【IVYシリア北西部地震】ご寄付をありがとうございました!
この度は弊団体のシリア北西部地震支援プロジェクトにご支援を頂き誠にありがとうございました。
おかげさまで地震発災の2月頭から今まで、活動を続けることができております。
まず、現地に届けることができた支援内容につきましてご報告をさせていただきます。
活動1:避難所の開設
地震で家を失った人々に対し、避難所を開設しました。
地震直後、家が倒壊するなどして多くの人が路上で避難生活を送っていました。
そのため、私たちは特に「小さいお子さんがいる、家族が4人以上いる、身寄りがない、家が壊れ路上で生活している」家庭を優先して選定し、避難所に入居していただくことにしました。
当初は20家庭が入居していましたが、その後も路上で生活している方が多くいらっしゃったため、受け入れ家庭を増やすことに決め、最終的には40家庭、192人を受け入れることができました。
活動2:食料配布
2月13日より、避難所に暮らす方々へ食料配布を開始しました。
食糧の内容は、米、パスタ、ひよこ豆、レンズ豆、油、砂糖、塩など、シリアの人々が普段からよく食べているものを選びました。
特にカロリーを摂取するために必要な食料を優先し、約1週間分として配布しました。
また、少しでも多くの人に支援を届けるため、避難所に入ることができなかった家庭に対しても食料配布を行いました。
活動3:調理器具の配布
配布した食料を料理できるよう、鍋、皿、スプーンなどの調理器具・食器なども配布しました。
協働で使う台所には火力が強いガス台があるので、家庭分のご飯を料理することができるようになり、子どもたちにようやく温かい食事を届けることができました。
活動4:暖房器具、燃料の配布
シリアでは、地震発災の2月当時は朝晩の気温が氷点下に達することもありました。そのため、各家庭に毛布と灯油ストーブ、灯油を配布しました。避難所に入るまでの数日間、ずっと屋外で寒い思いをしていた子どもたちも、暖かい部屋の中で過ごすことができ、安心した表情を見せてくれました。
活動5:トイレ、貯水タンクの設置
トイレ、水のタンクはこれまで支援していた避難所だけでなく、全部で14のキャンプにそれぞれ20基ずつ設置いたしました。雨などで工事が難航するときもありましたが、無事予定通り設置が終わり、水タンクも併せて設置したことにより、782家族、2669人が水洗トイレを使用することができるようになりました。
寒さから守ってくれる避難所、あたたかな食事、清潔なトイレ。
それらはすべて人が安心して生きていくために必要不可欠なものです。
そしてその必要不可欠なものをシリアの人々に届けることができたのは、ひとえに皆さまの支援のおかげです。
Ready forでは合計で66万円の支援を頂き、それはすべて上記の活動に使わせていただきました。
今後もIVYはシリアの人々への支援を続けていきます。
ホームページやFacebook、Twitterでも支援の様子を投稿いたしますのでご覧いただけますと幸いです。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。