シリア難民を支援する環を広げたい!難民の声を映像で発信

シリア難民を支援する環を広げたい!難民の声を映像で発信

支援総額

1,040,000

目標金額 800,000円

支援者
64人
募集終了日
2014年9月19日

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プロジェクト本文

シリア内戦により家族を失い、家も街も破壊された難民支援のために、

懸命に活動している人々の姿を映像にし、支援の環を広げたい!

 

みなさん、こんにちは!佐藤友紀です。私は、シリア内戦を受けて2012年からシリア難民を支援しています。彼らは家族を失い、家も街も破壊され、帰る場所を失いました。この問題を解決するために、自ら活動している人々がいます。例えば、内戦で教育機会を奪われた子ども達に対して教育機会を提供している若者や、都市部に住むシリア難民の生活支援のため精力的に家庭訪問を行っているヨルダン人・・・。しかし、こういった情報は私たちのところまで届いてきません。そのため、こ私はシリア難民への支援の環を広げるため、彼らを支援している人たちの声を映像化し発信するプロジェクトを立ち上げました。

 

約9ヶ月間かけてシリアで取材を行い、約60分の映像を制作します。しかし、撮影機材のレンタル代や、アラビア語から日本語への翻訳費用が不足しています。皆様のお力をお借りできないでしょうか。

 

(難民キャンプにて調査を行う)

 

私たちが愛したシリア


私は2004年から2年間、シリアの日本大使館で在外公館派遣員として仕事をしていました。シリアについては日本ではあまり知られていない部分が多いですが、治安も良く、人々は素朴で暖かく、深い歴史があります。そんなアラブ文化に私はすっかり魅了されシリアが大好きになって日本に帰ってきました。

 

4年前までの当時のシリアは、治安も良く、見知らぬ外国人である私を家に招き入れてお茶を出してくれるような、平和な国でした。しかし今では、例えば家から学校に通うにも、危険が伴います。最近支援を行っているホムス(シリア中部の激戦地となった町)の協力者の若者は、直近で何度もスナイパー(狙撃手)に狙われていて、遂に先日銃弾が腕をかすってしまったということでした。今はシリア国内に入ることはできませんが、どんな話を聞いても、シリアは本当に殺伐とした国になってしまったことを実感させられます。

 

(10年ほど前のシリアの平和な時代)

 

 

シリア難民の現状や難民化させていいる背景の問題

 

2011年に内戦がはじまり、現在250万人以上のシリア人が難民として周辺国で生活をしています。世界最大の難民受入国だったシリアが、今は最大の難民輩出国になってしまったのです。難民となった彼らの生活は私たちの想像を超える厳しいものです。例えば、ヨルダン国内の最大の難民キャンプである「ザアタリキャンプ」では砂漠の上に突然作られた難民キャンプで、テントやプレハブが立ち並び、急激な人口流入から来る、不衛生で劣悪な環境の中での生活を強いられます。運よくここを出て都市部で生活することができたとしても、就業の機会はなく、シリアに比べてはるかに高い家賃や生活費を毎月どのように工面するかに悩まされます。また、援助や支援に頼る主体性のない暮らしを送るため、彼らの生活には独特の閉塞感や圧迫感が感じられます。

 

(ヨルダン国内のシリア難民キャンプ)

 

私は、2012年の冬にシリア難民支援をしているNGO法人のヨルダン事務所でシリア難民へのボランティアを始めました。この時に難民キャンプや、ここから逃れて生活をするシリア人の多くに接する機会を持ち、彼らの苦悩を目の当たりにしました。多くの人の人生が狂っていく様子に「なんとかしなきゃ」と奮い立ち、これをきっかけに日本とヨルダンを往復しながら、シリア人難民に対する支援活動をはじめました。

 

(アンマン市内のシリア人家庭。この狭いスペースに、10人が住んでいた)

 

 

すばらしい活動をしていても誰にも知ってもらえない現状


2014年の春、私と同じく「なんとかしなきゃ」と思っている人たちがヨルダンに集まり、自分たちの活動の情報交換と、協力体制を作るために意見交換をしました。参加したのは、シリア難民支援をしている日本人、シリア人、パレスチナ人、ヨルダン人、イラク人です。彼らは、それぞれ自分たちなりにできることを考え、難民支援をしていました。

 

たとえば、内戦のトラウマを抱えた子どもたちが安心して話せる場を提供するラハフ(シリア人)、未来を担うリーダーシップを育てる教育プログラムを実施するマラーカ(パレスチナ人)、シリア女性のために手芸品制作の場を提供するバディーア(シリア人)、都市難民となったシリア難民の家庭を訪問し物資の支援をするアブダッラー(イラク人)などです。みんなが自分たちにできることを考え、支援活動をしていました。私は彼らの活動を通して、シリア難民の現状をより深く知ることができ、映像を通して彼らの活動をサポートしたいと思いプロジェクトを開始しました。

 

(ミーティング時の様子)

 

伝えたいことはたくさんある

 

(アブダッラー)

 

イラク人のアブダッラーは、内戦前まで、シリアでイラク難民として生活していました。シリア内戦のためシリアを去りましたが、自分を家族のように受け入れてくれたシリア人のために何かしたいと、都市難民となったシリア人家庭を訪問し、各方面から調達した物資や家賃補助などの支援をしています。物資の支援だけではなく、私が訪れた際には、コミュニティで理不尽な扱いを受けているシリア人に代わって、家賃交渉や近隣住民とのトラブル解決に向けて奔走していました。

 

アブダッラーは、同じ難民でもシリア難民とイラク難民では対応が違うこと、温和でおだやかなシリア人が大都会アンマンで生活する上での苦労を話してくれました。これは、私たちには見えなかったシリア難民の現状です。「誰がシリア難民について語るのか」。現地で難民とともに生きている彼らだからこそ、伝えられる現実があるのだと思いました。

 

 

映像制作は、現地の若い人たちの能力向上になる!

