解体目前の京王井の頭線3000系を再び首都圏へ。北陸発・帰還の旅
解体目前の京王井の頭線3000系を再び首都圏へ。北陸発・帰還の旅 2枚目
解体目前の京王井の頭線3000系を再び首都圏へ。北陸発・帰還の旅
解体目前の京王井の頭線3000系を再び首都圏へ。北陸発・帰還の旅 2枚目

支援総額

12,310,660

目標金額 8,801,000円

支援者
527人
募集終了日
2025年7月31日

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2025年07月30日 22:40

【残り24時間】3000系と私 〜30年前のあの日、出会えなかった3701号車(8811号)のこと〜

【クラファンは明日7月31日の23時まで】

皆さま、いつもあたたかなご支援を本当にありがとうございます。
皆様に支えられ、
現在444人もの皆様から1066万1500円ものご支援を頂いております。


支援率も121%に達し、
おかげさまで第二目標「1200万円」にあと134万円の所まで来ています。
ですが、クラファンは明日7月31日の23時で終了です。


これまで、主催者である私、今井の個人的な想いを語ることは、なるべく控えてまいりました。

3000系(8000系)は皆様お一人おひとりの「思い出の電車」であり、ご支援をお願いしている立場の私が、あまり前に出るべきではないと考えていたからです。

ですが、クラウドファンディング最終日を迎えた今、少しだけ、プロジェクトオーナーである今井の個人的なお話をさせてください。




私にとって、京王井の頭線の3000系という電車は、特別な存在です。

幼い頃、祖父母の家が高井戸にあり、
家の窓や廊下から「次は何色の3000系が来るのかな」と、わくわくしながら眺めていました。

私は、経済的に決して余裕がない家庭で生まれ育ちました。
また子どもの頃は特に体が弱く、よく体調を崩していました。

それでも元気な日には、家族と3000系に乗って吉祥寺に出かけ、
途中、富士見ヶ丘の車庫に並ぶ7色の3000系を見るのが、何よりの楽しみでした。

入院中の祖父を吉祥寺の病院まで、お見舞いに行く電車も3000系でした。

学生時代には、下北沢から渋谷へ、わざわざ3000系が来るのを待って通学しました。
浪人時代には、引退間近の3000系の車内が、自習室代わりでした。

 

どんな日も、3000系という電車は、
私にとって日常の中に輝く「希望」であり、
厳しい雨のあとの空に架かる「虹」のような存在でした。

 

30年前のあの日、「第1編成」に出会えなかった私

今回、皆さまのご支援により保存が決定した3701号車(8811号)は、3000系の中でも「第1編成」にあたります。

そしてこの「第1編成」には、私にとって特別な想いがあります。


あれは1995年の暮れから1996年の年始だったと思います。
1000系のデビューを記念した、地元住民向けの試乗会・見学会に招待頂き、幼き日の私は祖父と行くのを楽しみにしていましたが、体調を崩してしまい行けずにとても悔しい思いをしました。

 

その日、1000系にバトンを渡し北陸の地へ旅立つ直前の「第1編成」は、まだ富士見ヶ丘にいたはず。
本当なら、私は「第1編成」と最後に故郷・富士見ヶ丘の車両基地で出会えていたはずだったのです。

私は物心ついた頃には近くの図書館に通って、専門誌や絶版の書籍を東京中の図書館から取り寄せるような子供でした。

その中で、3000系のそうした車歴・廃車時期についても知り、悔しい気持ちが一層強くなりました。

中学生の頃には、第1編成の模型を自作し、鉄道模型誌に掲載していただいたこともあります。

この電車は、私がこの30年間ずっと追いかけ続けてきた存在です。

そして正直に申し上げれば、私が電車の搬入が可能な広さの土地を購入し、荒地だった土地を皆様のご協力を得て3000系のような大型の電車を留置できる「首都圏電車区」という場所を開設した理由のひとつでもあります。

検査周期による偶然とは伺っていますが、令和の今年に至るまで現役車両として運行を続けた頂いた北陸鉄道様をはじめ、関係各社の皆さまには、本当に感謝してもしきれない思いです。

 

