京町家でワインをカジュアルに楽しめる店「ＳＴＲＡＹ」を開店したい

▼自己紹介

 

この度、京都・中京区・壬生にワインショップをオープンする予定です。

 

私は以前は日本酒バーを経営していたのですが、その頃からちょっとずつワインに興味を持つようになり、数年の構想の後やっと準備が整ってきました。

 

いい場所（ちょっと隠れ家的な場所）に店舗も確保できて、銀行さんとも融資の話をつけて工事見積や各種役所への確認も進めていて順風満帆！

 

この長年使いこまれた古い町家がどんなふうに変わっていくんだろう。

 

そんなふうに期待を膨らませていたのですが、そろそろ工事に入ろうかというタイミングで銀行さんからまさかの融資ＮＧ！

 

店舗経営の実績が結構あったので、銀行の担当者さんからもたぶん大丈夫だろうとのお話を頂いていただけにちょっとショックが大きい。飲食店撤退（後継者に譲渡）後に２，３年ほど第一次産業（農業・漁業）に関わったり、地域ボランティアに参加するなど、収益のあがる事業には従事していなかったといったところが理由のようでした。

 

「工事費をどうしよう。」

 

と悩んでいた時にクラウドファンディングの存在を思い出し、急遽挑戦してみようと思い立ちました。以下、私のワインショップをオープンしたいと思った経緯や未来のイメージです。よろしければご一読下さい。

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

日本酒バーをやってきて感じたのは、お酒には人と人との距離を近づける作用が少なからずあるのではということです。バーでお客さんと話し、酒蔵へ行って蔵元さんと話し、またお客さんと蔵元をつなぐ橋渡し的なことをしたりと、お酒を通して多くの経験ができたと思います。

 

 

そうなってくると、次の段階として自分で生産者から直接お酒を仕入れたいと思うようになりました。

 

日本酒バーにはなぜかフランス人のお客さんも多く、彼らとワインの話もしていく中で興味が出てきて、いつかはワインを取り扱う店をやってみたいと思いいろいろ調べるようになりました。

 

するとワインの世界も知れば知るほど奥が深い！

 

ワインの楽しみ方の一つは、私的には「疑似旅行体験」だと思います。そのワインが出来た土地のことを知り、醸造家のポリシーを想像し、その現地での楽しみ方を想像する。

 

「旅をするようにワインを楽しむ！」

 

そういったイメージのお店を作りたいと考えました。店名も旅にちなんだものにしようかと考えたのですが、これまでの自分の旅行を思い出してみると、行きと帰りの飛行機チケットだけを取って「犬も歩けば棒にあたる」的な感じでおもしろいことを探してさ迷い歩くという感じだったので、以下の店名にしました。

 

「ＳＴＲＡＹ（さ迷う）ワイン商店」                  

 

▼プロジェクトの内容

 

私自身がワインショップに行くときよく感じていたのは、「どのようなワインをお探しですか？」と聞かれることに戸惑うことです。いつもそれほど予算がないので、つい「安いワインで」などと言ってしまいなんとなく気まずい思いをしたことも何度かあります。

 

高価であればあるほど品質もいいのだと想像できますが、たとえば、商品が全て2000円以下の価格帯でその中から選ぶとすば、もっと気軽で純粋な選択肢も拡がってくるように思っていました。

 

例えば、生産国・地方で選ぶ、ブドウ品種で選ぶ、他にもラベルのデザインで選ぶとか、生産者の顔写真で選ぶとか。

 

そういう店がなかなか見つからないので、そればらば自分でやってみようと思いました。

 

販売商品は主に1000円台で、国産・輸入を問わず厳選したワインを販売します。

 

そして、テイスティングバーでは、できるだけ多くのワインのテイスティングをできるよう仕組みを考えます。（テイスティングバーは飲食営業許可を取得しバーとして営業します。）

 

（店舗スペースには小さな中庭もあるので、気軽にくつろげるスペースを設置したいと思っています。）

 

店名のとおり、私もまだワインに対して「さ迷って」いる状態なので、ワイン初心者のお客様と一緒に「道に迷って道を覚える」的なイメージで営業できればと考えています。もちろん、ワインに詳しいお客様にはいろいろ教えてくただければ幸いと思っています。

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

 

コンセプトは誰でも気軽に立ち寄れる店です。ワインを買わなくても、ちょっと近くに来たから覗いてみたといった感覚でご来店いただければと思っています。テイスティングバーではコーヒーなども提供予定なので、極端な話ワインに興味が無い方でもウェルカムです。

 

ワインショップらしからぬ、ゆるい空気感の店にしたいです。