プロジェクト概要

大堀相馬焼って?


はじめまして、松永武士です。大堀相馬焼の窯元「松永窯」の四代目です。

 

 

みなさんは、大堀相馬焼をご覧になったことはありますか?
大堀相馬焼は、私の地元、福島県の浪江町で300年の歴史を持つ、伝統工芸品です。

 

 

窯元の職人さんが、一つひとつ、丁寧につくっています。

 

 

 

「松永窯」の三代目、松永和夫氏。私の父です。

 

大堀相馬焼には「走り駒」「青ひび」「二重焼」という三つの特徴があります。

 

 

「走り駒」 
大堀相馬焼の正面には、左を向いて疾走する馬の姿が描かれています。これは旧相馬の「御神馬」で、「右に出るものがいない」という意味の縁起物です。躍動感あふれる「走り駒」は、狩野派の流れをくむ熟練の筆使いで、絵付けされています。

 

 

「青ひび」
大堀相馬焼には、「青ひび」というひび割れが器全体に広がって、美しい地模様をつくっています。ちなみに、製造工程でひびが入る時、「貫入音」という鈴のような音が聞こえます。この「貫入音」は、県が選ぶ「うつくしまの音30景」に選ばれました。

 

 

「二重焼」
大堀相馬焼は、魔法瓶のような、二重構造になっています。そのため、お湯を入れても冷めにくく、熱くて持てないということもありません。毎日の生活で使いやすいように、職人さんが創意工夫を重ねる中で生まれた、とても珍しい技法です。

 

 

国の指定伝統工芸品にも選ばれた大堀相馬焼は、生活に溶けこんだ、美しい日用品として、浪江町の人々に親しまれ愛されてきました。

 

 

震災を経て


2011年3月の震災で、浪江町は大きな被害を受けました。
揺れは震度6強を観測し、町の沿岸部は津波に襲われました。

そして、隣町で起きた原発事故を受けて、浪江町は帰宅困難区域に指定されました。
大堀相馬焼の窯元たちも、その全てが、避難を余儀なくされました。

私の窯元も、現在は福島県の西郷村にあります。

 

 

もともと窯元たちは、浪江町の一角に工房を構えて、職人のコミュニティを作っていました。

しかし強制退去によってコミュニティは壊れ、窯元たちは離散してしまいました。

 

さらに、原発事故の影響は、大堀相馬焼そのものにも及びました。

大堀相馬焼は、浪江町で採掘される陶土と、同じく浪江町で採れる「砥山石」を原料としていました。

 

これらの原料の絶妙な成分差で、「貫入」というひびが入り、美しい「青ひび」の地模様がつくられます。大堀相馬焼の窯元たちは、代々この原料を利用することで、伝統を守ってきました。

 

(Photo by Takeshi Naito)

 

しかし、この浪江町の「土」と「石」が、放射能に汚染されてしまったために、使えなくなってしまいました。


その後、私たちは2年の歳月をかけて、代わりとなる原料をつくることに成功しました。現在、私たちは、この代替原料を使って、大堀相馬焼をつくっています。


しかしこの原料は、残念ながら、まだ全体の30%に「キレ」が入ってしまうということが起こります。「キレ」とは焼物に入る亀裂のことで、「キレ」が入ってしまうと、その焼物は売り物になりません。

 

 

浪江町の原料を使っていた頃、「キレ」の発生率は5%でした。代替原料を使うと、発生率は6倍です。


この高いロス率は、避難先でも大堀相馬焼をつくり続けている窯元たちに、大きな負担となっています。

 

 

大堀相馬焼を守りたい


私は、この地元・浪江町の伝統を、未来に残したいと思っています。

そのために私は、今の原料に取って代わる、より良質な原料を完成させることを目指しています。

具体的には、以下のような過程をたどります。

(1)浪江町で採掘した陶土と釉薬を分析します。
(2)専門家を招き意見を聞きながら、原料を調合します。
(3)何度も試験を繰り返し、より良質な原料を完成させます。

