スリランカの女性達に刺繍技術を伝え、現地に仕事を生み出したい

皆さん、こんにちは。ナダァジャパンの工藤です。

 

ナダァが活動を続けたい理由は何なのか。

 

代表のドリニが8月にスリランカに渡った際のエピソードをご紹介します。

 

代表のドリニはナダァを立ち上げる前から、

自身が国際援助プロジェクトに関わる中で、

その効果について、ずっと考えていました。

 

貧困解決のための国際的な援助額は今、十分でしょうか、

それともまだまだ足りないのでしょうか。

800万人の貧困から脱出させるためには、先進国からの

国際的な援助額をもっと増やすべきという専門家もいます。

 

もっと道路や病院、学校、工場を建設すれば、貧困層の人たちの、

雇用を生み出すことができるという人もいます。

 

本当にそれだけで解決できるのでしょうか。

 

トリンコマリーの刺繍工房では、

週末に両親が住む故郷に戻る準備をしている女性もいれば、

夜にお寺にお祈りに行くための、準備をしている女性もいて、

みんなそれぞれのびのびとしていました。

 

代表のドリニが、そんな中おしゃべりをしていた時のこと。

 

ぱっと頭に浮かんだことを、彼女たちに聞いてみました。

 

「貧困を解決するためのいい方法って何だと思う？」

 

内戦時代には、苦しい状況を経験し、

今も家計を支えている彼女たちは何と答えたのでしょうか。

 

「Happiness（幸せ）です。」

 

「あなた達にとっての『幸せ』ってどういうこと？」と、

　問いかけると、彼女たちは答えました。

 

「安心できること。きれいなものを創っていく刺繍工房での仕事は、

　とても気に入っています。でもそれ以上に大事なのは、

　身の安全が保障され、安定した生活を送れることです。

　この工房では、なんでも話や相談ができる。もし体調が悪くなって

　早退したとしても、ちゃんと雇用が保障されています。」

 

内戦時代には、女性たちは不安てない状況の中で、

日払いなど悪い条件でも、生きていくために働かざるを得ませんでした。

 

「信頼できる人たちと仕事ができるから、もっと頑張ろうって思います。

　安定している環境や安心感が私たちにとっての”Happiness” です。」

 

今回READY FORを通じて、彼女たちの仕事を継続的に作り出していくために、

新しい商品開発に取り組み、よりよい商品をみなさんに届けたいと思っています。

 

そして、スリランカの女性たちのHappiness（幸せ）と同時に、

商品を買う人にとってのファッションを楽しむという、

Happinessも創りだしていきたいと思っています。

 

応援どうぞよろしくお願いします！