【カウントダウン４】希望を持って社会へ

 

本日の記事は、NPO STARSに所属する高田牧子さんからです。

高田さんも児童養護施設で勤務されています。

先日、NPOのメンバーで集まり、今年度の中間報告と来年度の事業計画について話し合っていました。

そんな中、高田さん自身が何だかほっとした瞬間ってどんな時なんだろう？と話していたところ、私宛にメッセージを送って下さいました。

 

 

 

 

子どもとともに生活をする中で、私たちはたくさんの喜びを感じる瞬間があります。

 

 

グラウンドを一緒に駆け回り、汗をかいた瞬間に吹いた風が気持ちいいねと笑い合ったり

落ち葉がヒラヒラと降って来るのを見て綺麗だねと話したり

夕飯作りのキッチンから美味しそうなにおいがして今日はカレーだねと話したり

そんな日々の積み重ねの中で、子どもたちは様々なことを体験し、感じ、成長していくように思います。

 

 

子どもたちはやがて成長し、施設より巣立っていきますが、お正月や成人式、施設の行事の時など近況報告に来て

社会に出て逞しく生活をしている様子を話してくれたり

学園で食べたごはんのことや、生活を共にするなかでの、楽しかったエピソードや行事のことなど、入所当時を振り返り、思い出話に花を咲かせます。

 

 

もちろん良いことばかりではなく、大変なこともあるとのことですが、元気な姿を見せてくれることでほっとします。

社会に出て初めて分かることも多く、苦労することもあるようですが、施設にいる間に、少しでも多くのことを身につけ

希望を持って社会に巣立つ事が出来るよう、今後も自立支援の内容を充実させ、支えていけたらと思います。

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　高田牧子