話す場所を制限されている小中学生へ「なんでも話せる場所」を届けたい

＃15　たいわ室コーチからのメッセージ

橋爪美貴（愛知県在住）

 

 

小学生のころ、転校をきっかけにいじめられたことがありました。
その時、私は母に相談しませんでした。

 

円形脱毛症になって病院に行き、「ストレスからでしょう」と先生に言われて気づいたそうです。

 

その時の母の気持ちを想うと、今でも胸が張り裂けそうになります。

 

どんなに辛かっただろう。
どんなに、話してもらえない自分を責めただろう。
自分が母になったからこそ、わかる想いです。

 

だけど私は、「話せなかった」から「話さなかった」わけではないのです。
詳しくはよく覚えていないのですが、無意識に心配かけちゃいけないとか、1人で乗り越えないと、と思っていたのかもしれません。

 

その病院の帰りのことは今でも鮮明に覚えています。
母は私に直接は聞きませんでしたが、きっとその心配や不安な雰囲気が、私の記憶に残ったのだと思います。

自分が親になって思うことは、子どもたちは親が思う以上に、親を心配し、気遣い、頑張っている、ということ。

 

だからこそ、頑張れる時もたくさんたくさんあると思います。

そして、だからこそ親より少し距離のある人に話したいこともあるとしたら・・・

 

心配も
不安も
気遣いも

 

全部ちょっとだけ横に置いて

ただ、まるごとそのまま受け止める

 

それだけ

 

そんな30分が作る安心が、子どもたちの無限の可能性を広げることを信じて、私たちは「その子のためだけの30分」を過ごします。

 

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今回、このクラウドファンディングで新着情報を担当させていただいています。

それと並行して、ともに子どもたちの未来を考えたいと自治体への後援申請もさせていただいております。

 

今では、全国３２もの自治体・教育委員会が後援をしてくださっています。

 

ですがその中で感じることは、たいわ室をより多くのみなさまに知っていただくためには、まだまだ、まだまだやらなければならないことが山積みであるということです。

 

コーチングをご存知ない方にたいわ室の意義を知っていただくことが私にとってはとても高いハードルに感じ、それを「信じてもらう」ためにどうしたら良いか、考えて考えて行動しなければ答えは出ないということを実感する期間でもありました。

 

ですが、たいわ室を通して出会う子どもたちの笑顔や、こうしてご支援くださるみなさま、子どもたちに寄り添い「たいわ室」が必要だと感じてくださっている教育現場のみなさまの想いに、私たちは応える義務があるのだとも感じています。

 

このクラウドファンディングを通して、きっとこれからたくさんの方にたいわ室を知っていただくことになります。

 

ご支援くださった本当にたくさんの方々が「頑張れ」と背中を押してくださいます。

 

その想いに応えられるような「たいわ室コーチ」でありたい、またそうでなければならないと、強く感じることのできる期間にもなっています。

 

クラウドファンディングも残すところ2週間となりました。

 

より多くの子どもたちにたいわ室を知っていただくためのネクストゴールに向かって、ここからさらに加速して走っていきたいと思っておりますので、引き続き応援をよろしくお願いいたします。