プロジェクト概要

絶滅寸前!一人の職人が一本の眼鏡を作る。

江戸時代から続く伝統技術を広く伝えたい。

 

はじめまして、眼鏡職人の仲西正義です。福岡市で90年以上続く仲西眼鏡店の代表をしています。私は眼鏡屋の息子として幼少の頃から眼鏡に触れ、職人の祖父から技術を学び、今では数々の有名人や著名人の眼鏡を手掛けさせてもらっています。

 

多くの国産眼鏡フレームは、福井県で作られているというのは有名ですが、そのほとんどの工程を別々の会社が受け持つ分業で、1本の眼鏡ができあがっているということはあまり知られていません。

 

私は眼鏡の手作り技術を学び、一人で一本の眼鏡を作っています。ですが眼鏡の手作り技術を学び続ける中で今、大きな問題にぶつかっています。

それは"一人で一本の眼鏡を作ることができる職人"が日本からいなくなり、絶滅寸前ということです。

 

 

皆さんは、江戸時代から続く伝統技術で外注に頼る事なく一人で眼鏡が作れる職人が、日本に何人いるのかをご存知でしょうか?

 

私を含め、たったの3名です。うち1名は完全引退、もう1名は間も無く引退。280もの工程を経て眼鏡を作ることができる職人は、実質私一人となり、技術を伝えることができる最後の職人になってしまいました。

 

伝統工芸に興味がある方にぜひその伝統技術を引き継いでもらいたい!

時間はかかっても、日本文化を一緒に守り、眼鏡業界を支え、一緒に作っていきたい!

 

そんな想いで一般社団法人日本独立眼鏡職人協会を立ち上げました。そして眼鏡作りの伝統技術を継承するため「職人教育プログラム」を開始していきます。

 

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「あとは任せた、よろしく頼む!」

師匠から受け継いだ伝統技術で全国の眼鏡店を元気に。

 

10年ほど前、私がメガネの手作りを教わっていた師匠本人から「引退する」という話を聞きました。理由はメガネの低価格化による圧倒的な注文数の減少と、体力的なものでした。

 

技術を知っているのは師匠と師匠の昔からの兄弟弟子だけ。海外で安価に作られた物が注目される中、日本の大切な技術がなくなるのは惜しい。「私が力になりたい!」その思いを師匠に伝えました。

 

すると師匠は、「本気で眼鏡作りをするなら、今まで自分で作って使ってきた道具や工具、生地も機械も金型も全部引き継いで持っていってほしい。」「あとは任せた、よろしく頼む!」と言ってくださいました。

 

師匠は14歳から78歳まで手作りで眼鏡を作ってきました。手作り一本で貫いてきた思いは、並大抵の努力ではなかっただろうと思います。

 

そんな厳しい環境を乗り越えて手にした価値ある伝統技術を引き継がせるってどんな思いなんだろう?「眼鏡の製造技術とノウハウを引き継ぐ」という言葉では簡単に聞こえるけれど、私の心には何かわらない重圧だけが残っていました。

 

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その後、私は受け継いだ伝統技術を駆使し、お店で作りたい本数だけ作れるようになっていました。その頃、全国の眼鏡専門店やセレクトショップが競合他社の低価格商品と差別化ができず、何をしたら良いか悩んでいるという話を耳にするようになりました。

 

その時、ふと師匠から引き継いだ時の頃を思い出しました。

「あとは任せた、よろしく頼む!」

 

自分のことだけを考えると、企業秘密として伝統技術を守り、責任を持って作り続ければ良い。でも日本規模で考えると、私一人が伝統技術をもっていたとしても、その価値を伝えるのは私一人だけでは無理がある。

 

師匠の「あとは任せた、よろしく頼む!」は、私に日本の技術を残し伝えてほしいという意味だったのではないか?

