障がい者ドローン教室 プロジェクト完了報告
この度は【障がい児の「やりたい!」「できる!」をドローン教室で実現!】をご支援頂きありがとうございました。あまり前例のない試みで実際に目標金額を達成出来るか不安でしたが、皆様のご支援・ご協力のお陰で目標を達成する事が出来ました。また、個人で事業を進めるのではなく、皆様の顔を思いながら準備をさせて頂きました。一人ではもしかしたら投げ出していたかもしれないこのチャレンジ。今後もどんな試練がやってきても皆様の思いを胸に乗り越えて行ける・・・そんな気がしております。
今回のご支援、本当にありがとうございました。今後とも変わらぬご支援・ご声援を宜しくお願い致します。
【1.プロジェクト結果報告】
今回のプロジェクトの結果報告をさせて頂きます。
①ホームぺージの作成
協会としての『ホームぺージ』並びに『イベント専用ページ』を作成させて頂きました。この事により外部からの窓口を作れ、あわせてイベント開催時の取り纏めや管理をすることが出来る様に成りました。(※報告書最後尾にURLがあります。)
②第一回目となるスクールを開催。
去る8月29日㈯に第一回目スクールとして青少年・障がい児者ドローン協会主催のドローン操縦体験会を開催いたしました。コロナ禍で福井県でも感染者数が二桁に登り、開催すべきなのかプロジェクト期日を変更すべきかギリギリまで悩みましたが、一日の感染者数が落ち着いて来たため、マスク着用・手指の消毒・換気の徹底しつつ開催する事に決定いたしました。
広報に前書のホームぺージとイベント用ページを使用し、SNS等で参加を募ったところ、k直前の開催発表にも関わらず午前1組午後1組の計2組6名のお申込を頂き、開催させて頂きました。
個人情報もございますので、障がいの内容や悩まれている環境についてご報告できません事をご理解いただければと思います。ですが、この2組の参加者の皆さんに言える事は、現在の状況に負けず前を向いて居られたということです。最初こそ操縦方法を理解して頂くのに時間がかかりました。しかし、時間が経つにつれ感覚で操作方法を覚えて行かれました。1時間の終わり頃には一番手前のフープをクリアし難しい上段や連続フープに自らチャレンジし、失敗に臆することなく挑戦し続け最終的にクリアしてしまいました。その現場で誰より熱くなってしまっていたのは私かもしれません。
今回使用している室内用のマイクロドローンは実は業務使うで物より操作が難しい機体です。業務用の物はGPSが内蔵されており位置固定でのホバリングが可能です。しかし、無資格で飛ばす事の出来る機体の多くにはGPSがついておらず定位置でのホバリングが不可能と成っております。つまり、室内用の機体をある程度自由に飛ばす事が出来るという事は業務用機体にも対応出来るという実証にも成るのです。そんな機体で果敢にチャレンジし成功させる姿は非常にうれしい光景でした。
この8月29日の体験会の模様は福井新聞社にも取り上げて頂きました。操縦体験した子の感想が載っております。
本格的スクールを前に多くの方にチャレンジして頂くために『ドローン操縦体験会』を引き続き開催させて頂き、その楽しさと『出来る』という事。その先にある可能性に気付いて頂けたらと思います。
次回ドローン操縦体験会の開催日も令和2年9月20日㈰で決定しており、すでに2組のお申し込みを頂いております。『継続は力』を次なる合言葉に月1回を目標にイベント開催を続けて行きたいと思います。今後は実際の操縦体験の他に寝たきりの子や操縦出来ない子対象のドローンを使ったVR体験も行おうと思います。
【2.収支報告】
皆様から頂いた資金は以下の内容に使用させて頂きました。
各種ドローン購入費用・・・351,475円(水中用、体験会用、GPS対応トイドローン等)
ホームページ作成費用・・・ 77,000円(ソフト購入、ページ制作、デザイン等)
体験会備品購入費・・・・・ 39,525円
その他諸手数料・・・・・・132,000円
合計600,000円
【3.リターンの発送状況についてお知らせ】
リターンの発送について、お持たせして申し訳ございません。このコロナ禍でどの様にすればプロジェクトを完了出来るのか、プロジェクト期日を変更すべきなのかを非常に悩みました。出来ればプロジェクト完了後にその結果報告と共に発送させて頂きたいとの思いから遅れておりました。リターン発送を9月7日月曜日より順次行ってまいります。
・『折り紙ストラップ』『若狭塗箸』については商品の準備が完了しております。
・『ドローン教室にご招待します』につきましては遠方の方のお申込みも多く、新型コロナ拡大防止の観点から、ご相談させて頂きながら《ご来場頂く》か《出張出前教室》を開催させて頂ければと考えております。
・『ユニホーム腕部に御社名(ロゴ)プリント』につきまして、ご連絡させて頂きユニホーム作成に入らせて頂きます。今後も毎月一回ある体験会やスクールで使用させて頂きます。
・『お礼のメール』につきましても順次発送させて頂きます。
このコロナ禍で予定通り進んでおらず申し訳ございません。9月中での発送完了を思っております。今しばらくお待ち頂きたく、よろしくお願いします。
【4.今後について】
プロジェクトの報告でも申しましたが『継続は力』と思っております。実際に第2回目の操縦体験会へ既にお申込みを頂いており、障がい児者の親御様とのコミュニティも出来つつあります。この輪がどんどん広がる様に皆様にご支援して頂いた機材を使い、一歩一歩着実に進んで参りたいと思います。
私の夢は『障がい者の地位向上』です。ハンディキャップが有るだけで『出来ない』レッテルを貼られない世の中にしたいと考えております。その第一歩が今回のドローンスクールです。健常者からの目だけではなく、ハンディキャップが有ったってなんでもチャレンジして良いんだという事に本人たちにも気づいて欲しいと願っております。
今回のプロジェクトの先にある物・・・それは障がい者就労のシステムの構築です。彼らは技術の習得に時間が掛かります。しかし、治具やルールに慣れる事により自分の物に出来る子も多いのです。今後少子化が進み、頼みの綱だった海外実習生も新型コロナの拡大により先行きが不透明です。そこで小さい頃から遊びを通して技術を習得し、遊びのルールを利用した作業のシステム化が出来ないかと考えます。今いる障がい者に健常者のシステムを押し付けるのでは無く、彼等に合ったシステムを作ってあげれば彼らの活躍する場所が増えて障がい者就労に繋がり、日本の労働力不足の解消にも繋がると思うのです。本プロジェクトはその先駆けともいうべきプロジェクトです。今後は技術を磨いた彼らに合った指示方法や操作方法を使用した空撮や農薬散布などの『仕事』にチャレンジしていきたいと考えています。
その時が来ましたら、またクラウドファンディングを立ち上げさせて頂きたいと考えております。その日まで私も負けずに頑張りたいと思いますので、ご支援・ご協力の程よろしくお願いします。
最後となりますが、操縦体験会に参加された皆さんの笑顔がすごく良くて忘れられません。この笑顔は皆様のご支援が無ければ見ることが出来ませんでした。お時間と状況が許されれば是非お越しください。この度は本当にご支援ありがとうございました。
青少年・障がい児者ドローン協会ホームページ
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