プロジェクト概要

プロジェクトの終了が報告されました

知的障がいをもつ作家とアーティストのコラボレーション展を行いたい

個性のみがあり、それ以外は”FLAT”な空間を

 

はじめまして、studio FLATの大平暁です。 studio FLATとは、自閉症などの知的障がいを持つ作家たちと協働し、アートによる共生、経済的な自立を目指し所属作家14名で絵画作品や立体制作活動を行っている場です。“ FLAT” という言葉には、障がいあるなしに関わらず作品の魅力そのものを “FLAT” に感じてもらいたい、作品を “FLAT” つまり横並びに展示して「障がい者アート」という概念を超越していきたいとの願いを込めています。

 

studio FLAT所属作家との出会いを通じて私自身たくさんのことを得たため、より多くの人に伝え、感じてもらえる場として、作家とアーティストのコラボレーション展であるFLAT 展を2011 年に初めて開催しました。それ以来、FLAT展に多くの方にご来場いただき、感動を伝える場、キーワードである「FLAT」という場を感じてもらえるように開催を続けていきたいと考えています。

 

ぜひ、展示会の開催にご協力をお願い致します。

 

studio FLAT制作風景
studio FLAT制作風景

 

偶然による障がい者アートとの出会い。そこで気付いた共感を持って寄り添うこと、そして一緒に制作をするということ

 

私がいわゆる「障がい者アート」に、出会ったのは偶然でした。知的障がい者の施設から、絵を教えに来て欲しいとの依頼を受けたのが最初のきっかけでした。ただし、最初は何をしたら良いのか分からないまま、施設内で画材の準備等をするぐらいでした。しかし、しばらくすると自閉症の利用者が漫画のような絵を描き始めたので、彼の下書きにペン入れをし、ベタ塗りをするという不思議な関係が生まれました。ところが彼は神経質で、イメージと違うと、怒って修正ペンで消し始めてしまい、やはり自分は何のためにそこにいるのだろうという感覚でした。

 

そんなある日、小さな怪我をした私を見て、自閉症の彼が「痛い、痛い」と言いながら、一生懸命、絆創膏を貼ってくれようとしてくれました。彼は、私の怪我を自分の痛みとして感じてくれていたのです。その時ようやく、彼と私が作品づくりを通し、既に深くつながっていたことに気づきました。それ以来、私自身も彼が表現したい世界観に共感を持って寄り添うようになり、共同制作者としての信頼が相互に深まっていきました。

 

新聞制作
彼との思い出の新聞制作

 

誰かに見てもらいたい。それはただ単純にその作品が素晴らしいから

 

次第に、彼自身が自分の絵を最後まで仕上げるようになり、クオリティの高い作品が次々に完成しました。その時期の彼は、一人のアーティストとして本当に輝いていました。私自身が彼の作品に感動し、その感動をもっと多くの人に共有してもらいたいという思いから、現在に至るstudio FLATの活動を始めてしまうぐらいでした。

そんな矢先、彼が持病のてんかん発作で急逝。享年21才でした。

 

私は、なぜもっとたくさんの作品発表の場を用意できなかったのか、もっと多くの人に彼の作品を見てもらいたかったと、私の心に大きな悔恨が残りました。それまで、studio FLAT所属作家の一人として、他のメンバーの内面に寄り添いながら作品制作を共に行うことが最も大切だと考えていましたが、もう一つの大きな役割を自覚しました。展示を企画し、対外的な交渉を行い、社会に対して窓口となる役割を担おう、彼の若すぎる死が、私に否応なくその役割を自覚させました。

 

元麻布ギャラリー2016FLAT展

 

”アートの力で人をつなぐ”

作品と触れ、感動を分かち合える瞬間を創り出したい

 

そこから定期的な発表の場として「FLAT展」という企画を立ち上げ、2011年には、第1回FLAT展が実現しました。以来、多くの支援者を得て、FLAT展は現在まで毎年続いています。あるクオリティをもった作品は、差別や偏見、先入観なく現代アート作品としての価値をもっています。そして、彼との出会いを通じて私自身が体験したその事を、より多くの人に伝え、感じてもらいたいと思っています。

 

私が「FLAT展」の役割と考える、「豊かな内面世界を表した作品と触れ、ある感動を分ちあえる瞬間の創出」を、展示を通じて、より多くの人に伝えていきたいと考えています。さらに、所属作家の経済的な自立へつながるよう活動を広げるきっかけとしたいと思っています。そしてこの活動を継続することを通じ、私たち studio FLAT の活動が社会を変化させる原動力になると信じています。アートの力で人をつなぐ。FLAT 展の更に先へ、そのことを考えながら本展示を構想しています。

 

FLAT展風景
元麻布ギャラリー2016FLAT展交流会風景

 

アートが人をつなぎ、私がstudio FLATの活動を通じて得られたような人生の奇跡、それはかけがえのない彼らとの信頼関係です。その関係があるから、私自身の人生も豊かなものとなり、日々の活力を得ています。この事が社会全体で当たり前になるような未来を本気で目指していきたいです。

 

お返しに作品をおつけしました(3,000円を除く)。作品を1人でも多くの手元へお届けし、こうした想いが皆さんの中に残ってほしいからです。ぜひ作品を見てみてください。ご協力をお願い致します!

