
プロジェクト概要
上野の築100年の古民家で、先人達の文化を継承した演劇公演を開きます。
はじめまして。台東区谷中在住の黒木佳奈と申します。わたしは、“疎開サロン”という演劇ユニットで役者として活動しています。様々な国には、時代を問わず素晴らしい戯曲がたくさん存在しています。それを、現代に生きる自分たちの感覚で読み取り、芝居を通して発信していく、それがわたしたちの演劇です。
そんな疎開サロンでは、10月に台東区上野桜木にある市田邸という築100年の古民家で公演を開くことになりました。私達の演劇からだけでなく、その歴史ある場所からも何か力を感じてもらいたい。そんな思いでこの場所での公演を決めました。
しかし、公演を開催するための場所代である20万円が足りません。
歴史ある古民家で公演を行うために、どうかご支援をお願いします。
(今年1月に上演したブレヒト『三文オペラ』の様子)
お客様の参加型パフォーマンス
疎開サロンは、客席を含めた空間演出にこだわっています。なるべく客席と舞台との境界線がない空間作りを目指しています。昨年の秋に、ギャラリーで上演したサミュエル・ベケット『Play』では、客席をなくし、上演中に観客が自由に動き回って観たいところから観られる会場を作りました。
また、受付でペンライトをお配りし、真っ暗な会場でお客様ひとりひとりが照明の役割を担うよう、照らしたいところを自由に照らしてもらう演出をいたしました。舞台と客席の境界線をなくす、いわばお客様の参加型パフォーマンスです。
(昨年9月に上演したベケット『Play』の様子)
今回の会場も、劇場から飛び出して
今回わたしたちは公演を企画するにあたり、自分たちの活動拠点である谷中という街に注目しました。そして選んだ場所は、築100年超の古民家。台東区上野桜木にある市田邸です。戯曲やわたしたちの身体だけでなく、芝居の発信源そのものがわたしたちに何かを語りかけるパフォーマンスをしたい…初めて市田邸にお邪魔した時、そう感じました。
(昨年9月に上演したベケット『Play』の様子)
今回は、“家”ならではの人と人との距離感を活かして、やはり観客参加型のパフォーマンスをしてみたいと思っています。役者と観客という関係を超えて、また観客同士もそこに偶然居合わせたことに、一期一会を感じるようなパフォーマンスにしたいと思っています。
今回の演目は、三島由紀夫・近代能楽集ノ内『道成寺・弱法師』の二本立てです。期間は、2015年10月2日から4日の3日間です。
演劇ができること
なぜ、わたしたちが古民家で公演をするかと言いますと、疎開サロンの活動拠点である東京都台東区には、古き良き日本のスタイルがたくさん残っています。例えば、街並みや、建造物。それは、住む人々や街を愛する人々によって守られてきたのだと思います。
わたしたちが演劇でできることはほんの少しのことかもしれませんが、わたしたちも自分たちの手で街や文化を守っていくために、演劇を通して何かができたらと思いました。
しかし、今回の上演にあたり、会場費の一部が足りていません。どうかご支援をお願いします。
(今年1月に上演したブレヒト『三文オペラ』稽古風景)
演劇で温故知新
この上演がきっかけで、先人たちの作ってきた文化を継承していくことの大切さを知っていただきたいです。観劇していただく方々にぜひ、市田邸の素晴らしさと、わたしたちのパフォーマンスとがどう融合していくかを見てみてほしいです。また、これからの演劇シーンがまだまだ色々な挑戦ができることを多く一般の方に見ていただき、可能性を確認していただきたいです。
(上演には、薩摩琵琶も使用します。)
■■■■イベント情報■■■■
演目:三島由紀夫・近代能楽集ノ内『道成寺・弱法師』
日時:2015年10月2日~4日
各日16時半、19時の2回公演
場所:上野桜木・市田邸
企画・制作:疎開サロン
疎開サロンホームページ:http://www.sokaisalon.com/
◆◇◆◇◆引換券について◆◇◆◇◆
ご支援をいただいた方に、金額に応じて以下のアイテムをお送りします。
◎サンクスレター
◎舞台写真
公演のゲネプロを舞台カメラマンが撮影したものをお送りいたします。
◎俳優ポストカード
俳優のそれぞれのコンセプトで撮影したスナップをポストカードにしてお送りいたします。
◎次回公演ご招待券
2016年3月1日から2016年4月30日までの期間で開催します。
(舞台写真の一例です。)