プロジェクト概要

 

*達成のお礼とネクストゴールについて*

 

みなさまのおかげで、ぶじ目標の100万円を達成することができました。本当に、ありがとうございます。

 

まだまだ期間も残っていること、そしてこの改修工事にあたっては、100万円では充分ではないということもあり、ネクストゴールを設定させていただきました。

 

引き続きいただいたご支援は、大切に使わせていただきます。最終日まで、よろしくお願いいたします。

 

 

朽ち果てるの待つしかないのか!? 宿毛が誇る歴史的建造物を後世へ。

 

高知県宿毛(すくも)市は、四国の最南端に位置する風光明媚な街です。清流・松田川が流れ、河口付近では水鳥たちの乱舞がみられます。四季を通じて温暖で、日本屈指の透明度を誇るダイビングスポットとしても注目を集めています。

 

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市の多くは山岳・丘陵地帯です。

 

しかし近年は、人口減少が大きな課題となっています。2015年の人口は20,970人ですが、50年後には1/3近くにまで減少すると推計されています。そこで宿毛市では、2060年に「11,000人維持」を目標として、さまざまな施策に取り組んでいます。

 

その一つの目玉として掲げているのが、宿毛が誇る文化財「林邸」の改修・リニューアルです。貴重な歴史的建物を未来に繋いでいくとともに、市民のみなさんのコミュニティスペースとしても気軽に使える、宿毛市のシンボルとなるような場所にしたいと考えています。

 

ただ、それには多額の資金が必要です。また、市の内外の多くの方々にこのプロジェクトについて知っていただく機会を作ることこそが重要だとの思いから、今回クラウドファンディングに挑戦することにしました。

 

 

 

林邸とは? 明治22年(1889)、農務省大臣、逓信大臣を歴任した「林有造」が建てた邸宅です。

 

林家は、有造の子・孫と3代続けて国務大臣を輩出した(それは近代日本初のことでした)名家です。親類には元首相・吉田茂、小松製作所(現:コマツ)を創立した竹内明太郎など数々の偉人がいます。

 

 

どんな建物なの?何がすごいの?

 

約630坪という広大な敷地に、25部屋の和風座敷をもつ木造2階の建物です。

 

1階は、4室連続する座敷と、直角して付属する3室の客室が庭園に面しています。黒檀の床柱が目を引く座敷は開け放つと36畳の大広間になって、演説会や宴席など政治活動に利用されました。正面玄関の蟇股(かえるまた)は、宿毛湾の波を意匠化した波型であるなど、欄間、金物といった各所の細工も見どころです。

 

宿毛湾の波を意匠化。

 

階段は2つあって、正式には直通階段を使い、目につきにくい玄関裏側の廻り階段は食事運搬や刺客襲来時の避難用でした。

 

2階には、8畳の「月見の間」と呼ばれる客座敷などが並びます。面白いのは、中央部分にひっそりと用意された4畳半の部屋です。この部屋は、玄関から門まで一直線で見通せるので、刺客や不審者の監視部屋だったと考えられます。

 

このように、明治の要人の邸宅らしい機能があちこちに窺える点は全国的にも貴重です。また、建築としても、和風を基調に洋風の要素も入ったいわゆる「近代様式」で、日本の近代化を目指した政治家の矜持が見てとれます。

 

高知県内でも類のないほど、広大な敷地。

 

しかし、築128年。老朽化が進んでいます。

 

なんとしてもこの邸宅を改築しようという計画が立ってから、嬉しかったのは市民のみなさんからの声でした。例えば、市役所に設置しているご意見箱に匿名の女性から一通の手紙が投函されたこともありました。

 

「楽しみに待っています。2月21日(火)高新朝刊の「林邸 歴史観光活用へ」の大きな見出しが飛び込んだ日は、驚き感激したことでした。(中略)数多くの偉人を輩出している歴史と誇りある宿毛を顕彰し、末永く語り継いでいくためにも、唯一残されている「林邸」の改修は多くの市民の喜びと思います。一日も早く完成された姿を目にしたいと切望しています。(後略)」

 

この他、地方紙等、各方面で市民の皆さまから多数賛同の声をいただいております。

 

