大刀洗飛行場の足跡を残す、掩体壕を未来へ！筑前町立大刀洗平和記念館

あたたかいご支援・メッセージ、誠にありがとうございました

10月3日に始まった本クラウドファンディングは、11月30日23時に終了しました。最終日までに、379名（代理支援を含む）の方々からあたたかいご支援をいただき、寄附総額は699万円となりました。

ご支援いただいた方々、また情報の拡散等ご協力いただいた方々のおかげで目標を上回る寄附総額でプロジェクトを達成させることが出来ました。本当にありがとうございました。

いただいたご寄附は、「掩体壕」を貴重な戦争遺跡として保存し、平和学習、歴史学習のためのフィールドワークや戦跡見学の拠点として活用するための費用に充てさせていただきます。

「掩体壕」の一般公開は令和7年度を予定しておりますので、皆様のご見学については今しばらくお時間を頂戴いたします。今後は活動報告を通じて経過をご報告させていただきたいと存じます。

皆様からいただいたたくさんのあたたかいメッセージはわたしたちの励みとなりました。スタッフ一同感謝の気持ちでいっぱいです。あらためまして感謝を申し上げます。

今後とも大刀洗平和記念館をどうぞよろしくお願いいたします。

筑前町立大刀洗平和記念館

館長　尾籠　浩一郎

本プロジェクトはふるさと納税型クラウドファンディングです

2022年6月から8月にはクラウドファンディング『幻の戦闘機「震電」実物大模型展示へ！〜大刀洗平和記念館〜』を実施し、海軍局地戦闘機「震電（実物大模型）」の実物展示に向けたご寄附を募らせていただきました。600人もの方々から1,271万円にもなる多大なご寄附をいただき、改めてこの場を借りて心からの感謝を申し上げます。

2022年7月6日から大刀洗平和記念館で常設展示している実物大模型「震電」。皆様からの温かいご寄附によって夢が実現して、早1年が過ぎました。今も多くの方が震電を目的にご来館され、写真を撮られる姿が見られます。

11月3日（金・祝）から企画展がスタートしました。皆様のご来館をスタッフ一同心よりお待ちしております。

プロジェクトの概要

●目標金額：500万円

●いただいたご寄附の使い道：掩体壕を貴重な戦争遺跡として保存し、平和学習、歴史学習のためのフィールドワークや戦跡見学の拠点として活用するための費用

戦跡保存のスケジュール

令和5年10月～11月：クラウドファンディングの実施
令和6年度：戦跡保存工事
令和7年度：戦跡一般公開

※災害等やむを得ない事情でスケジュールが遅れる場合がございます。その場合でもご寄附金の返金はいたしかねますこと、予めご了承ください。

大刀洗平和記念館は平成21年に開館して以来、陸軍大刀洗飛行場に関わる多くの遺品を収集、保存、展示してきました。それは戦争の悲惨さや平和の尊さを多くの人々に伝えるためで、活動の充実ぶりは良く知られています。

このたび記念館では、戦時中に造られた掩体壕の保存と展示をするために、クラウドファンディングを行って多くの方々に協力を求めることになりました。
 

掩体壕とは軍用機を敵の攻撃から守るための施設です。今回保存の対象とされているのは、大刀洗飛行場周辺に数多く造られた中でたったひとつだけ今に残り、戦争の現実を証言し続けてくれているものです。これを多くの人に見ていただくため、そして遺跡として後世に残すために、皆様のご協力をお願いいたします。

「掩体壕」と聞いて皆さんはすぐにそれが何か分かるでしょうか。

おそらく「壕」と言われてすぐに思い浮かぶのが「防空壕」。これは人が空襲などの攻撃から身を守るために作られるものですが、それに対し「掩体壕」は軍用機などを守るためのもので、大刀洗に関する当時の書を読んでみると、この掩体壕が残る大刀洗飛行場跡には陸軍の隼や疾風、飛燕、五式戦闘機といった著名な飛行機が駐留していたという記録が残っており、この掩体壕に入る姿を想像します。この掩体壕がなければ空襲を受けた際、陸上に残る軍用機が標的となることから、守るだけではなく掩体壕自体をカモフラージュして軍用機を隠すという目的もあったとされるとても重要な施設だそうです。 この掩体壕について色々と調べてみると現在も全国各地にあることが分かります。

