学校図書館プロジェクト・SLiiiC代表の横山です。みなさまからの温かいご支援を受けて開催可能となりましたサマー・ワーク・キャンプ2014ですが、予定通り9月13日(土)・14日(日)の2日間に、専修大学生田校舎にて無事行われました。1日目45人、2日目38人の方の参加をいただきました。後ほど、詳細な報告書をみなさまにお送りします。が、先にとりあえず簡単ですが、私の方から当日の様子を報告させていただきます。

1日目午前は「学校図書館と教育」をテーマに講演とパネルディスカッションを行いました。講師の河野先生とほんともさんからは、事前にご自身の紹介や活動実践についての膨大な資料をいただいておりました。それに参加者はあらかじめ目を通して、その知識を全員が共有したという前提のもとに、当日の講義を聞きました。この方法は実に画期的であると自負しております。が、講師のお二人にも参加者にも多大な負担をかけるものでした。しかしそのお陰で、よくあるような「紹介と実践を聞いて終わり」の講演ではなく、鋭く本質に迫った話を伺うことができたと思います。講師のお二人にも参加者の皆様にも感謝申し上げます。

続くパネルディスカッションでは、スタッフ二人が加わってこのテーマをさらに深めていきました。もともと結論が出ることを求めていたわけではありません。しかし正直言って、時間が全く足りなかったという気持ちがしております。

講師お二人の講義も日常の実践もあまりに素晴らしく先端を走っていて、おまけにお二人とも実に自然体でカッコよく、“まねぶ”(まねる)ことはできるのか?!とも思われました。が、お話を伺っていると不思議に勇気が湧いても来るのです。そう感じたのはきっと私だけではないと思います。

そしてさらに午後は、午前のテーマを受ける形で「学校図書館のディレンマ:対話の力」と題したワークショップの基礎と実践を行いました。これもまた、ただ漫然とワークショップを行うというものではありません。専門家である小峰先生の指導のもと、基礎的な理念を習って即実践するという、実にぜいたくで刺激的なワークショップでした。討議のために設定された事例は二つとも学校図書館ではよくある、深刻でいくつもの問題を抱えたもので、全体をまじえた話し合いではかなり熱くなりました。しかしその場が、常に温かく安心できるものであったことも間違いありません。これはひとえに、講師でありファシリテーターでもある小峰先生の手腕とお人柄のおかげであったと思います。そして小道具としてご用意いただいた“えんたくん”の魅力的であったこと!私たちは、なんと幸運な時間をもてたことでしょうか。1日目の夜は恒例の懇親会も行われ、さらに親交や話し合いが深まったことは間違いありません。


2日目午前中は「Welcome! 大作戦〜中高連携における図書館利用の一実験」という学校図書館問題研究会神奈川支部とのコラボ企画でした。
神奈川支部さんの本領発揮のユニークな試みです。実際に存在する高校と隣の中学の連携のために、どうやって中学生を高校図書館に呼び込むかというアイデアを出し合い、多く支持を集めた方法を実際に取り入れるというものです。その様子はSLiiiCサイトにて報告されます。本当に実現するかもしれないとなると、アイデアを出していても実に楽しいです。中には“トンネルを掘る”等の驚愕の方法が提案されておりました。これが多くの支持を集めていたら…すごいことになったでしょうね。
午後は「学校図書館大パーティ for Room to Read 」というお楽しみ企画でした。参加者のみなさんが持ち寄ってくださった郷土のお菓子や手作りのお菓子、飲み物をいただきながら談笑したり交流を深めあいました。
    
登壇者4人とも大学の先生という「ザ・先生 ビブリオバトル」や希望者によるライトニングトークに大いに盛り上がりました。また、世界の子どもたちの学びと読書のための国際NGOであるRoom to Readの紹介ビデオや 、発達障害・学習障害の人たちのためのLLブックの映像などを、みんなで鑑賞しました。すべて素晴らしかったのですが、特に、今回関連グッズのデザインをしてくださっただけでなく、2日間とも参加してくださったkumoriの渡辺ゆきのさんに、グッズについてのお話をしていただけたことがうれしかったです。


終了後、Room to Readの趣旨に賛同いただけたみなさまから多くのご寄附をいただけました。ありがとうございました。
参加者は、学校司書、教員、研究者、企業、学生、その他さまざまな方たちでした。こういうメンバーで、こういう時間を共にすることができる、そういう場を用意すること。それこそが、私たちのやりたかったことです。それが実現できたこと、無事に開催し終えることができたことに、何よりもまず感謝いたします。支援者のみなさま、サマー・ワーク・キャンプ2014、行うことができました!すべて、みなさまのおかげです。本当にありがとうございました。
 

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