 

開催日時:2016年8月26~28日
開催場所:A/Aギャラリー( 東京都千代田区外神田6-11-14アーツ千代田3331 #208 )

 

 

清井了支(Satoshi Seii)

毎回、少しずつ描き足されていく絵は、まさしくその時間が積み重なったような作品となります。ミクロの世界か、そうでないのか。余白にとても美しい空間が表現されているのが特徴です。最近では、描いた絵の上から白い「点」や「線」を重ねていくスタイルに変化してきました。エイブルアート登録作家。フェリシモの洋服など商品化多数。

清井了支

宮本憲史朗(Kenshiro Miyamoto)

水彩色鉛筆の細かいタッチと絵具の大胆なタッチがまるで華の様に画面に広がる抽象表現です。近作は白い絵具と色鉛筆のタッチに変化が現れ,さらに独特の画面構成が生まれています。エイブルアート登録作家。フェリシモの洋服など商品化多数。

宮本憲史朗

半澤真人(Masato Hanzawa)

細かい描写と大胆な構図で工場を描きます。
工場の複雑な造形を彼なりにアレンジしながら新たな造形物として描き出します。

ハンカチなど製品化。Get in touch!参加。アールブリュット全国公募入選。

半澤真人

平田貴子(Takako Hirata)

水彩色鉛筆で色を重ねて行き、仕上げに絵具を塗り完成させます。色はその時々で変わり、色々な色彩が画面に現れます。そして流れる絵の具がそれぞれをまとめ画面に広がっていきます。彼女の内面世界を表した作品です。

 

山内健資(Takeyoshi Yamauchi)

彼の作品はオリジナルのストーリーと共に色々なキャラクターが生み出されます。

それぞれとても、ユニークで愛嬌のあるものばかりです。本人曰く、絵本の挿絵や商品パッケージなどに採用されたいと思いを語っています。

山内健資

岡田隆之(Takayuki Okada)

フォントに強いこだわりを持ち、数多くの種類を記憶しています。最近はギリシャ文字をメインに制作を行っています。2015年に横浜あざみ野、フェローアートギャラリーにて初の個展を行いました。

岡田隆之

関友里恵(Seki Yurie)

最近は動物や海洋生物を描いています。独特のフォルムで味のあるタッチが特徴です。

関友里恵

鈴木涼太郎(Ryotaro Suzuki)

野球が大好きで選手を描いています。投手や野手を写真を見ながら表現しています。描くにつれ、動きや表情が的確になり、クオリティが上がっています。

鈴木涼太郎

小林祥平(Syouhei Kobayashi)

描くものすべて、格子状にしてしまう不思議な作風は深海の静寂を思わせます。近作は絵の具を使い、更に表現の奥深さが増しています。

小林祥平

中西春美(Harumi Nakanishi)

普段、織物や刺繍を行っています。作品は定規を使い、ひたすら線を重ねて行きます。織物や刺繍とつながる表現世界を探求しています。

中西春美

阿部堅太(Kenta Abe)

色々な道具を使いこなし、それぞれから生まれるマチエルを楽しんでいます。モチーフは抽象的な形や、時には好きな番組のキャラクターや登場人物を楽しみながら描き出しています。

 

阿部堅太

岡浩子(Hiroko Oka)

とてもかわいいオリジナルキャラクターをたくさん描いています。そのどれもが愛くるしいです。今年はオリジナルTシャツのデザインに採用されるなど活躍が期待されます。

岡浩子

竹葉聖也(Seiya Takeba)

SLや電車を細かく描きます。制作は下書きなしで、画面上部から描き出します。まるで、完成予想図が見えているように作品が完成していきます。近作は入り組んだ、線描で空間がより複雑になってきています。

竹葉聖也

 

studio FLAT 主な展示会
http://studioflat2016.wix.com/studioflat

 

2011 年~2014 年
・FLAT 展 代官山ヒルサイドテラスA 棟ギャラリー[東京]
2012 年~2013 年
・ 色を織る展 麻布十番ギャラリー さをり織りとのコラボレーション[東京]
2012 年
・クリスマス企画展 エイブルアートA/A ギャラリー[東京]
2013 年
・かわさきふれあい作品展 川崎市教育文化会館市民ギャラリー[神奈川]
2014 年
・アトリエjet’ s 展 麻布十番ギャラリー[東京]
2015 年
・フェローアートギャラリーVol.18展 横浜市民ギャラリーあざみ野[神奈川]

・フェローアートギャラリーVol.19 展 横浜市民ギャラリーあざみ野[神奈川]
・フェローアートギャラリー特別展 vol.20

   横浜市岩間市民プラザ3 階ギャラリー[神奈川]
2015 年~2016 年
・FLAT 展 元麻布ギャラリー [東京]
2016 年
・まるK 展 アクセシビリティー&アカンパニスト研究プログラム報告展

   象の鼻テラス[神奈川]

 

まるK展 トークイベント 象の鼻テラス


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