滋賀の大学生が南三陸町の小さな漁村「田の浦」を支援する震災復興支援プロジェクト

滋賀の大学生が南三陸町の小さな漁村「田の浦」を支援する震災復興支援プロジェクト

支援総額

501,000

目標金額 500,000円

支援者
48人
募集終了日
2013年8月25日

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プロジェクト本文

 

   東日本大震災で津波の被害にあった、宮城県南三陸町「田の浦」地区で、地域文化・建築・看護を勉強する滋賀県立大学学生が、それぞれの専門性を活かして復興・自立支援を行います。

 

 はじめまして、川勝知英子と申します。私は建築を学ぶ学生による団体「木興プロジェクト」に所属しています。滋賀県立大学の3つの学生団体は、田の浦の皆様と協働してソフト面、ハード面の両面で自立へ向けての環境整備活動を実践しています。震災後2011年6月から2年で延べ30回現地を訪問し、10回の交流イベントを開催しました。

 

 これまで様々な方からの支援を受けて活動をしてきましたが、学生自身の持ち出しも相当ありました。特に、田の浦までの交通費は学生にとっては大きな負担です。この活動を続けるため、是非、皆さまの力をお貸しください!  

 

(復興提案について話し合っています)

 

 津波の被害にあった田の浦では、人口の大部分が高齢者なので、滋賀県立大学学生達は復興・自立の支援を行います。

 

  東日本大震災で津波の被害にあった宮城県本吉郡南三陸町歌津地区田の浦では、多くの家(100世帯中55世帯)が流されました。漁業関係者以外の人は外部へ出ていく傾向にあり、世帯数も2割減りました。残された人口は生業の復興に努力されている漁業者と高齢者の方々です。

 

 その為、復興や地域の活性化に向けて立ち上がれる若者が少なく、周辺地域との「つながり」や、集落内での「つながり」も希薄になりつつありました。私たちは、田の浦という豊かな海と共に生きる集落が、再び自立するためには若者による支援が必要だと考えました。

 

この田の浦を支援するため、滋賀県立大学には3つの学生団体があります。

 

①主に地域文化を学ぶ学生による「田の浦ファンクラブ学生チーム」  

 

 まちづくりをテーマとし、交流イベントを通して田の浦の方々に元気になってもらうと共に、外部の繋がりを生み復興支援やまちづくりの協力者を増やす活動を行っています。 

 

主催する<キャンドルナイト>

 

(今年キャンドルナイト)

 

 キャンドルナイトは毎年311日に行うイベントです。見出しの写真は今年のキャンドルナイトの写真です。滋賀県のお寺で出る和蝋燭の残蝋を並べて、今年は「TANOURA 3.11」という文字と花を描きました。 

 

 キャンドルを眺めながら、集まってくださった地域の方々とたくさん話ができました。被災者の方の声は、私たちに多くのことを知らせてくれたり気付かせてくれたりしました。私も会話の中で、今でも海と共に暮らしたいという気持ちや住民の間にできてしまった溝、どうしようもないジレンマなどを知ることができました。また、地域の方々同士の交流も深まったように思います。 

 

②建築を学ぶ学生による「木興プロジェクト」

 

 木造建築の設計・施工によるハード面の支援活動を行っています。2011年8月には田の浦漁港に「番屋」を、2012年8月には津波で流された集会所跡地に「交流センター」を建設しました。今年は、交流センターの増築を行い、四季を通じて、多くの方々が集える場をつくります。

 

                  (田の浦で調査した内容を地図上にまとめています)

 

③看護を学ぶ学生による「未来看護塾」

 

 心身の健康に着目しソフト面の支援活動を行っています。学生と現地の方が関わる中で、リラックスし楽しい時間を過ごしていただくと共に、自分の健康に目を向けられるイベントを企画します。

 

(未来看護塾がイベントを行う様子)

 

 この3団体が連携しソフト面、ハード面の両面で支援する、自立へ向けての活動を実施します。数年後に、田の浦の地域が自立し、私たちを招待いただき、対等で継続的な交流ができるようになることが目標です。

 

 「田の浦ファンクラブ」は、田の浦の魅力、海とともに生きる暮らしや生活文化を地域内外の多くの方々に発信し、つながりを育む団体です。「田の浦ファンクラブ学生チーム」は、滋賀県立大学や他大学、周辺地域を巻き込んだイベントを行うことで、そうした「つながり」をつくります。「木興プロジェクト」は、漁業関係者が集える場や、地域が復興に向けて話し合える場をつくることで地域の自立に向けて環境を整えます。「未来看護塾」は地域の生業である漁業を仕事としている高齢者が多い為、健康に関するイベントを行い心身のケアにあたります。

 

(田の浦の方々と一緒に交流センター敷地にハーブガーデンを整備)

 

 私たちは、継続的に月に1度田の浦に入り、打ち合わせやイベントを行っています。2011年6月から2013年6月までの2年間で延べ30回現地を訪問し、10回以上のイベントを開催しました。2012年の1年間では、集落人口の半数に及ぶ200名が現地を訪問しています。

 

学生団体であるため個人に収入源がなく、お金が不足しています。

 

 これまで多くの方々から支援を受けて活動を行ってきましたが、交通費は学生にとっては大きな負担です。月に1度の田の浦訪問は比較的少人数のため自家用車を使用しますが、イベント時は大人数が移動するためのバスをチャーターしたり、複数台での移動となります。自家用車での移動で1往復4万円/1台、バスをチャーターすると2泊4日で42万円が必要です。宿泊は現地の方々に協力いただいて泊めていただいています。

