江戸から続く旧家の文化財を未来へ。田中本家博物館の運営にご支援を!

江戸から続く旧家の文化財を未来へ。田中本家博物館の運営にご支援を!

寄付総額

7,000,000

目標金額 3,000,000円

寄付者
317人
募集終了日
2021年8月13日

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プロジェクト本文

終了報告を読む

 

第一目標達成の御礼と、ネクストゴールへの挑戦

 

7月9日(金)から開始したクラウドファンディングは、多くの皆様のご支援のおかげで、目標金額の300万円を達成することができました。心より深く御礼申し上げます。

 

コロナ禍のなか、社会にとって、地域にとって博物館は必要な存在なのだろうか、ご支援いただけるかという不安の中でのクラウドファンディングのスタートでした。

しかし、多くの方からご寄付と温かいお言葉をいただき、スタッフ一同、とても励まされ勇気をいただきました。

 

今回は、All or Nothing方式での挑戦ということもあり、年間の運営費の10分の1をプロジェクトの目標金額に設定しておりました。目標金額は達成できたものの、博物館の現状は依然厳しいままです。

 

7月の入館者数は前年比マイナス140人になりました。 東京では新型コロナの感染者が3,000人近くまで増え、オリンピック後の状況は予想もつきません。12月からの冬季期間は収入も見込めません。

 

そこで、さらなる目標としてネクストゴール600万円を掲げ、クラウドファンディングを継続させていただきたいと思います。いただきましたご寄付は、博物館の運営費としてコロナ禍を乗り越えるために大切に活用させていただきます。

 

引き続き、皆さまからの応援をよろしくお願いいたします。

 

2021年7月28日追記

 

 

長野県須坂市の田中本家博物館。1733年に初代田中新八がこの地で商売を始め、北信濃屈指の豪商となりました。屋敷の土蔵には、田中家で代々使用されてきた生活の品々が数多く残されており、その質の高さ、保存状態の良さから「近世の正倉院」ともいわれています。

 

豪壮な土蔵構えの屋敷、江戸時代作庭の日本庭園、美術品の数々を後世に伝えるため、私立博物館として運営されています。

 

 

2019年10月に長野県を襲った台風19号、それに続く新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、来館者数は年間2万〜3万人から、2020年は約5,000人まで激減しました。

 

民間施設のため行政からの援助はなく、観光で訪れる方々の入館料が主な財源となっていた当館は、コロナ禍で多くの方々が来館できない状況が続き、経営危機に直面しています。

 

かけがえのない文化財を次の世代へ伝えるために、全国の皆様のお力をお借りしたく、この度クラウドファンディングを立ち上げました。皆様と力をあわせて、必ずこのクラウドファンディングを成功させ、コロナ禍を乗り越えることを願っています。

 

皆様からのご寄付をもとに運営を続け、心置きなく訪れることができる時になりましたら、全国の皆様に、当館の展示や庭園を存分に楽しんでいただきたいと考えております。皆様のご寄付をよろしくお願いいたします。

 

 

 

「豪商田中本家」と「博物館設立」について

 

江戸時代中期・享保18年(1733年)、現在の長野県須坂市で初代田中新八は、穀物、菜種油、煙草、綿花などの商いを始めました。当時、この土地は須坂藩とよばれ、代々の当主は須坂藩の御用達商人を務めていました。

 

須坂藩からは、たびたび何万両もの御用金の貸し出しを求められるなど、藩に関わる重責を果たし、その功績から名字帯刀も許されました。藩を支えながら商いの業績も伸ばし、その財力から「北信濃屈指の豪商」として知られるまでになりました。

 

当時の面影を伝える屋敷の敷地は3千坪もあり、その周囲は20の土蔵が取り囲む豪壮な建築となっています。屋敷の内部には、天明年間に作庭された池泉回遊式庭園など日本庭園が広がり、明治時代建築の母屋や客殿などの建物も残されています。

 

田中本家博物館の全景

 

土蔵の中には、田中家の人々が現代に至るまで使ってきた衣裳・玩具など生活品、陶磁器や漆器、書画など美術工芸品など様々な品物が残されていました。当時の暮らしが感じられる所蔵品の総数は3万点にものぼります。蔵の中に大切にしまわれ、タイムカプセルのように現代に蘇った品々から、当家を「近世の正倉院」と評価する研究者もいます。

