若手オーケストラが挑むオール・ブルックナーコンサートを成功させたい

 

 

タクティカートオーケストラとは

 

“新時代のオーケストラ”　クラシック業界に新しい風を！

 

タクティカートオーケストラは、国内外で活躍する若手実力派の音楽家たちによる、"新進気鋭のオーケストラ"として、2020年10月に結成されました。

メンバーは、誰もがオーケストラ奏者としてはもちろん、ソリストにもなり得るスター性を持ち合わせた演奏家たち。

そんなメンバーでこれまでお届けしてきた演奏は、本格的なクラシックコンサートから、ポップスなどのジャンルまで多岐にわたります。

 

ヴァイオリニスト・服部百音を迎えてヴァイオリンのコンサート・ピースをオーケストラバックで演奏する公演や、

バンドネオン奏者・三浦一馬らとともにピアソラの作品をフルオーケストラで演奏する公演。

また世界初演作品の演奏や、メンバーによる室内楽やソロリサイタルのシリーズなど、

これまでにない新しい企画にも積極的に挑戦しています。

 

この他にも、みなとみらいピアノフェスティバルや東京・春音楽祭などのイベント出演、オーケストラ鑑賞教室など様々な活動を行っています。

 

また、2023年5月には日本コロムビアよりCD「ラフマニノフ：交響的舞曲」をリリース。

坂入健司郎との初共演であった同作品は、レコード芸術の最終巻にて特選盤に選出されました。

 

 

 

若手オーケストラの次なる挑戦

ブルックナー未完の大作

 

ブルックナーの未完のシンフォニーに、新たなフィナーレを。

 

来年は、そのブルックナーの生誕200周年となる記念の年。

 

そのアニヴァーサリー・イヤーを控えた今年の10月11日、奇しくもブルックナーの命日にあたる日に、彼の最後にして未完の大作「交響曲第9番」の補筆完成版世界初演の指揮することになりました。

終楽章の補筆は、若くして国際ブルックナー協会会員となり、日本におけるブルックナー研究の気鋭ともいえる石原 勇太郎さんにお願いしました。ブルックナーが描いた超大作のフィナーレが初めて鳴り響きます！

演奏会前半にはブルックナーが終生大切に作曲し続けた宗教曲の傑作を合唱でお楽しみいただきます。

 

合唱を指揮していただくのは、慶應義塾大学を卒業後、東京藝術大学音楽学部指揮科に入学するやいなや、今年ブルックナーを指揮して第8回若い指揮者のための合唱指揮コンクールにて第3位入賞された新進気鋭の指揮者、伊藤 心さん。

彼女が率いるCoro Oraciónが合唱を務めます。

 

 

 

 

記念すべき公演を飾る豪華な出演者の方々

 

坂入健司郎・指揮者

まさに新星登場を予感させる逸材。2021年8月の名古屋フィルとの熱演は記憶に新しいが、2022年には日フィル、仙台フィル、読響、新日本フィル、名古屋フィル、大阪響、九響などに客演。以降にも愛知室内、神奈川フィル、京響などに客演予定。生誕200年にあたる2024年に向け、ブルックナーの全交響曲演奏会開催を宣言している。慶應義塾大学卒業。井上道義、小林研一郎、三河正典、山本七雄各氏に師事。2008年に東京ユヴェントス・フィルを結成、J.デームス氏、G.プーレ氏、舘野泉氏など世界的なソリストとの共演や数多くの初演を手がける。2015年、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンへ出演、MOSTLY CLASSIC誌「注目の気鋭指揮者」に推挙される。2016年より川崎室内管を主宰。2020年、日本コロムビアより「月に憑かれたピエロ」をリリース。

 

 

伊藤心・指揮者(合唱)