 

 

原料の特性を表した図です。この図で「安定」のゾーンに持って行きます。


よりよい原料をつくることができれば、窯元たちは安心して作陶ができるようになります。伝統的な作品だけでなく、新しい作品をつくる意欲も湧いてきます。

そうして、バラバラになってしまった窯元たちが、もう一度、結束するきっかけをつくりたい。

 

今は離れて暮らしていても、「私たちは浪江町の職人なんだ」という一つの強力なアイデンティティを確立したいと思っています。

 

3月に行われた福島空港の陶器市の様子

 

大堀相馬焼は、その300年の歴史の中で二度、大きな危機に直面しました。

一つは江戸から明治への転換期、もう一つは太平洋戦争です。

江戸から明治に移り変わると、廃藩置県により、大堀相馬焼は藩の援助を失いました。他県から大量に流れこんでくる焼物を前に、どうにかして差別化しようと試行錯誤する中で生まれたのが、「青ひび」の地模様と「二重焼」の技法です。

 

より美しく、より生活に馴染む焼物として進化を遂げた大堀相馬焼は、激しい競争の中で、人々の支持を得ることに成功しました。

太平洋戦争は、大堀相馬焼の生産にも大きな打撃を与えました。戦争の終結まで続いたこの危機を救ったのは、意外なことに、GHQのアメリカ人たちでした。彼らの間で、おみやげとして大堀相馬焼を買って帰ることが流行し、それが「ダブルカップ」

 

「アイディアカップ」という愛称で、アメリカで親しまれたのです。これによって大堀相馬焼は、ふたたび立ち上がることができました。

二つの危機に共通しているのは、どちらも時代の大きな変わり目で発生したということ。

 

そしてどちらも、大堀相馬焼の価値を信じた人々の力によって、乗り越えられたということです。


大堀相馬焼をつくっていた窯元は、浪江町に25軒ありました。

震災後、一度は全ての窯元が操業中止に追い込まれたものの、現在では10軒が再興しています。

大堀相馬焼は、みたび立ち上がりつつあります。
私は、今度の危機も、大堀相馬焼なら乗り越えることができると信じています。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
みなさんのご協力を、どうかよろしくお願いします。
 

 

 

支援金の使用用途

 

 

①陶土・釉薬実験・分析費用

②試験焼成・作陶費用

・焼成費用 

・テストサンプル製作費

③原料費用

④リターン準備・郵送費用

⑤その他諸経費

計2,000,000円

 

 

熊本に大堀相馬焼を届けたい

 

今回の震災を受けて、みなさまのお手元におとどけするリターンとは別に、もう一つ、「被災された熊本のみなさんに、大堀相馬焼をおとどけする」というリターンのオプションを用意させていただきました。

 

今はまだ、被災地で陶器が必要とされていることは、少ないかもしれません。

しかしこのプロジェクトが成立する頃には、避難生活は落ち着き、プラスチックの食器から少しだけ生活感のある暮らしをしたいと思うはず。

 

震災でたくさん割れてしまった焼物の代わりが、必要になるはずです。

 

熊本のみなさんには、東日本大震災のときに助けていただきました。

 

大堀相馬焼の馬は、「うまく行く」という意味の縁起物。

3.11の恩返しと、復興へのエールを込めて、東北の験担ぎを贈り、少しでも元気になってもらいたいと思っています。

 

このオプションをお選びいただくと、お手元にはサンクスメッセージと支援者名簿(※)が、被災地には、熊本県合志市(こうし)を中心に活動されている「一般社団法人クラッシーノこうし」様を通して、大堀相馬焼がとどきます。

 

ご賛同いただけましたら、ご協力をどうかよろしくお願いします。

 

 

         

リターン

 

 

サンクスメッセージ
 サンクスメッセージ
 支援者名簿(※)
 3000円

 