 

屋敷、庭園、様々な所蔵品など田中本家が伝えてきたものは、須坂の町に、いかに優れた文化が花開いていたかということの証明でもありました。文化人や研究者の方からは、地元に残すべきだと勧められました。しかしながら、当時の田中本家には江戸時代の豪商のような財力はありませんでした。

 

そこで、これらの文化財を地元に残し、後世に伝えていくために、田中本家は博物館になる道を選びます。一般公開することで得られる入館料をもとに保存活動に努め、地域の観光に貢献する私立博物館として平成5年に開館しました。

 

陶磁器室の展示風景

 

田中本家博物館は、田中本家の人々の暮らしを想像することができる博物館です。旧家を公開している博物館は多くありますが、田中本家のように当時の人々が使ってきたものがそのまま残されているところは珍しいと言われます。長い歴史の中で、災害や戦争、壊れたり、捨てられたり、売られたり、残らないことがほとんどです。全国でもかなり貴重な存在で研究者からは高い評価をいただいています。

 

これだけのものが散逸せずに伝えられてきたのは、田中本家の家訓によるところが大きいと考えています。家訓の中に、「家財、田畑、山林すべて先祖からの預かりもので、将来に伝えねばならぬものである」と書かれた一節があります。この教えを代々の人々が受け継いできたおかげで、現代まで文化遺産を残すことができました。この「ものを大切にする心」は当館のテーマでもあります。

 

家訓家定書

 

〈ご来館者様の声〉

 

・着物や玩具など日常で捨てられてもおかしくないものが大切に残されていて驚いた。

・お雛様のお顔がとても綺麗で、保存状態がよく感動した。

・江戸時代の豪商の財力の凄さを感じることができた。

・陶磁器、漆器、掛軸、衣裳、玩具といった日本美術から、日本庭園、土蔵などの日本建築まで揃っていてここにくれば日本文化を一堂に知ることができる。

・伝来のコレクションや建物の瀟洒な作りなど住んでいた人々のおもてなしの心が伝わってくる。

・文化財の質は、京都と比べても引けを取らない。

・田中本家の人々に会うことができて感動した。

・四季折々の日本庭園の景色が好きで、何度も写真を撮りにきている。

・桜、松、沙羅の花、ヘブンリーブルーの朝顔、紅葉、日本庭園が見たくて訪れた。

 

 

台風19号と新型コロナウイルス感染症による、来館者激減の影響

 

田中本家博物館の入館者は県外からの観光客も多く、須坂市の観光に貢献してきました。地方経済が冷え込み、須坂の町を訪れる観光客も減り続ける中、2019年10月に台風19号が長野県を襲いました。

 

当館のある須坂市は、千曲川の氾濫地域に隣接しています。その影響から、2019年の秋は観光客は激減し、観光のトップシーズンに得られる収入がなくなってしまいました。年間2万〜3万人を見込んでいた入館者も約1万4千人まで減ってしまいました。

それに加え、台風によって破壊された土蔵の壁の補修もしなければなりませんでした。

 

台風19号による被害

 

そして、なんとかこの状況から立ち直ろうとしていた矢先、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が起こりました。2020年の3月ごろから入館者の減少が始まり、緊急事態宣言や、度重なる外出自粛要請などの影響から、2020年度の年間の入館者は約5,000人にまで落ち込みました

 

2020年は、地元の方達にも当館に親しんでもらおうと、県内で活躍する作家に着目し、高校生の仏像師による仏像展や江戸手書き友禅染めの絵師による作品展など企画しましたが、コロナ禍で入館者が減少し、さらに展覧会自体を中止せざるをえませんでした。

 

県内外のお客様にお見せすることが叶わなかったばかりか、展示替えの費用、広報活動、また開催にあたり大変なご尽力をいただいた県内のアーティストの方達の努力が無駄になってしまったことが残念でなりませんでした。

 

田中本家博物館の館内

 

近隣のイベントもほとんどが中止となり、その状況は今年も変わりません。今年は、本来ならば7年に1度の善光寺ご開帳によって、多くのお客様が長野県を訪れるはずでしたが、善光寺ご開帳は1年延期となりました。

 

今年の4月・5月の入館者数は2ヶ月合わせても約700人ほどしかなく、1年半以上入館者が減少し続けている状況です。今後、感染防止対策やワクチン接種が進んだとしても、こうした状況が早急に改善されるかは未知数です。