1998年生まれ。幼少期よりピアノやバレエを通してクラシック音楽に親しみ、せたがやジュニアオーケストラでフルートを、田園調布雙葉学園聖歌隊で合唱を始める。慶應義塾大学理工学部卒業後、同大学大学院を中退し、現在は東京藝術大学音楽学部指揮科に在学中。指揮を下野竜也氏、宮松重紀氏、横山奏氏の各氏に師事。武蔵野音楽大学附属高等学校非常勤講師。音楽を幅広く勉強しているが、とりわけ合唱に対する造詣が深い。その原点は、聖歌隊での活動を通して歌と祈りの一体性、歌で祈りを分かち合うことの喜びを学んだことにあり、2021年に慶應義塾大学混声合唱団楽友会在団時からの恩師である横山琢哉氏と共にCoro Oración（スペイン語で'合唱団 祈り'の意）を設立。田中信昭合唱指揮マスタークラス2019受講生。JCDAコーラスアカデミープレ開講講座〈指揮法〉受講生。第11回JCAユースクワイアメンバー。第７回若い指揮者のための合唱指揮コンクールにおいて初見課題賞、ルネサンス課題賞、エルヴィン・オルトナー賞を受賞。第８回大会ではファイナルステージにてBrucknerのOs Justiを演奏し、第三位入賞。

 

 

石原 勇太郎・音楽学/作曲　

千葉県八千代市出身。12歳からコントラバスを始め、東京音楽大学器楽専攻を卒業。卒業後音楽学に転向し、2016年、同大大学院修士課程音楽学研究領域修了。専門は19世紀のドイツ・オーストリアの音楽、特にA.ブルックナー作品の分析研究。修士課程では「A.ブルックナーの交響曲第9番の全体構造――第4楽章の存在と、その知られざる機能」と題した、交響曲第9番を4つの楽章で構成される交響曲として分析する研究を行い、高く評価された。現在も東京音楽大学大学院博士後期課程で研究を続けており、全交響曲と全ての稿の調構造を、独自の方法で分析することでブルックナーの交響曲の新たな特徴を見出すことを試みている。研究の他、国内オーケストラの定期演奏会曲目解説や、CDの付録解説等、音楽ファン向けの執筆にも積極的に取り組んでいる。作曲家としても活動しており、2014年には第25回朝日作曲賞を受賞。受賞作は2015年度全日本吹奏楽コンクール課題曲として採用された。これまでにコントラバスを幕内弘司、永島義男、作曲を村田昌己、藤原豊、指揮を三原明人の各氏に師事。また新垣隆の薫陶を受ける。国際ブルックナー協会、アメリカ・ブルックナー協会、日本音楽学会各会員。Twitter: @y_ishihara06

 

 

 

クラウドファンディングのきっかけ

 

前述の通り、私たちはタクティカートオーケストラとして今年で活動4年目迎えることができました。

こうして活動の幅を広げて来られたのも、多くの皆さまからの暖かい支援の賜物であると考えています。

 

特に、公式のサポーターズクラブでは個人・法人を含めて累計30件以上の貴重なご支援を頂戴し、

その力を持ってオーケストラの活動は飛躍的に成長してきました。

 

そして今、私たちはブルックナー生誕200周年を前に、彼の未完のシンフォニー「交響曲第9番」の補筆完成版を世界初演するという新たな挑戦の前に立たされています。

 

 

しかしこの挑戦を実現するためには、約800万円の費用が必要となります。

もちろん、私たちも様々な方法での資金調達を進めていますが、運営資金だけでは足りず、

その中で150万円の部分について、クラウドファンディングを通じて皆様からのご支援をお願いしたいと考えています。

 

私たちの挑戦は、ただのコンサートでは終わりません。私たちが目指すのは、多くの人々に心の琴線に触れるような音楽を届け、クラシック音楽が今以上に身近な存在となること。

そのための一つの大きなステップが、今回のブルックナー公演であり、このクラウドファンディングです。

この歴史的な瞬間を、私たちと共に刻みませんか？

 

あなたのご支援が、この特別な演奏会を成功させるための大きな力となります。

 

 

※公演中止等のリスクにつきまして

本公演は、天災等のやむを得ない事情が生じた場合でも、延期等の対応を取るなどして必ず開催いたします。

 

※プロジェクト実行団体である株式会社タクティカートは、タクティカートオーケストラの運営をし、

タクティカートオーケストラの公演企画・マネジメントをしています。