 

シリア難民支援をしている彼らの活動を映像化するアイデアは、彼らにとっても強く共感を得ることができました。これまで、世界に向けて情報発信を経験したことがない彼らは、自分たちの考えや活動をどう世界にむけて発信すれば良いか分からなかったのです。また、映像を通して、仲間をつくるための方法を学ぶきっかけとなり、最終的には彼ら自身の国造りへの力にもなっていくはずです。

 

【映像制作スケジュール】

取材場所:ヨルダン、アンマン

制作期間:

2014年5月~12月:断続的に撮影、(同時進行で)翻訳、編集作業等

2015年3月まで:編集、完成

完成後の発信方法:報道局や各種国際支援組織の映画祭や映像コンクール等に応募し、映像によるシリア難民への注目度を高めるために活用したいと考えています。

 

 

このプロジェクトには、多様な背景を持った人と連携して実施し、日本人10名とシリア難民支援をしているアラブ人10名がペアになって、どのように伝えるかを考え、映像を制作します。

 

ヨルダンと日本間でインターネットを通して協働で映像できるように技術的な支援してくれる大学教員(岸 磨貴子さん、今野 貴之さん)、映像制作の指導経験があるNPO法人やJICAスタッフ(藤井 沙織さん、吉田 千穂さん、古川 浩一さん)、映像のクオリティ管理をしてくれる映画プロデューサー(三宅 はるえさん)、国際協力や中東問題に取り組んでいる学生(東京外大の中山実佐子さん、東京大学の田中雅人さん、茂木文華さん、明治大学の山口将邦さん)、ヨルダンで難民支援者間のネットワークをマネージメントしてくれるシリア支援団体サダーカ(田村 雅文さん、南雲 千波さん)などです。れは、お互いの国が自国について振り返り、社会について考える考えるきっかけと経験になるでしょう。

 

 

映像制作を通して仲間を見つけながら活動を発展させていく

 

彼らの活動を映像化することで、視聴する私たちは、彼らをどのように支援することができるかを、彼らと一緒に考えることができます。たとえば、未来を担うリーダーシップを育てる教育プログラムを実施するマラーカ(パレスチナ人)に、日本ではどういった教育実践があるか教えてあげることができます。衣服などの物資の支援をしているアブダッラーに、手持ちの衣服を提供することができます。彼らの活動を見える形にすることで、私たちは映像を通して彼らの活動を支援することができるのです。この映像制作を通して彼ら自身が映像制作を学ぶことで、今後自分たちで活動を発信していくこともできます。

 

(シリア支援の輪。2014年春)

 

 

【引換券について】

(※暫定版DVD以外は2014年10月末までの発送、暫定版DVDについては2015年3月末までの発送を予定しております。)

 

■シリア伝統刺繍を通じた女性支援活動

「イブラワハイト」のポストカード

http://www.faceboo.com/Ibrawahaito

このポストカードに実行者からの御礼メッセージを記載して送付致します。

全5種類。柄はこちらで選択させていただきます。

 

 

(刺繍を縫う女性達)(本人達の希望により、目の部分を隠しています)

 

■シリア難民ドキュメンタリーDVD(暫定版)

(※制作時間を考慮し、発送スケジュールは2015年3月末までを予定しております。)

 

■映像(暫定版・最終版)のエンドロールにお名前を掲載致します(ご希望者のみ)

 

■アレッポ石鹸

シリアで有名な自然派石鹸です。

 

■トートバッグ:シリア伝統刺繍を通じた女性支援活動

 「イブラワハイト」の特製トートバック

http://www.faceboo.com/Ibrawahaito

色、モチーフはこちらで選択させてお贈りさせて頂きます。

 

 

■30,000円を寄付頂いた方の応援映像を、

 DVD(暫定版・最終版)に収録させて頂きます。

 

■上映会及び関係者とのディナー会へご招待

シリア難民ドキュメンタリーDVD(暫定版)の上映会と関係者との食事会に招待。 
 

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プロフィール

2004年から2年間シリアの大使館で勤務。2011年にはじまったシリア内戦を見て、いてもたってもいられず、仲間たちと支援活動を開始。

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リターン

3,000


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①シリア伝統刺繍を通じた女性支援活動「イブラワハイト」のポストカード
 御礼メッセージを記載し送付いたします。全5種類。柄はお任せ下さい。

支援者
10人
在庫数
制限なし

10,000


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上記①に加え

②シリア難民ドキュメンタリーDVD(暫定版)を送付
③映像のエンドロールに名前が入る権利
(※制作時間を考慮し、暫定版DVDについては2015年3月末までの発送を予定しております。)

支援者
43人
在庫数
制限なし

30,000


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上記①+②+③に加え

④30,000円を寄付してくれた方の応援映像をDVD(暫定版・最終版)に収録する権利
⑤アレッポ石鹸:シリアで有名な自然派石鹸
⑥トートバッグ:シリア伝統刺繍を通じた女性支援活動「イブラワハイト」の特製トートバック。色、モチーフはお任せ下さい。

支援者
7人
在庫数
制限なし

50,000


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上記①+②+③+④+⑤+⑥に加え

⑦上映会及び関係者とのディナー会:シリア難民ドキュメンタリーDVD(暫定版)の上映会と関係者との食事会にご招待いたします。

支援者
5人
在庫数
制限なし

プロフィール

2004年から2年間シリアの大使館で勤務。2011年にはじまったシリア内戦を見て、いてもたってもいられず、仲間たちと支援活動を開始。

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