 

 

田中本家博物館は開館以来、入館料収入を主な財源として運営してきました。新型コロナウイルス感染症の影響も、1年後には改善するだろうと信じてここまで耐えてきましたが、状況は改善しそうにありません。このままでは、この先1年経つか経たないうちに、運営に行き詰まる可能性が出てきました。

 

そこでこの度、クラウドファンディングによって全国の皆様からのご寄付をいただき、この危機を乗り越えたいと考え、プロジェクトを立ち上げることにしました。皆様のご寄付と応援を、よろしくお願いいたします。

 

 

今回のクラウドファンディングの実施について

 

田中本家博物館は個人運営の博物館です。行政や企業からの支援はありません。これまでは、皆様からいただく入館料で運営されてきました。

 

博物館の運営費としては年間3,000万円以上の費用がかかり、入館料でまかなうためには1年間で2万人以上の入館者が必要です。(この費用には、庭園や建物の管理修繕費は含まれていません。)

 

 

 

現在、コロナ禍で多くの方が来館できない状況が続き、博物館は経営危機に陥っています。

 

クラウドファンディングは、ご来館いただかなくても、全国の人々と繋がる事ができます。全国の皆様に当館の窮状を知っていただき、入館料以外の新たな収入源を生み出せることを願っています。

 

さらに、このピンチをチャンスと考え、今まで当館のことを知らなかった方に知っていただく機会になればと思います。

 

本クラウドファンディングの資金使途

第一目標金額:300万円

ご寄付の使用内訳:田中本家博物館の運営費、リターン商品関連費用、クラウドファンディング手数料など

 

プロジェクト実施内容:皆様からのご寄付をもとに、2022年3月31日までの田中本家博物館の運営を行うこと。

 

今回は初めてのクラウドファンディングということもあり、年間運営費の10分の1にあたる300万円を目標に挑戦することにしました。All or Nothing方式のため、目標金額に届かなければ皆様からいただいた寄付金は全く入ってきません。

 

およそ1ヶ月間という短い期間ですが、このチャレンジを通じて全国の皆様と繋がり、必ず目標を達成させたいと願っています。

 

田中本家博物館のビジョン

 

これまで当館は、ご来館いただく皆様の入館料を財源として田中本家の貴重な文化財を維持し、地元の観光にも貢献してきました。しかし時代の変化により、これまでの方法だけでは文化財をまもり、後世に伝えていくのは困難な時代になってきました。

 

特に日本庭園の維持管理、土蔵など建物の老朽化や瓦の修繕、美術品の修復等の費用を捻出することができていません。これらに関しては、今後もクラウドファンディングを活用して日本全国の皆様からご寄付を賜れればと思っています。

 

 

今後は、展示品をご覧いただくだけではなく、所蔵品を活用することで日本文化を体験できるコンテンツを作るなど、“体験”にも力を入れていきたいと考えています。動画配信も活用しながら、当館に訪れることができなくても、当館の美術品、庭園、建物を楽しむことができるようにしたいです。

 

また、地元の方々にも当館を日常的に活用していただけるように、お座敷の貸し出しや庭園での写真撮影、産直市場、ウエディングなど施設の新たな活用に取り組み、時代に合わせて模索していきたいと思います。

 

 

田中本家博物館からのご挨拶

 

田中新十郎

公益財団法人田中本家博物館 館長 

 

田中本家博物館は1993年に設立され、今年で29年目を迎えます。この間に、私の住むこの町の様子もかなり変わりました。古い街並みがなくなり、日々、新しい建物が建ってゆきます。

 

当館にいらっしゃるお客様からは「自分の家も旧家だったけれど、残すことができなかった。よくこれだけのものを残してくださいました」と感謝されることがよくあります。

 

こうした言葉をいただくと博物館を設立し、文化財が散逸せずに残すことができて本当に良かったと思います。

 

文化や伝統は無くなるのは一瞬ですが、創りだすには長い年月と労力がかかります。そして、二度と同じものを作り出すことはできません。

 

当館には、建物、日本庭園、そして当時を偲ぶ所蔵品まで、この3つが欠けずに揃っている施設は全国でもほとんどありません。田中本家代々の人々が、なんとかバトンを繋ぎここまで伝えることができました。

 

