【開院40周年】多摩地域の「生きる力」を、これからも支え続けたい

 

 

▶︎index（目次）----------------

 

1.多摩丘陵病院 40年間の歩み

2.新病院の建設・移転へ

3.手術ビデオシステムの導入 ～良い安全で質の高い手術のご提供へ～

4.今後の展望・メッセージ

5.応援メッセージ

6.プロジェクトに関するご留意点

 

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本院は1982年（昭和57年）5月1日に東京都町田市で開院しました。その当時、近隣の多摩ニュータウン鶴牧地区はまだ開発途上。ブルドーザーが走りまわっている状況でした。

 

当然、本院の5キロ圏内にはまだ大きな病院はなく、より高度な医療を受ける必要のある患者さんは、離れた町田市民病院や日本医科大学多摩永山病院まで行くことを求められました。救急車の搬送・受け入れ病院も少なく、医療過疎地域だったと言えます。

 

 

創立当初から掲げてきた「生きる力を支えあい、ぬくもりのある医療と看護を提供します」という当院の理念は、「病気を治すだけでなく、生活を支える」という地域医療のあるべき姿を示しており、国策として推進され始めた地域包括ケアシステムの考えを先取りした先見性のあるものだと思います。

 

以来、「患者ファーストのやさしい病院、頼りになる病院、地域に密着した病院」をモットーとして、職員一丸となってこれまで頑張ってきました。 2021年度はコロナ渦にもかかわらず、平均在院患者数261.1人/日・平均外来患者数342.2人/日・平均人間ドック受診者数34.6人/日となっており、地域医療の第一線の担い手だと自負しています。

 

 

 

また、地域の医療環境そのものを良くしていくためには、地域の病院や診療所との連携は欠かせません。そのため、地域連携室を核として定期的な連携会議・講演会を行ってきました。最近では新型コロナの影響で対面ではなくWEBで行うことが多くなっておりますが、ひきつづき交流に努めております。地域の病院、診療所の皆さまには、日頃のご協力に、心から感謝申し上げます。

 

また感染対策には十分な体制を取っており、感染対策専従看護師を配置し、発熱外来、新型コロナ患者の受け入れ病棟を設置しています。町田市民病院と連携し感染対策協力病院として地域の診療所や療養施設に感染対策の指導・助言を行っています。

 

 

お一人ずつ症状や悩みも異なるなかで、少しでも安心でき、快方に向かうようなご対応や環境づくりを常に意識して、このように日々患者さまと接してきました。大変嬉しいことに、患者さまからもお褒めの言葉をいただいております。

 

 

 

 

 

医学の進歩は日進月歩であり、現病院の建物では必要に応じて新しい医療機器を導入したり、病室の運用を改善したり、様々な工夫を重ねてまいりました。

 

しかし近年は、外来スペースが患者数増に追いつかないことや、外観の古さ(汚れ)についても度々ご指摘をいただくなど、新たな機能の付け足しではどうにもならないご要望を数多くいただいております。

 

 

 

そこで、最良の医療を患者さまに提供し、地域医療における拠点の役割を果たし続けるには、基盤となる現在の病院環境の改善だけでは足りないと判断し、新病院の建設を決意しました。

 

新病院では、現病院よりも患者さまが診療を受けやすい環境をご提供いたします。

 

正面玄関まわりのスペースを十分にとりましたので、車の乗り降りにゆとりができます。病院内には、明るく広々とした廊下や待合室、感染症にも対応した高性能な換気システムを備えた明るい診察室、新しく機能的な家具を設置した清潔な病室、最新の医療機器を備えた検査室や手術室などがあります。

 

病院スタッフにとっても、最新設備は使いやすく、効率が良いため、より必要とされる患者さまに効果的に運用できる予定です。 

 

 

 

 

 

 

新病院の開設にあたっては、患者さまの生活環境や診察環境だけでなく、より良い手術環境の構築にも努めております。その中で、私たちが特に重要と考えているのが、「手術ビデオシステム」の導入です。

 

近年、外科、消化器外科、整形外科、泌尿器科、眼科、脳神経外科などの外科系診療科による手術数が増加する傾向にあり、手術を取り巻く環境の充実が求められてきました。手術数が増加すれば、それだけさまざまな患者さまと向き合うことになります。したがって、担当する医師がそれら多様な患者さまに対応できるよう、常に手術や処置の情報共有が必要です。

 

そこで欠かせないのが、「手術ビデオシステム」の導入です。手術映像を記録して、各手術内容についてカンファレンスや学術集会で検討することにより、手術の質の向上や患者さまの安全管理を図ることができます。予定手術ばかりでなく緊急手術にも手術ビデオシステムは使用可能なため、緊急手術が必要な患者さまへの積極的な対応にも繋がります。

 

 

新病院の建設にあたり、入念に準備をしてきましたが、昨今の物価上昇の影響を受け、建設費も上昇したため、当初計画していました手術ビデオシステムの導入が予算の都合で足踏み状態となりました。

 

日頃のちょっとした体の不調を訴える患者さまから、緊急性の高い手術が必要な患者さままで、多くの患者さまへ素早く対応できることが、地域医療の拠点となる当院には欠かせません。社会情勢の煽りを受けながらも、より良い医療のためには必要不可欠なシステムと考え、この度クラウドファンディングに挑戦することといたしました。

 

当院が町田市、多摩市、八王子市などの皆さまの健康を守り抜くには、当院だけの力では足りません。40年間紡いできた地域の皆さまとのつながりを支えに、新たな門出を迎えたいと思います。

 

皆さまの温かいご支援を、何卒よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

新病院でも病院スタッフ全員で力を合わせて、地元の皆さまにますます信頼される病院になるよう努力し続けたいと思います。救急医療の充実、特化した高度な専門医療（消化器疾患、整形外科疾患など）、高齢者のトータルケア、などは、これまで以上に質の高いものをご提供できるようになります。

 

ハードは近代的で快適になりますが、ソフトは今まで通りの病院理念を継承し、ぬくもりがある、地域に密着した、患者さまにやさしい（優しい、易しい）病院であることに努めます。

 

これからも、長く皆さまと歩んでいくために、ご支援のほどよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

池田　寿昭 さま

東京医科大学八王子医療センター　病院長

 

 

 

白川　哲也 さま

町田市議会議員

 

 

 

 

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https://legal.readyfor.jp/guidelines/launching_project/medicalproject/

 

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