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義経=成吉思汗、同一人物説のロマンと真相を追って

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支援総額

100,000

目標金額 4,000,000円

支援者
8人
募集終了日
2020年11月30日

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2020年10月03日 18:43

義経=成吉思汗、同一人物説について(その14)

『義経=成吉思汗、同一人物説のロマンと真相を追って』について

(その14)

 == モンゴル史の原書である「元朝秘史」に関し、謎の多い内容と誰が、

いつ、何のために創ったのかなどについて ==

 

モンゴル史の原書である「元朝秘史」についてでありますが、

「元朝秘史」が世界史にあらわれはじめたのは、19世紀の後半からであり、わが国においては20世紀初め、約100年前の1907年に出版された那珂通世氏の「成吉思汗実録」が最初であると云われています。

原題は「モンゴルの秘密の綴り」であり、モンゴル国立ウランバートル大学名誉教授で日本のモンゴル語学者であった小澤重男によると、「元朝秘史」は単純な歴史年代記ではなく、テムジン・チンギス汗の一生について書かれたチンギス汗伝あるいはチンギス汗一代記とも称すべき書きものであると云われています。

 

先ず、その内容は巻一から巻十までと続集巻一、巻二の構成となっています。

巻一の第1節は『成吉思汗(カハン)の根源は、上なる天神よりの命運(さだめ)を以って生まれた蒼き狼(ポルテ・チノ)であった。その妻は薄紅色の牝鹿であった。みずうみを渡ってきた。・・・・・・』という文章で始まっています。

そして、巻八の第202節には、『寅の年(1206年)、オナン河の源頭に集まり、9脚の白棒を立てて、チンギスカハンに「カン」の名を与えた。ムカリに国王の名を与えた。・・・・』と書かれています。

又、続集巻二の第268節に『亥の年(1227年)成吉思汗(カハン)、天に上りぬ』と書かれ、チンギスの一代記はここで終わり、第269節から281節までは成吉思汗の後を継いだ3男のオゴデイカハンの事柄が語られ、第282節の『大集会が招集され、子の年7月に書き終わった。』という文章で「元朝秘史」は終わっています。

 

日本におけるモンゴル研究の第1人者といわれる京都大学大学院教授の杉山正明氏は、「元朝秘史には当時のモンゴル人の観念、感覚が脈々と息づいている。モンゴル帝国の創始者となった聖なる成吉思汗が幾多の苦難をくぐり抜けて遊牧民の王者として成長していく英雄的生涯がメイン・テーマとなっている。

しかし歴史的事実としては認めにくく、確定できない場合がほとんどである。

逆に王者となってからの元朝秘史は淡々とした歴史的記述に傾き、生彩を著しく欠いた内容になっており、遊牧民らしい世界は王者となるまでの部分に集中している。」と語っておられます

 

次に、誰がいつ、何のために創ったのかについてでありますが、

小澤重男氏は、『「作者」は従来から2、3の特定の個人名が挙げられてはいるが、憶測の域を出ない。「作者」は成吉思汗がテムジンの時代から行往座臥し、生活を共にした人物X氏としておきたい。このX氏が自らの考えで、もしくはチンギス家の然るべき者からの要請を受けて、成吉思汗の没後遠くない時期に書き終えたのではないかと考える。』と記しておられます。

 

又、書かれた時期について小澤重男氏によると、「亥の年」1227年の成吉思汗の死去が語られている第268節までは1228年の「鼠の年」、オゴディが二代皇帝に即位の時に書かれたという説が有力であります。

成吉思汗の先祖と成吉思汗の生涯だけをカバーしたものであり、ジンギス汗の死の翌年にまとめられたとしています。

そして、秘史の残りの部分(269節~282節)については、成吉思汗の後を継いだ2代目オゴデイカハンの事柄が語られており、後年に書かれたものであるという多回説であります。

いずれにしても、成吉思汗の死亡後の早い時期(翌年か25年後)に書かれた(まとめられた)といわれています。

 

「元朝秘史」が書かれた目的、何のためにについて、

作者は成吉思汗の歴史を編み、後世に残すことを目的に書き残したものであり、「秘史」という言葉に表現される言質、重み、耐えがたい感情が今、垣間見えるようである、と小澤重男氏は語っておられます。

 

これらのことを総合的に、又、俯瞰して見ると、

大きな仮説が考えられます。

『「元朝秘史」は成吉思汗(源義経)自らが作者、語り部であり、その目的はモンゴル帝国を樹立し、統治するに当たって自らの出自をモンゴル人として神格化し、艱難辛苦を乗り越えて創り上げたモンゴル国家の神聖性とモンゴル民族の誇りを高く掲げて、後世に伝え残すためにまとめ書き上げたものである。』と。

(日本の歴史書である古事記が日本人と日本民族へ多くの誇りと自信を与えたように)

 

又、成吉思汗は1222年、イスラム大国のホラズム王国を征伐の途中、そしてロシアへの侵攻の途中に当時の中国の道教の権威者である長春真人をアフガニスタンのサマルカンドに招き、長期間にわたり、教えを受けています。

2年間以上滞在した長春真人に対して、成吉思汗は大層なもてなしをしており、さらに、長春真人との話については侍臣に外に漏らしてはいけないと命じるとともにその内容をモンゴル文字ではなく、漢文字で書き留めさせ、それを自分の備忘録としたと云われています。

さらに大胆な仮説を考えるに、

『成吉思汗は自ら語り、書いた「元朝秘史」原題は「モンゴルの秘密の綴り」について、その文章や内容に関する意見や校正等を道教の大家である長春真人に要請したのではないだろうか。結果として大いに満足したと思われる。』

以上

 

 

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