私達がいる現代は、過去の積み重ねの上に成り立っています。未来を創ることと過去を語り伝えることは同じことなのです。

 

この町(日本)の未来をつくりだす上で、今後、田中本家博物館はきっと必要な存在になっていくと私は信じています。

 

今、田中本家博物館は新型コロナウイルスの感染拡大によって開館以来最大の危機を迎えています。

 

私が受け継いだバトンを未来につないでいくためには、皆様のご協力が必要です。どうかクラウドファンディングでのご寄付をよろしくお願い申し上げます。

 

 

田中本家博物館へ寄せられた応援メッセージ

 

中島誠之助

古美術鑑定家

 

長野県須坂市の田中本家を地元では田本さんと呼んでいます。江戸時代から明治時代にかけての北信地方の総合商社といったらいいでしょうか。山々を望む敷地には当時をしのばせる豪壮な日本建築が建ち並んでいます。

 

玄関の門を一歩屋内に入るとたちまち江戸時代の世界にいる気分になります。手入れされた庭木や池そして瓦屋根の美しさ、広々とした日本建築と館内に展示されている調度品の美しさに感動します。


田中本家の驚きはこれらの品々が江戸や明治の頃に買い求められた当時の状態で保存されていることです。美しい着物はまだ袖を通していないかのように絹の香りが漂い、ブリキのおもちゃはキズ一つありません。私の専門とする古伊万里の食器や柿右衛門の飾り皿もすべて当時のセットで和紙に包まれ木箱に納めて蔵の中で伝えられてきました。


うれしいことはこれらの本物の美しい食器を使って「江戸時代再現お食事会」を年三回開いてくれることです。

 

11代当主の主屋のお座敷で日本庭園を眺めながら頂くお料理の美味しさ。そして箸休めに目をとめる古陶器のぬくもりは旅人の心を昔へいざない和ませてくれます。


「あゝ、田中本家へ行きたい」そう思ってもコロナウイルスのわざわい、一体いつまで続くのだろう。田本さんを訪れる人も少なくなってしまったと聞きました。あの古き良き建物と懐かしいお料理を絶やしてはいけない。


皆さんにお願い!助けてやって下さい。伝統文化の保存といい仕事にまた巡り合える日のためにご寄付をお頼みします。古美術鑑定家 中島誠之助より心からお願いいたします。

 

 

長崎 巌

共立女子大学博物館長
共立女子大学家政学部教授

 

現在、世界文化遺産の周知に伴い、一般の人々の文化財へ関心も高まっています。日本においては文化財の保存や継承は文化財行政と称して国や自治体を中心に行われています。文化財を収集し公開している私立の美術館・博物館も、大企業が親会社である場合がほとんどです。そうした中にあって、田中本家博物館は、江戸時代以来長らく世代から世代へと大切に継承してきた文化財を、私財をもって一般公開しています。
 

所蔵品は収集されたものではなく、すべてが伝承品であり、江戸時代から昭和初期に至る富商の生活のあり方を生活全般にわたり目の当たりにできる点で、非常に貴重なものです。大名家に由来するごく少数の美術館を除き、日本国内を見渡しても、このような特徴を持つ博物館は皆無であり、田中本家博物館の存在意義は誠に重要と言えます。
 

新型コロナ感染の影響のもと、厳しい状況に耐えながら日本の文化継承と文化財の公開に努める田中本家博物館に対し、クラウド・ファンディングという形で皆様の御支援を賜れればと望む次第です。

 

三木正夫

長野県須坂市長

 

田中本家博物館は、民間の力で文化財を守り、須坂市のみならず北信濃の観光・文化に貢献されています。


豪壮な土蔵造りの建物、江戸時代作庭の日本庭園、お雛様等の美術品などホンモノがあふれる博物館です。これからも町の歴史と文化を多くの方に伝え、そして北信濃の観光・文化を継承・進展するために、掛け替えのない施設です。

 

このクラウドファンディングを成功させ、新型コロナによる経営危機を脱することを心より願っています。皆様のご支援をお願い申し上げます。

 

本藤浩史

須坂市観光協会 会長

 

長野県北部に位置する須坂市は、江戸時代には堀家の陣屋町として、明治以降は製糸業の町として栄え、今でも市内を歩けば当時を偲ぶことのできる、歴史と文化、自然の豊かなところです。

 

