プロジェクト事業報告
「女性政治家」「女性起業家」などの女性リーダーを増やしたい!プロジェクトを応援いただき本当にありがとうございました。
2022年度、女性リーダー支援基金は第2回目となる公募を開催、99名のご応募をいただきました。昨年度は5名の受賞者でしたが、22年度は昨年に増してパワフルな将来のリーダーとなり得る女性たちからご応募をいただき、結果9名(現在は8名)の支援を決定しました。皆様よりいただいたご支援のおかげ様で、支援対象者を増やしつつも様々な非資金的サポートができましたことを、ご報告させていただきます。
①勉強会の開催
女性リーダーを目指す支援対象者、基金応募者、そして寄付者の皆様を対象とした「勉強会」を計8回開催しました。講師は基金に賛同をいただいているアンバサダーの皆様、各分野で活躍されているリーダーの皆様お招きし、様々なテーマから女性リーダーになるための学びをサポートしました。基本はオンライン講義でしたが、支援対象者の皆様は対面での受講、ピアラーニングの場を作ることが出来ました。
- 荻上チキ氏 (評論家、社会調査支援機構チキラボ所長)「社会課題解決につなげる調査×広報」
- 佐藤大吾氏 (NPO法人ドットジェイピー理事長)「NPOにおけるファンドレイジング入門」
- 古田大輔氏 (ジャーナリスト/メディアコラボ代表)「情報の見極め方講座」
- 渡辺由美子氏 (NPO法人キッズドア理事長)「キッズドアの軌跡と女性リーダーとしての戦い方」
- 浜田敬子氏 (ジャーナリスト/元AERA編集長/前Business Insider Japan統括編集長)「なぜ女性リーダーが増えなかったのか 〜ジェンダーの失われた30年を取り戻す~」
- 徳永洋子氏(ファンドレイジング・ラボ 代表)「ファンドレイジング入門 〜善意の資金の集め方〜」
- 秋山訓子氏(朝日新聞 編集委員)「女性と政治」
- 赤司展子氏(札幌新陽高等学校長、ウィーシュタインズ株式会社代表取締役、社会彫刻家)「人物多様性というスクールビジョン」
②交流ミーティングの開催
11月26日、交流ミーティングを開催。第1回目受賞者による活動報告、トークセッション、22年度授賞式等を執り行いました。同時にオンライン配信を実施、多くの方にご参加いただくことができました。当日の様子を公開しておりますのでぜひご覧ください!受賞者や基金設立者石川さんの女性活躍への想いと現状、次世代のリーダーたちをサポートする意味、心強い先輩方の応援の声・・・ぜひ耳を傾けてみてください!
③活動報告書の作成
基金の概要、選考のポイント、22年度選考結果報告と支援対象者の紹介、21年度受賞者の活動報告、基金の活動報告、基金設立者石川さんのメッセージを1冊の冊子にまとめました。下記よりダウンロードしご覧いただけます。
④メンター制度の実施
メンターは基金アンバサダーや外部有識者にお願いし、対話を通じて支援対象者の成長やビジョンの実現をサポートを行っています。※2022年度受賞者向けも実施予定です。
・受賞者の声
自身の団体に上司がいない環境で、いつも模索している状態。10年後20年後に継続できているのか?という不安に対して、客観的にリーダーである先輩方にいろいろ教えてもらえることは嬉しい。自分から申し出るきっかけもなく、声をかけるという発想もなかったので、このような機会はありがたい。
⑤広報活動
2022年度公募にあたり、記者会見と調査報告を実施しました。
・「女性政治家」「女性候補者」が増えることの社会的影響に関する調査報告
(調査委託先:社会調査支援機構 チキラボ)
-女性政治家や女性候補者が増えることそのものは、どのような社会的影響を
与えるのか。この問いに対して参考となる先行研究を探った。
・参院選の振り返り
(登壇者:審査委員長:上野千鶴子氏/審査委員:浜田敬子氏/
2021年度支援対象者:濵田真里、能條桃子/ 事務局:岸本幸子)
<最後に>
私たちは、人口が減少し、社会保障制度が変革を余儀なくされる今日、日本社会の未来を切り開くには、ジェンダー平等の実現が必要不可欠だと確信しています。ジェンダー平等は、日本社会のダイバーシティ&インクルージョンを実現する第一歩です。女性の社会的地位向上を目指して活動している女性たちを、これからも支援してまいります。今後ともご支援応援のほど、よろしくお願いいたします。