カンボジアの歴史②

こんにちは！中村絵理です。

昨日に引き続きカンボジアの歴史（ポルポト政権）についてお話します。

1960年、シハヌーク王はアメリカとの断絶を宣言しました。1970年にロン・ノルがクーデターを起こし、クメール共和国を建てました。これに対し、シハヌークを擁護した共和主義勢力（後のクメール・ルージュ）は、ポルポトを中心にロン・ノルに抵抗し、内戦が勃発しました、1976年に、ポルポトは首相に就任し、私有財産の廃止や農村での強制労働、知識人の虐殺などを行いました。虐殺の犠牲者数は正確には分かりませんが、推計で100～170万人と言われています。

その後、ベトナムの支援を得て、結成されたヘン・サムリンを率いるカンボジア教国民族統一戦線が1979年1月にプノンペンを制圧しました。クメール・ルージュはタイ国境地帯へと敗走しました。

1982年、ヘン・サムリンに対抗して、シハヌーク派、ソン・サン派、クメール・ルージュが三派連合政府（クメール人民民族解放戦線）を立て、内戦が激化しました。しかし、1991年に4勢力の当事者と18か国が集まり、和平協定が結ばれ、内戦は終結しました。1993年、再びシハヌークはプノンペンに戻り国王になりました。2004年に、ノロドム・シハモニが王位を継いでいます。

参考文献：法務省　カンボジアの過去・現在・未来

https://www.moj.go.jp/content/001220340.pdf 

画像

https://www.gettyimages.co.jp/写真/カンボジア