博物館や美術館、文化財が存在し、市内外から多くの観光客がお越しになります。その中でも須坂市の重要な観光拠点として「豪商の館 田中本家博物館」があります。全国的にも希少な老舗商家としての歴史を育み、信州須坂の文化を現代に伝え続けている民営の博物館です。

 

このコロナ渦で観光客が激減し、須坂市の観光も多大な影響を受けています。須坂市観光協会として「豪商の館 田中本家博物館」を、この苦しいコロナ渦を乗り切っていただけるよう、皆様と一緒に支援していきたいと思っております。

 

岩下宣子

現代礼法研究所 代表

 

私の心のふるさと、田中本家博物館は、何度行っても楽しめる博物館です。四季それぞれの楽しめる庭園と博物館の展示品が大好きです。昔のままの蔵を利用した展示館は、何だかとても懐かしい香りがして館内にゆっくりしていたくなります。

 

また、春秋に開かれる江戸のお料理の会では、当時の器を使って当時の献立を再現した美味しいお料理も頂けます。普段開放していないお部屋で、素晴らしい器でお料理が頂けて、とても感動しました。兎に角、国宝級の器でお料理が頂けるのは、田中本家博物館だけではないでしょうか。リピーターがいるというのも頷けます。


私は伺って心が癒され、エネルギーを貰って帰ってくるのですが、博物館を守っていらっしゃる田中家の皆様のご努力には、頭がさがります。


とくに収蔵を一手にひきうけている副館長はすごい方だとおもいます。一つ一つ展示品を丁寧に片づけて丁寧に飾っているお姿に感動します。ご先祖様からのものを本当に大切にしていらっしゃいます。だから何百年と続いているのだと思います。


田中本家博物館からは物を大切にすることを学ばせていただいています。
 

人もモノも同じです。大切にすれば大切にされるのだと思います。
コロナ禍ですが、田中本家の門を入ったときの独特のあの空気感を早く味わいに行きたいです!

 

上條香月

真派青山流華道
煎茶礼法青山流家元
いけばなインターナショナル信濃支部長

 

田中本家博物館は、民間唯一の「近世の正倉院」と言われます。


その訳は、華麗な美術品だけでなく、庶民が日常生活に用いた民具や生活資料が、大切に保管され、可愛らしいおもちゃや子供の着物が大切にしまわれていて、各商品の使用者や使用年次もわかり、歴史的資料としての価値が大変高いからです。
 

私は訪れるたびに大変に勉強になります。その中には、200年前の美しい婚礼衣裳「赤・白・黒の打掛」や婚礼記録も残されています。1万点余りに及ぶ古伊万里陶磁器や高蒔絵の漆器は、注文書から領収書まであり、この本物の器を使って、江戸時代の接待古文書に書かれていた食事を楽しむ食事会が年間3回行われています。

 

ガラス越しでしか展示品を見られない博物館と違い、本物の当時の器類に直接触れて、世界遺産登録された「お出汁の和食文化」を楽しめる日本唯一の博物館です。250年前に作られた500坪の「池泉回遊式日本庭園」や「春の庭」「夏の庭」「秋の庭」では、四季折々の花々を楽しむこともできます。私は、田中本家博物館を日本文化の宝物として、世界中に是非ともご紹介したい博物館ですから、皆様のお力で支えていただけるようにお願い申し上げます。

 

原 弘始

有限会社デザインスタジオ・エル 代表取締役

 

田中本家の館長は中学校の同級生で、30年来の友人です。まだ博物館になる前からお屋敷の中で遊んだり、開館後も企画展や江戸時代の器で食事を楽しむ会に参加したりと、何度も訪れている大好きな場所です。また、長年にわたりWebサイト制作でご協力させていただき、いろいろな側面で田中本家の魅力に触れている
ので、思い入れも強いです。

 

江戸時代から伝わる衣装、漆器、陶磁器、玩具の数々。その保管状態が素晴らしいとされ、それを現代において美しい状態で見ることができるのは、過去と未来をつなぐ強い想いが代々受け継がれているからだと思います。大人になり歴史に興味を持ってから、なおさら「江戸時代を体験できる」貴重な場所であることを強く感じています。

 

