「防災☆ママブック」被災地のママが教える、震災から我が子を守る術を紹介！

Sfm「防災★ママブック」にたくさんの興味ご関心を賜り、ありがとうございます！

「防災★ママブック」は、大地震を経験したママたちの想いを全国のママたちにシェアする小冊子です。全面リニューアルにあたり、大地震を経験したママたちに、想いを伺い、ご紹介させていただきます！

今回は震災の時、ご自身は妊婦で、お母様は東京へ出張中、幼いご兄弟3人を地震から守った、まりあママにお話を伺いました！

◆どちらで地震に遭われたのですか？

宮城県仙台市若林区の自宅におりました！被災した際はまだ第一子がお腹にいて兄妹(下3人)がいた状態でした。

　　　　　　　　　　（仙台市若林区在住のまりあママ）

自宅の目の前の電線は切れ、道路は亀裂入り、周りの家の人は外で座り込んでしまってる状態でした(ToT) 母は出張で東京におり連絡がとれない状態でした。 

　　　　　　　　　　　　（被害が大きかった仙台市若林地区）

 

◆子どもたちの様子はどうでしたか？
 

兄妹は学校にいたので、迎えに行ったところ、上の弟は大きいのでケロッとしており、真ん中の妹は障害があるのでずっとパニック起こして離れず、一番下の弟は何気しっかりしており、「お姉ちゃんお腹大丈夫？」と逆に心配されてしまいました(ﾉω･｡)
周りの家の子どもは泣いていたり、親を呼んでいたり、呆然としていたり、不安が隠せない、何があったかわからない、という状況でしたね。

 

◆そんな時に、子どもたちにしてあげられたことはありますか？

子ども達を守らなきゃ、不安にならないように声がけをしよう。知らない子、近所の子が近くにいたら声がけをして少しでも気が紛れる事をしてあげよう。など子ども達が少しでも不安などがなくなるといいなと思いました。
グチャグチャになった部屋から紙、ペン、オモチャ、絵本など少しでも熱中できる物を探してあげました。あとはそばにいるからなど大丈夫だよなど声がけをしてましたね。真ん中の妹はパニックを起こしやすいので歌を一緒に歌ったり一緒に何かをする事を心がけました。

 

◆「防災★ママブック」リニューアルをどう思いますか？

これから先なにが起きるかわからないので、少しでも震災の備えになるようなことが増えて、沢山のママが見て参考になるといいなと思います！

◆最後に、全国の皆さんにメッセージをお願いします！

TVで見ただけでは「本当にこんなもんじゃないよ！」と思うくらい悲惨な絶望的な状況でした。だからこそ備えあれば憂いなし。本当にきちんとしておかないと自分の子供達を守れないと身を持って知りました。なので日々防災を。
 

状況を想像すると、3人の幼い兄弟を身重の体で守らなくてはならなくなったまりあママ、本当に大変だったと思います…。まりあママは、誰かの役に立つなら喜んで…と、まるで昨日のことのように語って下さいましたが、東日本大震災からまだ2年しか経っていないのに、もう何だか昔のことみたいになってはいませんか？全国どこに大きな地震が来るかわからない今、誰もがまりあママと同じ状況になりうると考えると、怖くなります。

「防災★ママブック」は、こうしたママたちのリアルな体験と、子どもへの想い、備えの必要を全国のママたちに届け、家庭の中で子どもの命を守るために、ママとして出来ることを備えるためのブックです。まずはブックを読んで、大地震の時、ママと子どもに何が起こるか、そしてどうすればいいのかを知ることから始めていただきたいと思います！


どうぞ、一人でも多くのおうちに届けられるよう、みなさまの応援よろしくお願い申し上げます！まりあママ、ありがとうございました！