「本当の里帰り」を目指して

皆様のご支援に支えられ、3701号車(8811号)は、今年、首都圏に帰還の旅に出ます。

ただ私が本当に夢見るのは、井の頭線沿線への「本当の里帰り」です。

というのも、井の頭線沿線に保存されている井の頭線の電車は、今、1両も存在しないのです。

そもそも「東京都内で電車を保存したい」と言うと、
「贅沢だ」「身の程をわきまえろ」と思われるかもしれません。


ですが、私にとって井の頭線の走る街は、ステンプラカーと私の「ふるさと」です。

私はいつか、3701号車(8811号)に井の頭線の走る街で「おかえり」と声をかけられる日が、必ず来ると信じています。

 

ただ、それは、単なる鉄道ファンの趣味ではなく、沿線に暮らし集う多くの人々と地域にとって、有意義で意味のある形で実現していくべき夢だと考えます。

その夢を叶えるためにも、今はまず、3701号車(8811号)を安全かつ適切に維持管理し、多くの方が有意義に活用できる電車であると、示すことが必要です。

 

 

「ふるさとの電車を後世に残したい」
その志を、私は子どもの頃からずっと抱き続けてきました。


身の上話のようになりますが、経済的に厳しい環境の中で育ちながらも、
自分なりに努力を重ね、一歩ずつ前に進んできました。

来るべき日に備えて、井の頭線の走る地元・世田谷で学生時代から起業して、車両を維持・管理する費用も確保してまいりました。

 

それでも、今回のように、車両の新規保存のような大きな挑戦では、

どうしても皆さまのお力をお借りしなければ成し遂げられないのも、事実です。

夢を追いかけ続ける意味

人にはそれぞれ、さまざまな事情があることと思います。
それでも私は信じています。

夢というものは、決して「自分だけのもの」ではありません。

きっと多くの人々が、それぞれの形で、それぞれの場所で、
同じように大切な想いや記憶重ねて見ているのではないかと。

 

そして、そんな人々の想いや記憶をつなぎ運んでくれる存在が「鉄道車両」であり、「引退電車」ではないでしょうか。

30年前のあの日、私は富士見ヶ丘の車庫で、

第1編成である3701号車(8811号)に出会うことはできませんでした。

ですが今、おかげさまで400人を超える皆さまと共に、その3701号車(8811号)を未来へつなぐレールを敷くことができました。

30年間追いかけ続けて、皆さまと共に叶えた夢があるからこそ、あの時の悔しさにも、きっと意味があったのだと感じています。

 



私はこの電車をどうしても後世に残したい。
必ず内灘駅に迎えに行くという想いで、ずっと取り組んで参りました。

だからこそ、最後に、第二目標1200万円を達成し、3701号車(8811号)を後世に美しく守ることができるようにしたい。

そして、できることなら第三目標1450万円を目指し、3701号車(8811号)の29年ぶりの首都圏帰還を迎える環境をより万全にしたい。



この挑戦の、最後の1日。

どうか、最後の一瞬まで私たちと一緒に走っていただけないでしょうか。

かつて、京王井の頭線に3000系という電車がいたこと。
「ステンプラカー」のことを、より多くの方に伝えて頂けないでしょうか。

そして、1996年から2025年まで北陸の地を駆けた、10両の北陸鉄道浅野川線8000系車両の歴史に、満開の花を咲かせて頂けないでしょうか。

心からのお願いです。

第二目標・第三目標へと、

皆さまのラストスパートのご支援・拡散を、どうかよろしくお願い申し上げます。

リターン

10,000+システム利用料


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G-01【グッズで応援】『オリジナルクリアファイル』2枚セット

●オリジナルクリアファイル 2枚

申込数
76
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2026年3月

13,000+システム利用料


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G-02【グッズで応援】『オリジナルクリアファイル』『地下鉄電車保存会クリアファイル(イラストver)』計3枚セット

●オリジナルクリアファイル 2枚
●『地下鉄電車保存会クリアファイル(イラストver)』

申込数
8
在庫数
42
発送完了予定月
2026年3月

10,000+システム利用料


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G-01【グッズで応援】『オリジナルクリアファイル』2枚セット

●オリジナルクリアファイル 2枚

申込数
76
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2026年3月

13,000+システム利用料


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G-02【グッズで応援】『オリジナルクリアファイル』『地下鉄電車保存会クリアファイル(イラストver)』計3枚セット

●オリジナルクリアファイル 2枚
●『地下鉄電車保存会クリアファイル(イラストver)』

申込数
8
在庫数
42
発送完了予定月
2026年3月
1 ~ 1/ 90


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