この先何十年、何百年と「江戸時代からの歴史ここにあり」が続いてほしいです。コロナ禍で運営が厳しいという切実な状況を館長から聞いていました。早く収束し、多くの方が田中本家に来館され、立派な庭園と貴重な品々を楽しんでいただく日が来ることを切に願っております。
 

 

 

留意事項


●支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合があります。

●本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「支援契約」の中にある「●命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。

 

 

税制上の優遇措置について

 

田中本家博物館は、「公益財団法人」の認定を受けています。公益財団法人への寄付金は税法上、所得控除(損金算入)の特典が広く認められています。以下の特典をお受けいただくためには、ご寄付いただいた皆様に対し当館からお届けする「寄付領収書」を税務申告書に添付し、該当する金額を所得から控除して申告してください。

 

1.    個人の場合は、所得税法等の規定により「寄付金控除」の取扱いができます。
2.    法人の場合は、法人税法等の規定により、一般の寄付金の損金算入限度額とは別枠で損金算入限度額まで「損金」に算入することができます。

 

※ 優遇措置の詳細については、国税庁にお問い合わせいただくか、国税庁のホームページでご確認ください。

 

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プロフィール

享保18年(1733)より北信濃屈指の豪商として栄えた田中本家代々の生活文化(所蔵品、建物、日本庭園)を公開、活用することで日本文化を次の世代に伝えていくために設立された私立博物館 。常設展のほか、年間通しての様々な企画展。所蔵品を活用した食事会、建物を使ってのお茶会、庭園での撮影会、などのイベントも実施している。

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ギフト

10,000


A|田中本家博物館 ご招待券

A|田中本家博物館 ご招待券

・お礼の手紙(PDF)
・寄付金領収書(PDF)
・ホームページにお名前掲載(希望制)
・ご招待券

※ご招待券の有効期限は、2022年8月までです。

寄付者
59人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年12月

15,000


B|田中本家博物館 オリジナルハンカチ

B|田中本家博物館 オリジナルハンカチ

・お礼の手紙(PDF)
・寄付金領収書(PDF)
・ホームページにお名前掲載(希望制)
・ご招待券
・鳳凰模様オリジナルハンカチ

※鳳凰模様オリジナルハンカチ
江戸時代の婚礼衣裳「鳳凰模様」をハンカチにしたオリジナル商品です。

※ご招待券の有効期限は、2022年8月までです。

寄付者
25人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年12月

30,000


C|田中本家博物館 オリジナル書籍

C|田中本家博物館 オリジナル書籍

・お礼の手紙(PDF)
・寄付金領収書(PDF)
・ホームページにお名前掲載(希望制)
・ご招待券
・鳳凰模様オリジナルハンカチ
・書籍『豪商の館田中本家』

※書籍『豪商の館田中本家』
豪商田中本家の歴史と文化を知ることができる一冊です。

※ご招待券の有効期限は、2022年8月までです。

寄付者
15人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年12月

50,000


D|田中本家博物館 須坂藩の殿様が食べた家主貞良

D|田中本家博物館 須坂藩の殿様が食べた家主貞良

・お礼の手紙(PDF)
・寄付金領収書(PDF)
・ホームページにお名前掲載(希望制)
・ご招待券
・鳳凰模様オリジナルハンカチ
・書籍『豪商の館田中本家』
・須坂藩の殿様が食べた家主貞良(かすていら)2個

※家主貞良(かすていら)
須坂藩の殿様が食べたカステラを再現しました。なお、本品は販売許可を有する田中本家博物館よりご提供いたします。

※ご招待券の有効期限は、2022年8月までです。

寄付者
14人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年12月

100,000


E|田中本家博物館 特別案内ツアー

E|田中本家博物館 特別案内ツアー

・お礼の手紙(PDF)
・寄付金領収書(PDF)
・ホームページにお名前掲載(希望制)
・ご招待券
・鳳凰模様オリジナルハンカチ
・書籍『豪商の館田中本家』
・須坂藩の殿様が食べた家主貞良(カステラ)2個

・当主による特別案内ツアー
田中本家12代目当主が展覧会、庭園、非公開の客殿を特別にご案内します。(最大で2名まで参加可能です。)
実施日程は2022年8月までの間で、2021年12月までに詳細のご連絡を差し上げて、調整させていただきます。

