魂の輝きで美しくなった女性のフォトエッセイ集を出版したい！

このフォトエッセイ集には、

Sleeping Erosというタイトルを付けています。
（最終的に変更になる可能性は・・・まだありますが・・・）

このタイトルに込めた想い。


数年前になりますか。
珠帆美汐さんと話をしていたときに、
たしかあれは、児童文学の話だったか、
メタファーの話だったか、
そんな話の流れでした。


たとえば、眠れる森の美女で、
とげに「ちくっ」と刺されて眠りにつき、
王子様のキスで目覚める、という話。

児童文学に、こういう話が多いのは、

思春期やそれより前に、
性的にちょっとした傷つきを経験すること、
ありますよね。

ちょっと体を見られたとか、
イヤらしいことを言われたとか、
触られたとか。

そういう小さな傷つきを経験して、
その後（比喩的な意味で）眠りについてしまっても、
王子様のキスで（頼れる男性が現れて）、

目覚める（再び、性に心を開ける）。

そんな風に導くみたいな、
読むセラピー的なもの、
というような意味がある、


だいぶ細部は忘れましたが、
彼女から、そういう話を聞きました。


かつて、醜い子扱いされて、
傷ついてきた珠帆美汐さんが、
ふたたび、自分が女性として美しくあることに、

心を開こうとしている。


その話が、
かつて、彼女自身からきいた、
児童文学のメタファー的意味の話に、
ダブったんですね。


それで、眠れる森の美女を思い出して。

英語では　Sleeping Beauty　ですよね。


美とエロスをテーマに作りたい、
という彼女の思いを汲んで、


Sleeping Eros　というタイトルを考えました。


Beautyが隠し言葉になっているわけです。

さらに、傷つきから目覚めて、
再び心を開くという意味を込めています。

Sleeping Eros

美とエロス（性＝生きるエネルギー）
そして、傷つきから再び目覚めて心を開く

たったの２単語に、ここまで
がっつり意味を込めてしまいました。

このテーマ、

実は、彼女自身のテーマでもあるけれど、
日本の、社会的テーマでもある、と思っています。

日本社会って、ちょっと上に行くと、
足引っ張られるでしょ？

それが怖いから、
目立たないようにしよう、とするじゃない？


それが、自分らしく生きることに対して、
ブレーキになることって、多いです。

実は、逆説的だけれど、自分を抑えて目立たなくする

ことが、かえって、

周りとのトラブルを招くことも、多いです。


もったいない。


アッパークラスに入る勇気を持つこと。
もしかしたら、足引っぱりに遭うかもしれないが、
それでも、前に出る勇気を持つこと。


それは、傲慢になることとは違う。

自分を生かし切ることです。


片方の目では、
能力があっても、なくても、
美しくても、そうでなくても、
生まれが良くても、そうでなくても、


人を、人として、対等に見るべきです。


でも、そのことと、

いいものを「いい」と評価するのを、
差別だからやめる

美しい人を認めたらそうでない人が傷つくから、
美しいってのも、認めない

能力を認めたら、能力のないひとが可哀想だから、
みんな横並びがいいんだよ、


というような、
一切の差異を認めないような考え方とは、


まったく違うものだと思うんですね。



人を人として、対等に見る目は、大切です。


その一方で、
美しいものを美しいという
良いものを良いという

そのような、審美眼を持つことも、
良いことだと思います。


そして、もっとも難しいのは、
自分自身が、人より優れていると認めること、
（そういう部分もあると認めること）


これが実は、結構怖いことなんですが、
とても、大事なことだと考えています。


これは、経験談ですが、
私あづまは、「美しい人枠」には入ったことがないですが（笑）、


「できる人枠」には、よく入ってました。

・私は人よりできます
・その力に感謝しています
・自分のためにも、他人のためにも、その力を使います

こういう姿勢が、経験上、
一番、物事がうまく行きます。


・いえいえ、私なんて、全然です。

とか、自分の能力を認めない姿勢は、
一見、謙虚に見えますが、経験上、
かえって、物事がうまく行きませんでした。


美も、おそらく、同じじゃないかと、
私は考えています。


自分自身の、本当の輝き、
自分自身の、本当の美しさ、


それを、ちゃんと、勇気を出して、
怖さを乗りこえて、認めること。
表現すること。


それって、本当に大事なことじゃないかと。

そして、きっと、その方が、
最終的には、うまくいく。


もちろん、いっとき、
嫉妬して足を引っ張るような人とか、
批判してくる人とか、
現れるかもしれないし、


自分の側も、
本当に、自分の美しさが、
与えられたギフトで、感謝して受け取る、
という気持ちにまで、まだ達していなくて、


「私ってキレイでしょ？ね？ね？」

みたいに「承認してしてー」になっていて、
そのおかげで、批判を食らったりとか、


途中の段階では、
もしかしたら、色々な、波風があるかも
しれませんが、


でもやっぱり、最終的には、


ちゃんと、自分の美しさを、
みとめたほうが、

うまくいくはず。


私は、そう信じています。


彼女、珠帆美汐さんは、


潜在的に、たくさんいるはずの、


まだ、自分の美しさを認める、
勇気を出せないでいる人を、


たたき起こすために、


自ら、先陣を切って、


「美しい」と宣言しているんです。



私は、その覚悟と勇気を認めて、
一緒に写真集を作ろうとしているのです。