昨今では地元の方々の理解や行政の支援のもと、史跡として保存されているものも増えてきましたが、終戦から高度経済成長期を経て宅地開発などの影響、老朽化の問題などから保存や維持が困難となり、少しずつその数を減らしてきている事実もあります。これは多くの戦争遺跡に通ずる問題です。この「大刀洗飛行場掩体壕」も戦後しばらくは農家の方の倉庫として使われていましたが、行政が買取り「いつか整備し、貴重な戦争遺跡として後世に残したい」という想いの中、今日までその姿を保ってきたと伺いました。

私にとって大刀洗という土地は2021年に海中の戦争遺産を展示した写真展「群青の追憶」を開催させていただいた縁ある場所ですが、さらに遡ると私の祖父が大刀洗陸軍航空廠（厳密にはその分廠である新田原や菊池だったのですが。）に所属していたという自分のルーツにも関わる場所です。その大刀洗の皆さんが、未来に向けて平和を語り継ぐ、歴史と共に歩むその想いを私は大切にしたいと考えます。 この一つでも多くの戦争遺跡を史跡として後世に残し伝えていけるように。 ぜひ、多くの皆様のご寄附、ご賛同をよろしくお願いいたします。

「落語で伝えたい想い」という命の落語シリーズをライフワークとして取り組み、2018年に大刀洗平和記念館でも公演させていただきました。シリーズ四作目『ニライカナイで逢いましょう〜ひめゆり学徒隊秘抄録〜』という沖縄戦と特攻に纏わる噺を、唯一の現存機である零式艦上戦闘機三二型の前で語らせていただいたことは、私の芸能生活三十年の中でも忘れじの高座となっています。 

さて、戦後78年が経過し、戦争体験者は人口の0.5%を切るという現実に私たちは直面しています。戦争を風化させてはなりません。私たちは文化芸能で戦争を語る。有志たちは戦跡等の遺跡を守る。これは現代を生きる私たちが、未来を生きる子どもたちに「命の尊さ」を伝える上で欠かすことが出来ない営みです。

大刀洗平和記念館さんが立ち上げる、「掩体壕を守る」ためのふるさと納税型クラウドファンディング。心より賛同し、参加させていただきます。戦争で亡くなった方々が、生きたかった一日を私たちは生きている。戦争を知ることは「生きる」ことを知ることだと私は信じています。

「大刀洗飛行場の足跡を残す、掩体壕を未来へ！プロジェクト」　応援しています！

大刀洗平和記念館さまとは“未来への継承”を目的に、協働企画展の開催や売店間の交流、また広報面での連携などでご一緒させて頂いており、私共、茨城の地で戦跡の保存と活用に取り組む団体にとって、模範とするべき先輩であり、多々ご指導をいただいております。

この度の掩体壕の保存と整備に取り組むプロジェクトも、大変意義のある素晴らしい取り組みだと感じます。地域の歴史や文化は、意図して取り組まなければ消失してしまう懸念があり、私達ひとりひとりが自らの手で守っていくものだと認識します。

福岡に残る貴重な戦争史跡の保存に取り組むプロジェクト、多くの皆様のご寄附を賜れることを願います。

錦町立人吉海軍航空基地資料館では、現存する地下魚雷調整場跡、地下兵舎壕などの施設をご案内することで、当時の空気感を肌で感じていただくガイドツアーを行っております。

現在、戦争を知らない世代にとっては、戦争は過去のものとして薄れてゆきつつあります。そのような中、戦争遺産をつないでいくことは、過去の記憶を語り継ぐという大きな意味を持ちます。

今回の高上地区掩体壕の保存活用プロジェクトは、現存する地域でしか行えないことであり、実行されることに敬意を表します。大刀洗平和記念館内で歴史を知り、整備された掩体壕を訪れた方は平和を希求する想いが深まることでしょう。

同じく、平和を未来へつなぐ資料館として、本プロジェクトを応援させていただきます。

＜ふるさと納税ワンストップ特例制度適用条件＞

1. 確定申告が不要な給与所得者等であること。
2. ふるさと納税の寄附先が5自治体以内であること。

＜提出期限＞

この制度を受ける場合は、ふるさと納税を行う際に特例の適用に関する申請書を提出する必要があります。寄附をした年の翌年2024年1月10日（必着）で、書類の不備がないようにお願いします。詳細は筑前町のワンストップ制度のサイトをご覧ください。

提出先
〒838-0298　福岡県朝倉郡筑前町篠隈373番地　筑前町役場企画課 

酒類販売管理者標識

・販売場の名称及び所在地：株式会社　天盃　福岡県朝倉郡筑前町森山978
・酒類販売管理者の氏名：多田　匠
・酒類販売管理研修受講年月日：令和3年10月19日
・次回研修の受講期限：令和6年10月18日
・研修実施団体名：甘木小売酒販組