※家主貞良(かすていら)
須坂藩の殿様が食べたカステラを再現しました。なお、本品は販売許可を有する田中本家博物館よりご提供いたします。

※ご招待券の有効期限は、2022年8月までです。

寄付者
3人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年12月

300,000


F|田中本家博物館 江戸時代再現料理食事会

F|田中本家博物館 江戸時代再現料理食事会

・お礼の手紙(PDF)
・寄付金領収書(PDF)
・ホームページにお名前掲載(希望制)
・ご招待券
・鳳凰模様オリジナルハンカチ
・書籍『豪商の館田中本家』
・須坂藩の殿様が食べた家主貞良(カステラ)2個

・江戸時代再現料理食事会ペアご招待
江戸時代のおもてなし料理を再現し、当時の器で食べる事ができる食事会。春・初夏・秋、年3回開催されるいずれかの食事会にペアでご招待いたします。
実施日程は2022年8月までの間で、2021年12月までに詳細のご連絡を差し上げて、調整させていただきます。

※家主貞良(かすていら)
須坂藩の殿様が食べたカステラを再現しました。なお、本品は販売許可を有する田中本家博物館よりご提供いたします。

※ご招待券の有効期限は、2022年8月までです。

寄付者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年12月

1,000,000


G|田中本家博物館 収蔵品体験

G|田中本家博物館 収蔵品体験

・お礼の手紙(PDF)
・寄付金領収書(PDF)
・ホームページにお名前掲載(希望制)
・ご招待券
・鳳凰模様オリジナルハンカチ
・書籍『豪商の館田中本家』
・須坂藩の殿様が食べた家主貞良(カステラ)2個

・田中本家博物館特別ツアー+収蔵品体験コース
12代目当主による特別案内ツアーに加え、昼食には江戸時代料理のお弁当をペアでご用意いたします。ご寄付者様とご相談の上、ご希望の所蔵品3点を間近でご鑑賞いただけます。(最大で2名まで参加可能です。)
実施日程は2022年8月までの間で、2021年12月までに詳細のご連絡を差し上げて、調整させていただきます。

※家主貞良(かすていら)
須坂藩の殿様が食べたカステラを再現しました。なお、本品は販売許可を有する田中本家博物館よりご提供いたします。

※ご招待券の有効期限は、2022年8月までです。

寄付者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年12月

3,000


H|田中本家博物館 応援コース

H|田中本家博物館 応援コース

・お礼の手紙(PDF)
・寄付金領収書(PDF)

※いただくご寄付をできるだけ多く運営費として活用させていただきます。

寄付者
73人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年12月

10,000


I|田中本家博物館 応援コース

I|田中本家博物館 応援コース

・お礼の手紙(PDF)
・寄付金領収書(PDF)
・ホームページにお名前掲載(希望制)

※いただくご寄付をできるだけ多く運営費として活用させていただきます。

寄付者
87人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年12月

30,000


J|田中本家博物館 応援コース

J|田中本家博物館 応援コース

・お礼の手紙(PDF)
・寄付金領収書(PDF)
・ホームページにお名前掲載(希望制)

※いただくご寄付をできるだけ多く運営費として活用させていただきます。

寄付者
47人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年12月

100,000


K|田中本家博物館 応援コース

K|田中本家博物館 応援コース

・お礼の手紙(PDF)
・寄付金領収書(PDF)
・ホームページにお名前掲載(希望制)

※いただくご寄付をできるだけ多く運営費として活用させていただきます。

寄付者
10人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年12月

300,000


L|田中本家博物館 応援コース

L|田中本家博物館 応援コース

・お礼の手紙(PDF)
・寄付金領収書(PDF)
・ホームページにお名前掲載(希望制)

※いただくご寄付をできるだけ多く運営費として活用させていただきます。

寄付者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年12月

500,000


M|田中本家博物館 応援コース

M|田中本家博物館 応援コース

・お礼の手紙(PDF)
・寄付金領収書(PDF)
・ホームページにお名前掲載(希望制)

※いただくご寄付をできるだけ多く運営費として活用させていただきます。

寄付者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年12月

プロフィール

享保18年(1733)より北信濃屈指の豪商として栄えた田中本家代々の生活文化(所蔵品、建物、日本庭園)を公開、活用することで日本文化を次の世代に伝えていくために設立された私立博物館 。常設展のほか、年間通しての様々な企画展。所蔵品を活用した食事会、建物を使ってのお茶会、庭園での撮影会、などのイベントも実施している。

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