義経＝成吉思汗、同一人物説について（その１）

『義経＝成吉思汗、同一人物説のロマンと真相を追って』について

（その１）

＝　はじめに　＝

『世界人類史上の最大の奇跡は、１３世紀に突如出現した大蒙古帝国であろうと云

われています。東では中国全土を支配して元朝を開き、西はイラン、トルコから東

ヨーロッパまでを一呑みにして世界最大の領土を瞬く間に我がものにしました。

なぜ、世界人類史上の奇跡かというと、それまでのモンゴル地方は広大な草原地帯

に多数の種族が遊牧や狩猟を糧とし相応の平和な生活を営み、およそ統一の困難な、

いや、意識外の状況にありました。　民族は文字を持たず、１ヶ所に永住すること

がないために、文化らしきものを築くことが出来なかったのであります。

統一することすら極めて困難な中で、いとも簡単にモンゴル統一を果たし、帝国を

打ち立て統治し、わずか２０年の内に版図を拡大、支配した人物が現れたのです。

成吉思汗という人物が突如として歴史に登場し、あれよあれよという間に諸部族を

統一していったことは間違いないのであります。まさに不出世の英雄と言えます。』　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　佐々木勝三著「義経伝説の謎」

 

 

大きな仮説（その１）

 ＊＊　「源義経」は大陸に渡り、モンゴル民族を統一「成吉思汗」となった。

　《深掘り》

『義経』は、平泉・衣川の戦いで死せず、その１年前の１１８８年に平泉を発

ち、東北・北海道を北上、３００人の東北騎馬武人やアイヌ人等とともに樺太か

ら大陸へと渡った。

そして、１８年後の１２０６年、オノン河畔にモンゴル一帯の全ての部族を集

め、統一国家としてモンゴル帝国を打ち立てた。

九つの房飾りのついた白旗を掲げ、自らを『成吉思汗』と名乗った。

 

○　調査・研究すればするほど、「源義経＝成吉思汗」説が真実性を帯びてきます。

　　単なる都市伝説や判官びいきなどから生まれた伝説とは異なることが徐々に認識

　　されるでしょう！

 

　　「仮説の解明に向けて、一緒に歴史を楽しく紐解きましょう！」

 

小さな仮説（その１）

＊　テムジン（テンジンともいう、成吉思汗の皇帝になる前の名前）の名前

　　　　　　の由来は菅原道真にある。

　　　《深掘り》

　　　　　１、元朝秘史では、鉄木真または帖木真と書く。

　　　　　　　鉄木と帖木はともに真っ直ぐな道を意味する。

　　　　　　　故に、道真に通じる。

　　　　　２、テムジン（またはテンジン）は菅原道真の北野天満宮天神、

　　　　　　　火雷天神に通じる。

　　　　　３、道真は藤原一族の讒言や嘘、濡れ衣を受け、天皇から九州・太

　　　　　　　宰府へ左遷される。義経も梶原景時の讒言や密告等を受け、頼朝

　　　　　　　から追討、朝敵となる。＝同じ境遇

　　　　　４、テムジンと名付け、鉄木真（帖木真）と漢字書きしたのは誰だろ

　　　　　　　うか？

 

Ｑ；「現時点で」、大きな仮説（１）と小さな仮説①について、

　　　　信じますか？　　信じませんか？　　どう考えますか？

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　田中良一記