

技術責任者


 

開発スケジュール


・10月初旬:製品化最終設計

・11月中旬:製品製作開始

・12月上旬:製品完成予定

 

いただいた資金の使い道


・金型作成費    1,700,000円
・制御基板材料費    100,000円
・樹脂カバー作成    100,000円
・製品製作費    100,000円
・製品評価費用(ホーム訪問/レポート作成/その他経費)    50,000円
・手数料(税込)    367,200円
必要金額合計: 2,417,200 円

 

このうち、今回のクラウドファンディングでは200万円をご支援いただきたいと思います。

 

 

高齢化が進み、若者一人で高齢者1人を支えなければならない
超高齢化社会の現場で、何が起きているのか。


確実に訪れる超高齢化社会で、少しでも高齢者の生活の質を向上出来ればという思いが、私たちのチャレンジ魂を突き動かしています。
 

正直私自身、この製品の実現案を最初に紹介された時に、「そんな問題は現実にはないだろう」と思っていました。
 

しかし、神戸大学の研究結果や老人ホームでのヒアリングを通して、健常者の感じる不便と、高齢者の感じる不便の感覚の乖離に驚かされました。

 

この製品は神戸大学の研究成果の結集です。なんとしてでも弊社が培ってきた技術を活かして、研究成果を形にして問題を解決したい。そのためには、皆様の厚いご支援が必要です。
 

そしてこの企画をより多くの方に知ってもらうため、ブログSNSや口コミでの拡散をご協力お願い申し上げます。本クラウドファンディングへのご支援、応援、よろしくお願いいたします。
 

プロジェクトメンバーの紹介


神戸大学 医学部 保健学科 作業療法学専攻 教授 種村 留美 先生の直近の活動


2018年6月15日に大阪で高校生相手を対象としたの夢ナビライブで講演されます。リンク先に、種村先生のインタビュー動画が掲載されています。素晴らしい研究をされている種村先生の想いをお聞きください。
http://yumenavi.info/lecture.aspx?GNKCD=g009092&OraSeq=4965583&ProId=WNA002&SerKbn=d&SearchMod=4&Page=1&KeyWord=%e7%a8%ae%e6%9d%91%e7%95%99%e7%be%8e