義経－成吉思汗、同一人物説について（その１３）

『義経＝成吉思汗、同一人物説のロマンと真相を追って』について

（その１３）

　＝＝　モンゴル文字と日本語が似ていることなどについて　＝＝

 

成吉思汗（テムジン）は１２０４年、西部モンゴルの大国ナイマン族を攻め、瞬く間に滅ぼしています。その時、ナイマン王国の事務官で、ウイグル文字に精通していたウイグル人のタタトンガを捕虜にします。

それまでモンゴル族には文字はありませんでしたので成吉思汗は、タタトンガに命じ、モンゴル文字を創らせました。

この件に関しては、丘英夫著「義経はジンギスカンになった！その６つの根拠」の第１章に『かな文字を知っていたジンギスカン』に詳しく掲載されています。

丘英夫氏は同著で、源義経＝ジンギスカン、同一人物説に関し、主に大陸モンゴルにおける文字や古文書等を調査・研究され、その６つの根拠を次のように示しておられます。

　①　かな文字を知っていたジンギスカン

　②　モンゴル文字は五十音順

　③　鉄の甲冑の着用

　④　漢文の備忘録

　⑤　勇将ムカリは泉三郎忠衡

　⑥　三つの海の島日本を平定

を挙げておられます。（株）アーバンプロ出版センターから２００５年に発行。

 

さて、モンゴル文字について、当時のモンゴルには文字はありませんでした。

モンゴル文字の必要性を成吉思汗は理解していたと思われます。

刑法など法律（ルール）の制定と啓蒙、教育・学問の普及などモンゴル国内の安定と平和、発展にとって文字が必要であることを統治者として成吉思汗（テムジン）は知っていたということであります。

姦通罪や窃盗罪などを制定し、女性にとって安全な社会、民族にとって文明をもたらしたと云われています。

タタトンガに命じ、ウイグル文字を参考にモンゴル文字を創らせました。

１点目、ウイグル文字はアラビア文字と同じく、右から左への横書きですが、モンゴ

　ル文字はなぜか、日本語と同じく縦書きとのこと。

２点目、モンゴル文字には４個の日本のかな文字が入っているとのこと。

３点目、モンゴル文字は日本語と同じく、「アカサタマヤラワ」の五十音図の体系に

　なっているとのこと。

など、モンゴル語と日本語はよく似ていると言われています。

モンゴル文字はタタトンガと成吉思汗（テムジン）の二人の共作であります。

成吉思汗（テムジン）がどうして日本語を知っていたのか？

これらのことを是非、モンゴルで調査、確認したいです。

以上