大堀相馬焼「湯のみ」

 大堀相馬焼の湯のみ ×1

 サンクスメッセージ

 支援者名簿(※)

 10000円

 

 

大堀相馬焼「湯のみ」〜熊本に大堀相馬焼をとどけたい〜

 大堀相馬焼の湯のみ ×1(熊本におとどけします)

 サンクスメッセージ

 支援者名簿(※)

 10000円

 

 

大堀相馬焼「ぐい呑み」

 大堀相馬焼のぐい呑み ×2

 サンクスメッセージ

 支援者名簿(※)

 10000円

 

 

大堀相馬焼「ぐい呑み」〜熊本に大堀相馬焼をとどけたい

 大堀相馬焼のぐい呑み ×2(熊本におとどけします)

 サンクスメッセージ

 支援者名簿(※)

 10000円

 

 

大堀相馬焼「タンブラー」

 大堀相馬焼のタンブラー ×1

 サンクスメッセージ

 支援者名簿(※)
 10000円

 

 

大堀相馬焼「タンブラー」〜熊本に大堀相馬焼をとどけたい〜

 大堀相馬焼のタンブラー ×1(熊本におとどけします)

 サンクスメッセージ

 支援者名簿(※)
 10000円

 

 

大堀相馬焼を使った懇親会イベントにご招待(NEW!)

(都内開催予定)

都内までの交通費は実費となります。

10000円

 

 

大堀相馬焼「夫婦茶碗セット」

 大堀相馬焼の茶碗 ×2

 ブランド米「ゴールドプレミアムライスAAA天栄米」 1kg

 サンクスメッセージ

 支援者名簿(※)

 30000円

 

 

大堀相馬焼「夫婦茶碗セット」〜熊本に大堀相馬焼をとどけたい〜

 大堀相馬焼の茶碗 ×2(熊本におとどけします)

 ブランド米「ゴールドプレミアムライスAAA天栄米」 1kg(熊本におとどけします)

 サンクスメッセージ

 支援者名簿(※)

 30000円

 

 

大堀相馬焼「地酒セット」

 大堀相馬焼のぐい呑み ×2
 大堀相馬焼のとっくり ×1

 浪江町の地酒「鈴木酒造磐城壽」×1

 サンクスメッセージ

 支援者名簿(※)

 30000円

 

 

大堀相馬焼「地酒セット」〜熊本に大堀相馬焼をとどけたい〜

 大堀相馬焼のぐい呑み ×2(熊本におとどけします)

 大堀相馬焼のとっくり ×1(熊本におとどけします)

 浪江町の地酒「鈴木酒造磐城壽」×1(熊本におとどけします)

 サンクスメッセージ

 支援者名簿(※)

 30000円

 

 

大堀相馬焼「地ビールセット」

 大堀相馬焼のタンブラー ×2

 地ビール「猪苗代地ビール」×1

 サンクスメッセージ

 支援者名簿(※)

 30000円

 

 

大堀相馬焼「地ビールセット」〜熊本に大堀相馬焼をとどけたい〜

 大堀相馬焼のタンブラー ×2(熊本におとどけします)

 地ビール「猪苗代地ビール」×1(熊本におとどけします)

 サンクスメッセージ

 支援者名簿(※)

 30000円

 

 

(1泊2日)窯元をめぐる陶芸体験フィールドワークツアー(NEW!)

9月を予定しております。

福島までの交通費はご負担いただきます。

30000円

 

 

「オーダーメイド」大堀相馬焼

 大堀相馬焼(オーダーメイド) ×1

 ご要望に合わせて、世界に一つの大堀相馬焼をお作りします。

 サンクスメッセージ

 支援者名簿(※)

 100000円

 

 

※ご支援いただいた方全員の名前を記載したリストを同封いたします。

 

陶芸体験1年フリーパス券(NEW!)

100000円

 

 

企業研修向けフィールドワークツアーの開催(NEW!)

500000円

 

 

 


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