多摩・府中・稲城エリアの小中高生向け「地域スクール」をはじめたい！

▼自己紹介

 

こんにちは(^^♪　まなびナビ代表の中河西（なこうさい）と申します。1987年生まれ、東京都稲城市出身、現在も東京都稲城市に住んでいます。小学校は稲城第六小学校に通っており、多摩川の河原でよく遊んでいました。当時はクリーンアップ稲城という活動があり、多摩川の周辺の清掃をたまにしていました。当時は面倒くさかったですが、今思い出すと、良い思い出です。この年になり、住んでいる地域って大事だなと痛切に感じています。特に仕事で数年、九州に行っており、その後、また地元に戻ってきて、子どもも生まれて、成長して。そんな変化の中で、子どもがこれから成長していく地域を「より良くしていきたい」という想いが強くなっていきました。家族は妻と子供（娘）、2022年の夏ころにもうひとりが誕生する予定です。大変だ。。

 

さて、私の仕事のキャリアですが、主に教育系の企業で働いてきました。㈱リンクアンドモチベーション、㈱リタリコ、㈱河合塾マナビス、と経験をしてきました。ベンチャーから教室数３００以上の規模まで、経験してきたなかで、新しい民間教育サービスが必要だという気持ちを持つようになり、2021年に「まなびナビ」という学習サービスを立ち上げ、開始しました。サービスの詳細は下記、URLからHPをぜひご覧ください。

 

↓まなびナビ（公式HP）

https://mana-navigation.com/

 

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

さて、今回のプロジェクトに関してです。日本全国で「約20万人」。この数は、日本全国の「不登校児童」の人数です。少子化が進行し、子どもの数が減る中でも唯一、不登校児童の数だけは上昇を続けています。

 

 

不登校児童の増加は「多摩・府中・稲城エリア」でも同様です。よく質問を受けるのが「コロナで不登校児童は増えたのか」という質問です。実際、多摩市の教育委員会が令和２年に実施した調査では、下記の様に、コロナ前に比べて「約１．７倍」増加していることが分かります。

 

 

 

なぜ「不登校児童」が増え続けているのでしょうか。その要因はさまざまあります。その中でも、大きな要因のひとつは「学習の遅れ」です。不登校のきっかけはささいなことが多いです。友達関係、体調不良、環境の変化、など。しかし、1週間学校を休むと、学校の授業に遅れてしまい、ついていけなくなります。すると、どんどん学校から足が遠のいていきます。学校以外の場s所で地域の子どもたちが気軽に学習サポートを受けることができる場があれば、状況はずいぶんとかわってくると思います。

 

まなびナビでは「不登校のお子様」の学習サポートを提供しています。オンラインでの学習サポート、直接訪問するサポート、受験や補習を行う学習指導サポートを行っています。

 

そのようなサポートを提供させて頂く中で、学校ではないオンラインをベースにした「第三の学び場」があったらよいのではないか、と考えるようになりました。もちろん地域にはNPOさんや行政や個人などが運営している学び場があります。しかし、コロナによって開校できなくなったり、そのような場所の機能も弱くなっている現状があります。

 

 

 

 

そこから生まれたのが「スタディあっとほーむ」です。

 

まなびナビは通常サービスを月額3.,900円から有償で提供しています。しかし、営利を目的にしたサービス以外に、非営利の「地域スクール」が必要だと感じています。その活動が「スタディあっとほーむ」です。スタディあっとほーむは「子どもは無料」で利用することができます。年額5万円ほどの費用は、2年目以降は地域事業者様などからの寄付によって運営していく予定です。

 

お子様は「地域の小中高生」であれば、誰でもが利用できるようにしています。不登校のお子様だけではなく、学習サポ―トを必要とするご家庭はどなたでも利用できます。サポートは「まなびナビに登録してくれている地域ボランティア（高校生・大学生）」が行います。また、利用する教材は「まなびナビのオリジナル教材」のほか、地域から集めた「使わなくなった参考書」などを使用します（既に200冊ほどの参考書を寄付いただいております）。

 

 

 

 

▼プロジェクトの内容

 

スタディあっとホームは多摩・府中・稲城エリアを中心に開校する「オンライン型のコミュニティ・スクール」です。大きな仕組みは、下記３つです。詳細はHPに記載しています。

 

↓スタディあっとほーむ（公式HP）

https://study-at-home.net/

 

仕組み① オンライン自習室

　週に1回、オンラインの自習室を開放します。

　子どもはこの自習時間に「サポート役の大人」「他のお子様」とオンラインで繋がりながら、気軽に楽しく自習することができます。もちろん雑談も無駄話もOKです。

 

仕組み② 地域スクリーニング

　1か月に1回、各地域（多摩・府中・稲城）にてスクリーニングを実施します。スクリーニングにご協力頂く施設は公式HPをご覧ください。

 

仕組み③ オンライン交流会

　地域メンターや大人、そして子どもがフラットな関係で交流できる「オンライン交流会」を実施します。開催頻度は2か月に1回です。3月6日（日）に初回を開催しました。次回は6月を予定しています！

 

↓初回オンライン&リアル交流会の様子（参考）

 

 

 

 

≪集めた費用の使い道≫

　主に「地域スクリーニングの施設費用」「スタッフ人件費」に使用します。

　（年額5万円で運営可能です。今回集まった金額は初年度の運営費に充当します。

　2年目以降の運営費は、地域事業者様などからの寄付によって運営をしていく予定です）

 

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

 

①オンラインを通じて「地域の大人と子供が交流する」プラットフォームへ

　コロナの影響もあり、世の中は急速に「リアル」から「オンライン」にシフトしました。それは「教育」「子どもの学習環境」も同じです。

　しかし、地域で運営しているリアルな場を「オンライン」にシフトすることは簡単ではありません。そのような場所を運営している人すべてが「ＩＴ」に精通しているとは限らないからです。加えて、行政の運営する施設や学び場が「オンライン」にシフトすることは期待できないと思っています。

　だからこそ、地域の大人と子どもが「フラットに交流できる」、そんなオンラインプラットフォームが必要ではないでしょうか。そのモデルケースを作りたいと思っています。

 

②「地域を超えた繋がり」をつくる

　今回の企画は「多摩」「府中」「稲城」の３エリアを横断して行います。これは割と画期的なことです。なぜなら、このような地域の学び場は「各地域で閉じている」ことがほとんどだからです。しかし、Ｓ＠Ｈは「オンライン」なので、地域を簡単に超えることができます。地域を超えた「つながり」を作っていきたいと思います。

 

③「民間」と「行政」を繋ぐきっかけづくり

　最後に「民間」と「行政」をつなぐきっかです。各地域で活動をしていると「協働」という言葉をよく聞きます。しかし、協働の活動をどれくらい行えているのか、それは各地域の差がものすごく大きい。各地域で成功している協働の事例を、もっと他の地域にシームレスに伝える仕組みが必要ではないか、そう感じています。Ｓ＠Ｈがそのような場になれば最高だと思っています。