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義経=成吉思汗、同一人物説のロマンと真相を追って
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支援総額

100,000

目標金額 4,000,000円

支援者
8人
募集終了日
2020年11月30日

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2020年09月24日 15:07

義経=成吉思汗、同一人物説について(その8)

『義経=成吉思汗、同一人物説のロマンと真相を追って』について

(その8)

== 源義経の人間性、人物像について(続きの1)==

 

 私がこのマンガ読本を作製し、若者を初め多くの方々に啓発したいと考えた要因の一つに「義経の人間性、人物像」が正しく伝えられているのか、温故知新と言いながら間違って教えられているのではないだろうかという命題であります

 

最近のネットブログを見ると、義経を悪者呼ばわりする投稿が多く(?)見られます。

 ・性格は最悪

 ・悲惨で無残な最期はその性格が原因であった

 ・野心的な人物で、兄頼朝をバカにしていた

 ・権力欲にまみれた武将。戦争は上手だが、政治は全く出来ない

 ・泰衡に裏切られ、あっけなく亡くなった。泰衡から嫌がられていた

 ・武士たちを引きつける「リーダー」としての能力に乏しい

 ・容姿はチビで出っ歯、女たらしで逃げてばかりいる

 ・源平合戦で勝つことが出来たのは、「だまし討ち」・・、それが勝因である

など。

洞察が浅く、深掘り調査・研究に乏しいブログであります。

唯々、悪意のある書き込みであり、怒りさえ感じる内容であるといえます。

 

又、最近、講談社出版のコミックマンガを見る機会がありました。

多くの若者たちも愛読しているようです。

フィクションとはいえ、全くのデタラメ。

義経=成吉思汗説を元に構成されており、謎に包まれたテムジン(成吉思汗の幼少から46才頃までの名前)の生きる様を所謂、非現実的な奇想天外なストーリー展開の中で、「孤高の反逆児」「残虐な征服欲の男」などの人物として描いています。

このような過激で誤った情報を下に、日本の若者や多くの人々が源義経の人間性、人物像を誤解し、認識していくであろうということに本当に残念な思いであります。

温故知新の原点にかかわる重要な問題であると考えます。

 

一つ一つに反論する気持ちはありませんが、私の想う義経の人間性、人物像の一部でも下記に述べたいと考えます。(詳しくはマンガ読本に記載します。)

1、義経と女性の関わりについて、

  ① 義経は15才、鞍馬寺を出てから平泉の藤原秀衡にお世話になります。そして 22才で兄頼朝の陣地へ馳せ参じます。

途中、16才の頃一人の三河国の女性と契ります。史実では浄瑠璃姫と呼ばれ、義経の命を助けた女性であります。

その後義経を慕い、青森市浅虫温泉に近い野内まで追いかけますが、逃亡の身である義経は家来の鷲尾三郎義久(「一が谷の戦い」の時、道案内をして勝利に貢献した地元の若い猟師)を看護のために残して北海道へと出立します。

浄瑠璃姫はその地で病に倒れ、死亡します。

鷲尾三郎もこの地で亡くなります。この地には「鷲尾村」の地名が残っており、鷲尾三郎の子孫が今もおられます。

  ② 義経には正妻の郷御前、側室の蕨姫と静御前の3人の女性がいます。

一夫多妻の時代で、現代感覚とは大きな隔たりがあり、理解することは難しいかも知れませんが、生活力の乏しい女性を養うこと、跡継ぎを確保することは成人男性にとって重要な役割でありました。

蕨姫は平家一門の平時忠の娘で、義経追討の後は消息不明です。

正妻の郷御前は、武蔵国豪族河越重頼の娘。頼朝の命により義経に嫁ぎ、頼朝と義経が対立したのちも義経の逃避行に4才の娘を連れて従い、「吾妻鏡」には、平泉で娘共々義経に殺された女性と記されています。

静御前は、一の谷の戦いに勝利し、京に凱旋した義経が、雨乞いを踊る白拍子(静)の美しさに見惚れ、後白河法皇のお声掛かりを受けて側室となります。

逃亡途中の雪深い吉野山山中で身籠もる静は義経との永久の別れとなります。

その後捕われ、鎌倉頼朝の前で義経を慕う歌と舞を踊りますが、生まれた男の

子は頼朝の命により殺されます。

義経は静御前の義経を慕う2つの歌への「お返し」を成吉思汗という名前に込

めています。

  ③ 義経は、その後、八戸滞在中に豪族佐藤家の娘と契り、八戸を出立後娘は鶴姫を産みます。

  ④ 義経の北海道滞在期間は1~2年と思われ、その間、江刺で酋長シタカベの娘フキミ、積丹半島・岩内での酋長チバの娘ピリカ(シャレンカ?)など、ほとんど娘たちからの片思いの如き恋伝承がいろいろあるようですが、義経は大陸への壮図の気持ちを持っており、史実として捉えることは難しいと考えます。

 

一夫多妻の時代背景の中で、義経は女性蔑視とか暴力的な行為など全く見られず、むしろ女性に優しく、多くの女性に好かれた男性であったといえるのではないでしょうか。「女たらし」という言葉は悪意に満ちた嫉妬からの表現と思われます。

今でも、義経ファンの女性が多いということは事実のようです。

 

2、古文書等による義経、成吉思汗の人間性、人物像について

(1)義経の性格は『扶桑見聞私記』(別名 大江広元日記」によると、

   ① 才知有り (才能、叡知、知力)

   ② 博学なり (知識、学問)

   ③ 大勇にして威あり (名誉)

   ④ 奢心ある人なり (人間性)

   ⑤ 威高に見ゆるなり (威圧感)

   ⑥ よく人を被馴 (リーダー性)

   ⑦ 諜計あり (知恵者)

   ⑧ よく諸人の心底を察し知るなり (心と深い洞察)

   ⑨ よく勇士の剛臆を知り給うなり (勇気)

   ⑩ 剣術の名誉を得られたり (武士道)

    この10種は皆、凡人の及ぶところにあらず!と記されています。

大江広元は源頼朝の重臣でしたが、「鎌倉幕府の正史」とも云われる「吾妻鏡」

とは異なった視点から、源平の戦いや勧進帳の元に成った「富樫館での勧進」

についてなど記載しているとのことです。

(2)一方、成吉思汗の性格は『テムジン用兵論』(ロシアの学者イワニン著)より

   ① 己を処するに方正 

   ② 人を遇するに寛大 

   ③ 臣下を愛し、厚く勲労を賞す 

   ④ 名望を博し、心服して従う者ますます多く 

   ⑤ 兵勢従って奮起するを得たり 

   ⑥ 攻略と兵力とを並用し、徳義厚く、勇敢不屈 

   ⑦ 自ら士卒の標準となり、法を守り措置公平 

   ⑧ 号令厳粛をもって強兵を編成す

四隣ついになびかざる者なきに至れりと記されています。

 

 

このような古文書を見る限り、義経と成吉思汗について、共に人間として最高の人物像の片鱗が想像できます。

勿論、人間ですので普通の我々と同様に、間違いや誤解を受けるような言動も多少はあったとは考えられますが、それにしても前述のネット上の書き込みやマンガコミックとは全く異なった評価であります。

 

今日はこれくらいにして、次回(続きの2)にて別な角度からの義経の人間性、人物論について更にご案内したいと思います。

以上 

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