解体目前の京王井の頭線3000系を再び首都圏へ。北陸発・帰還の旅
解体目前の京王井の頭線3000系を再び首都圏へ。北陸発・帰還の旅 2枚目
解体目前の京王井の頭線3000系を再び首都圏へ。北陸発・帰還の旅
解体目前の京王井の頭線3000系を再び首都圏へ。北陸発・帰還の旅 2枚目

支援総額

12,310,660

目標金額 8,801,000円

支援者
527人
募集終了日
2025年7月31日

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2025年06月20日 22:53

オールステンレスカー保存・活用のパイオニアを目指して (銀色の電車があまり保存されない理由とは?)

昨日の活動報告では、「18〜20m級車体、3〜4扉、ステンレス・アルミ車体、両開扉」
いま私たちが「当たり前」と感じている首都圏の鉄道車両の規格について触れさせていただきました。

鉄道車両は、移動手段としての役割はもちろんですが、その時代ごとの都市の姿や人々の暮らしを映し出す、「鏡」のような存在だったのではないかと思います。

そして今、私たちは、そうした鉄道車両の進化の歴史を『首都圏電車区』という場所に集約し、目に見える形で次世代へと伝えていく場をつくろうとしています。


銀色の電車が保存されない理由とは

首都圏の鉄道車両、特に通勤電車はそのほとんどが銀色の車体であることにお気付きの方も多いのではないでしょうか。

その銀色の車体は、素材であるステンレスやアルミの色をそのまま活かし、塗装を省略しているものです。
3701号車(8811号)は、1962年、日本における黎明期のオールステンレス車両として登場しました。
そして今日となっては現存する首都圏最古のオールステンレス車両です。

 

一方で、日本における鉄道車両保存の歴史の中で、オールステンレス車両の保存はきわめて稀なのも実情です。

さらに、最初から文化的価値に基づいた保存を前提として活動を始めた民間団体も、保存事例も、ほとんど存在していません。

その理由はいくつか考えられますが、何よりもまず、

「ステンレスやアルミの電車には、歴史的価値が見出せない…」
そんな空気が、どこかにあったのかもしれません。

文化財として扱うには「新しすぎる」。

けれど、「日常の風景」としては、充分すぎるほどに馴染んでいた。


その狭間で、静かに姿を消していった車両たちが、たくさんあります。

「日常」や「当たり前」というものは、失って初めて、その大切さに気づくものなのかもしれません。

 

そして、誰も残そうとしなかったからこそ——
「どのように保存するのか」「保存する上での課題はなんなのか」を考える機会すら、なかったのかもしれません。

けれど、これから先、廃車を迎える車両の多くは、ステンレスやアルミで造られた電車です。
もし、そうした車両たちを守る術を持たなければ、
日本の鉄道が歩んできた進歩の歴史を、語り継ぐことも難しくなってしまうのではないでしょうか。

 

 

だからこそ——
私たちは、あえて「いま」この挑戦をすることに意味があると考えます。

もしここで今回の挑戦に成功しなければ、3701号車(8811号)だけでなく、オールステンレスカーの活用・保存が、首都圏において、そしてこの国において、未来にわたって困難な挑戦となってしまうかもしれない。

 

それは、鉄道の技術だけでなく、
都市のあり方、そこで暮らしてきた人々の記憶までもが、徐々に失われてしまうことにつながるのではないかと、私たちは感じています。

 

今回、3701号車の保存が実現すれば、
「首都圏電車区」は、昭和20〜30年代の戦後復興の歩みの中で、諸外国の技術をも取り入れながら、鉄道に情熱を注いだ人々が挑戦し続けた、車両設計・製造の進歩と発展を、体系的に語り継ぐ場になるだけでなく、
戦後日本のオールステンレスカーをはじめとした無塗装鉄道車両の歩みそのものを保存・展示する、新しい保存拠点としての役割を目指す可能性も始まると考えています。

 

私たちの活動は、もちろん一両一両の車両への深い想いと情熱に支えられたものですが、
決して「遊び」や「趣味」の次元ではないと考えます。

 

都市と鉄道が重ねてきた時間。
人と人とのつながり、風景、生活。
そのすべてを乗せてきた車両の歩み。

 

過去から未来へ。 次の世代へバトンをつなぐ。
そして、いつかは「文化財」として、社会の中で守られ、活用される日を目指す。


今回の3701号車の保存プロジェクトは、そんな未来へ向けた確かな「第一歩」になると、私たちは信じています。

 

そのためにも、今回のクラファンは絶対に失敗できない挑戦であると考えています。

どうか引き続き、皆さまのお力添えを、よろしくお願い申し上げます。

今日お話した内容はぜひ6月22日のイベントで皆様と深められたらと考えています。
ぜひご参加をお待ちしております。
6/22(日) 保存 帰還祈願チャリティイベント「引退電車と都市の記憶を未来へ」@三軒茶屋 緊急開催

リターン

10,000+システム利用料


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G-01【グッズで応援】『オリジナルクリアファイル』2枚セット

●オリジナルクリアファイル 2枚

申込数
76
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2026年3月

13,000+システム利用料


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G-02【グッズで応援】『オリジナルクリアファイル』『地下鉄電車保存会クリアファイル(イラストver)』計3枚セット

●オリジナルクリアファイル 2枚
●『地下鉄電車保存会クリアファイル(イラストver)』

申込数
8
在庫数
42
発送完了予定月
2026年3月

10,000+システム利用料


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G-01【グッズで応援】『オリジナルクリアファイル』2枚セット

●オリジナルクリアファイル 2枚

申込数
76
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2026年3月

13,000+システム利用料


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G-02【グッズで応援】『オリジナルクリアファイル』『地下鉄電車保存会クリアファイル(イラストver)』計3枚セット

●オリジナルクリアファイル 2枚
●『地下鉄電車保存会クリアファイル(イラストver)』

申込数
8
在庫数
42
発送完了予定月
2026年3月
1 ~ 1/ 90

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