 

そう思い伝統技術を伝え、後世に残すためのプロジェクトを立ち上げました。

 

 

学びたい人とともに伝統技術を守り伝える。

職人教育プログラムをスタート。

 

今回のプロジェクトでは日本独立眼鏡職人協会として、これから眼鏡職人になる人やものづくりに関心のある人が、伝統技術を学ぶことができるオンラインの職人教育プログラムを立ち上げます。本格的開始は10月を予定しています。

 

江戸時代から伝わる眼鏡作りの伝統技術は280工程あり、そのほとんどが手作業です。そのため、習得まで1万時間かかるとも言われています。1日6時間、週休二日で学んでも6年と3ヶ月かかる計算です。

 

職人教育プログラムは大きく分けて4コースあります。受講者の作りたい本数に合わせてコースが選択でき、コース毎に教材が分かれています。テキストや画像、時には動画を用いて、眼鏡作りの動きやコツを伝えていきます。

 

職人教育プログラムのコース>

①1ヶ月で1〜5本作るコース

②1ヶ月で15本前後作れるコース

③1ヶ月で30〜40本作れるコース

④1ヶ月で100本作れるコース

 

日本独立眼鏡職人協会認定の職人として活動していくために、協会でも道具調達、機材購入のバックアップをしながら技術継承をしていきますので、無期限の参加が必須となっています。また、技術向上のためにステップ形式で上のコースを目指していただき、最終的に協会認定の独立眼鏡職人へと導いていきます。

 

 

 

皆様からのご支援の使い道について。

生産ロットを気にせずに眼鏡作りができる環境を。

 

皆様からご支援いただいた資金をもとに、これから職人としてスタートする人たちが必要な道具や工具の購入と、教育プログラムを管理していくためのWEBサイト製作を行います。


これから眼鏡作りを始める人のためにそろえる必要があるものは、作業台、ヤスリ、糸のこ、ちょうつがい、ネジ、びょう、鼻パットなどです。どれも小さいものばかりですが、職人にとって大きな弊害があります。それは生産ロットです。

眼鏡に必要な鼻パットは100ペアとまだ良いのですが、ちょうつがいは3mm、3.5mm、4mm、4.5mmと、0.5mm違いでサイズがあり、その上各サイズ毎に1000ペアや2000ペアのロットをクリアしなければそろえることができないのです。ちょうつがいを固定する"びょう"に至っては、なんと1ロット5000本。

受講者の負担と弊害をなくすため、これらの道具や工具を協会が一括購入し小分けにして、パーツを提供したいと思っています。

 

ホームページでは、どこまで作れる職人か評価基準を設けて技術レベル分けをし、

地域のお客様からの問い合わせに応じた職人へつなぎ、対応するという流れを作り、協会と受講者一丸となって対応していきます。

全国から技術を覚えようと集まった方に、少しでも弊害をなくし、必要な分だけのパーツ提供と、覚えやすい環境を整え再び、日本のものづくりを守り支えたいのです。

 

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ものづくりの国・日本を支える。

こだわりの眼鏡が作れる職人を全国に増やしていきたい。


私たちがよく見るメガネ販売店では通常1年〜2年の間で廃盤になり、そのモデルは生産から外されます。俗に言う、廃盤というものです。

折れてしまったり、割れてしまったりと思わぬアクシデントでパーツを取り寄せないといけないケースが多々あるのですが、モデルの廃盤から年月が経つと、パーツすら取り寄せが困難になり、修理ができなくなることがあります。

このプロジェクトを通して少しでも多くの職人が育てば、折れてしまってもパーツだけを作ることができます。また眼鏡が作れる職人は、修理して直すこともできます。


ファッション優先で低価格化が進んでいますが『良い物を長く使う』という日本の良い文化・カルチャーを大切にすることにもつながります。


伝統工芸、職人の技術、ものづくりと文化。このプロジェクトで再び日本の心を伝承していきたいのです。皆様のご支援・応援をよろしくお願いいたします。

 

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