とはいえ、再生のための費用を、宿毛市の財源だけで捻出するのは困難でした。幸い、明治維新150周年を目した「志国高知幕末維新博」の事業の一環として、高知県の補助金を活用出来ることになりました。それでも総工事費(約3億円)には、まだ足りていません。そこで今回、プロジェクトを立ち上げました。

 

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屋根もこのような悲しい姿に……。

 

 

2018年4月、リニューアルオープン!新しい林邸の3つの魅力。

 

改修後の林邸は、単なる観賞用の文化財ではなく、市民のみなさんが積極的に集って活用いただけるような場所にしたいと考えています。そのため、管理は市が直営で行い、基本的な入場料は無料となります。

 

邸内は、主に3つの柱で運営していきます。

 

①歴史を感じる大広間


36畳の大広間は、歴史的に重要な空間なので、今の状態をできるだけ活かした形で改修します。ここでは、定期的にアートイベントなどのさまざまな催しを企画する予定です。

 

イベントがないときは、公民館サークルがお茶やお花などに利用しても良いですし、ただゆったりと庭を眺めてくつろげる場としても気軽に使ってほしいと考えています。観光客の方も、市民も、一緒に縁側でコーヒーを飲んだり、ここで交流が生まれるのが理想です。

 

また、大広間の南の部屋に、宿毛や林邸の歴史について紹介する展示スペースを設ける予定です。

 

 

②光あふれるカフェ・物販スペース


カフェではおいしいご当地スイーツやコーヒーをお楽しみいただけます。また、物販コーナーでは宿毛自慢の特産品もご購入いただけます。

 

ここは、市の運営ではなく公募する予定です。どんなカフェになるかはお楽しみ!

 

 

③「見えるキッチン」

 

開放感あふれ、まちと調和するキッチンスペースも設けます。ここでは、郷土料理教室や子ども食堂などを開催。宿毛市の素材を活かした「食」をたくさんの方に楽しんでいただければと思います。

 

もちろん、この林邸改修だけで、宿毛市の課題が一気に解決するわけではありません。ただ、これを一つのシンボルとして、史跡巡りツアーや飲食店マップの作成なども行うことで、観光客の滞在時間を増やし、地域経済の活性化につなげられたらと意気込んでいます。

 

 

 

再生プロジェクトは、早稲田大学からのサポートも受けています。


宿毛市は、大隈重信とともに改新党を結成し、東京専門学校を開き早稲田大学の礎を築いた小野梓、および早稲田理工学部の新設に尽力した竹内明太郎生誕の地です。そのため、古くから公式、非公式にかかわらず、早稲田大学と交流をしてきました。平成14年10月11日には「梓会」が設立され、総長をはじめ関係者の皆さんが毎年宿毛市へ訪れていただいています。

 

第15回梓立祭で記念講演をする 東日本国際大学学長、早稲田大学名誉教授 吉村作治 先生


そこで今回も、平成28年度の受託研究から始まり、設計や利活用のためのワークショップの開催等、早稲田大学に大いにサポートいただいています。

 

アンパンマンミュージアムの設計などで全国的に有名な建築家、古谷誠章先生(早稲田大学教授)をはじめ、大学関係者の皆さまのご協力により、現在もプロジェクトは進んでいます。

 

ワークショップの様子

 

 

宿毛市長からのメッセージ

 

宿毛市は、四国の西南南端、空港から車で3時間かかる「陸の孤島」ですが、孤島ならではの、素晴らしい景色、美味しいもの、人のあたたかさが、今もしっかり残る素晴らしい場所です。


しかし、毎年人口減少が進んでおり、年間約300人、人口が減り続けています。

 

私たちが大好きなこの場所を、未来の子どもたちへと繋いで行きたいという思いで、このプロジェクトに取り組んでいます。皆さんも寄附という形でプロジェクトにご参加いただき、私たちと一緒になって地域を守ってください。

宿毛市長 中平 富宏

 

どうかご支援のほど、よろしくお願いいたします。

 

リニューアル案について、喧々諤々。

 

 

■税制上の優遇措置について

 

本プロジェクトへの寄附は、ふるさと納税制度(ふるさと寄附金制度)及び企業版ふるさと納税制度(地方創生応援税制)の対象となります。

税務申告等のお手続きを行うことで、税制上の優遇措置を受けることができます。

 

その他、本プロジェクトに関する質問はこちらをご覧ください。


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