これ以上増やさない～野良猫に避妊去勢手術をし、あたたかい家へ

急に寒くなって参りました。

種子島は日中は9℃前後ですが、体感はもっと寒いです。

 

昨日も仕事の昼休みと帰りに、日課である集落の猫たちのエサやりに行って参りました。（写真は、今回の手術を予定しております原尾集落の猫たちの昼と夜の様子です。）

 

この季節になると、外にいる犬や猫たちは寒いだろうな、お腹すいてないかな、雨風がしのげる場所はあるだろうか、ケガをして体温が下がってる子はいないかと心配が尽きません。外で繋がれている犬を見て、夜だけでも家の中に入れてくれないかなと思うことも多々あります。（外に繋がないというのは犬の安全のためにもなります。）

 

 

　　

 

この時期は暗くなるのが早いので、夕ご飯をあげにいくともう真っ暗。

田舎ですので周りに明かりはなく、漆黒の闇の中、車のライトに照らされる猫たちとお墓エリア。。。。「おーい！ごはんだよー♪おーいでー☆」とわざと明るい声を出してエサをあげに行きます。こっちも必死です。

暗くなっても車の音や私の声で、猫たちが姿を見せます。元気に「ごはんー！」と鳴く顔を見て、とりあえず一安心です。

 

今日も無事に生き延びてくれた。

明日も寒くなりませんように。

　　

　　　

 

本当に警戒心の強い猫は、人がいる間は寄ってきません。空腹でも我慢して人が去るまで待つのですから、捕獲器なしでは捕まえるなんてとてもできません。ですがこの集落の猫たちは比較的、人に慣れています。私の顔も覚えていますし、捕まえて手術していくのはさほど難儀ではないと思います。

 

一度手術した猫は、麻酔の効いた状態で耳の先をカットして地域猫となりますので（桜の花びらのようになるので、さくら猫という呼び方もあります）、遠くから見ても「あの猫は去勢済み」と分かります。混同して再度捕まえてしまうことのないようにです。

 

 

でも、願わくば。

もう一度、捕まえに来てあげたいです。

お疲れ様、と今度は家の中に入れてあげるために。

 

長年の外の暮らしのために顔つきもいかつく、傷もあり、毛もボサボサ。きっと病気もあり、人に慣れないかも知れない。そんな野良猫の里親になって下さる方なんて・・・と思われるかも知れません。ところがどっこい、野良猫たちも、家の中で暖かく、お腹いっぱい愛情いっぱいで安心を与えられたら、なんとも優しい表情になっていくのです。

 

外で厳しい生活を送っていたドラ猫大将（笑）がシニアになり、初めて家の中で生活し始めると、時には「こんな幸せあったんか・・・！！」という表情でこたつで熟睡したり。険のあった顔がだんだんと柔らかくなって、甘えるようになったり。初めて布団に入ってきてくれた、気がつくと足元で寄り添うようになってきた・・・そうやって穏やかに変わっていく様子を見ていくのも、とってもいいものです。

　　　

それでは今日も、皆さまの応援を伝えに猫たちにご飯を配って参ります。

皆さま応援ありがとうございます！