 

 また、私たちは田の浦で得た経験を滋賀県などの関西地域の皆様に還元する活動も行っています。田の浦の方や震災体験者を滋賀県立大学に招いて防災シンポジウムや、小学校で震災関係のイベントを行う予定です。

 

 交通費はどうしても自己負担が避けられませんが、私たちの「移動」を支援いただく金額として目標金額を500,000円に設定させて頂きました。

 

(先輩と後輩が一緒に作業しています)

 

 お金を助成してもらえることで、私たちは田の浦で活動することができます。また、引換券で支援者の方々には震災のこと、被災地のこと、そして田の浦のことを知り興味を持って頂ければ、今後のイベントに参加して頂くことも可能です。それは、プロジェクトの目的である「つながり」をつくることになり、田の浦の自立に貢献できると考えています。

 

これからのメインイベント

 

「田の浦ファンクラブ学生チーム」が支援する<海の運動会>

 

 田の浦の方々が交流し、人とのふれあいを通してリフレッシュし、元気になってもらえるような場をつくると共に、田の浦と外部のつながりが生まれることで田の浦の復興支援やまちづくりの協力者・団体を増やすことを目的としています。 

 

[開催日時]

 8月17日(土)開催(小雨決行)

 (荒天時は18日(日)に延期)

[開催場所]

 田の浦漁港

[ 運営主体]

 田の浦ファンクラブ 

[参加対象者(見込み人数)]

 約100

 

「木興プロジェクト」が行う<交流センターの充実化・周辺整備>

 

 今年度は、昨年制作した交流センターの充実化を図ります。まず、設計に取り掛かる前に今の田の浦を知る為、ヒアリング調査を行いました。調査結果は「イベントをしてくれたりするのが嬉しい」といった声が聞けた一方で、「支援はいらない」「交流センターに行ったことがない」など私たちにとって厳しい声も多くありました。

 

(交流センターの増設について意見を出し合っています)

 

 地域の人が交流センターに気軽に集まれるような場づくりをするため、そして地域の要望に合わせ、大屋根をかけることをコンセプトに計画中です。今年、私たちが作るもので田の浦が自立する足掛かりになって欲しいと思っています。

 

[活動期間・内容]

 8月~9月のうち数週間滞在して交流センター増築工事を実施

 

「未来看護塾」が主催する<いきいき健康ひろば>

 

 普段の未来看護塾の活動を活かし、被災地の方を対象に、〈癒し〉、〈体を動かす〉、〈食〉という主に3つの面から被災地の方たちに心も身体も生き活きと健康(笑顔)になってもらえるような活動を通して、自分の体や健康について考えてもらうきっかけをつくることを目的としています。 

 

 また、学生にとってはこのイベントを通じて現地の方たちと関わり、交流することで東北の今の状況を知り、看護学生として、一人の人間として何ができるのかを考える機会でもあります。

 

[開催日時]

 10月13日(予定)

[開催場所]

 南三陸町平成の森アリーナ

 (宮城県本吉郡南三陸町歌津字枡沢28番地1)

[運営主体]

 滋賀県立大学「未来看護塾」 

[参加対象者(見込み人数)]

 田の浦の方々

 平成の森周辺の仮設住宅に住む方々(子供からお年寄りまで)

 約80

 

(力を合わせて看板を作っています)

 

年間活動スケジュール
 

  4月 【現地訪問】

    交流センターの整備・掲示板制作

    ピザ釜・防災かまどベンチ作り、ヒアリング調査 

  5月 【現地訪問】

    塩蔵ワカメの発送作業支援、フィールド調査 

  6月 田の浦の人達の滋賀県訪問

  6月 【現地訪問】

         交流センターおちゃっこ会「ピザパーティ」

         ハーブガーデン整備、海の運動会に向けた準備・調整

         フィールド・ヒアリング調査 

  7月 【現地訪問】

         交流センターおちゃっこ会「餃子パーティー」

         ハーブガーデン整備、確認申請

  8月 【交流イベント】

         海の運動会の実施、交流センター増築準備工事 

  9月 【現地訪問】

         交流センター増築工事 

10月 【交流イベント】

          いきいき健康ひろばの開催 

11月 【現地訪問】

          クリスマスイベント準備11月 防災シンポジウム

12月 【交流イベント】

          クリスマスイベント 

  1月 総会

  2月 【現地訪問】

         キャンドルナイト準備

  3月11日【交流イベント】

           キャンドルナイト

 

引換券について

 

 震災後、田の浦で仕事ができなかった主婦の方々と滋賀県立大学ほたてあかりプロジェクトが共同制作したエコキャンドルを昨年度開発しました。田の浦で養殖用にストックされ震災当時使い道の無かったホタテの貝殻と滋賀県のお寺で出る和蝋燭の残蝋を使って作りました。制作後は、ほたてあかりプロジェクトが滋賀県内でのイベントなどで販売していました。(7000個を販売済)

 

 3,000円の支援して頂いた方には、このキャンドルをモチーフとしたポストカードと田の浦を紹介する冊子を用意させて頂きます。冊子は震災後学生が作ったもので、被災された田の浦の方々の言葉がリアルに書かれています。

 

 

 

 10,000円の支援して頂いた方には、上記の2点に加え、エコキャンドルを用意させて頂きます。

 

 

 25,000円の支援をして頂いた方には、上記3点に加え、facebookグループ「田の浦ファンクラブ」への招待と田の浦ファンクラブ支援者として登録させていただきます。(登録者には年に1度海産物のお礼をお送りさせていただいております)

 

 

 

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プロフィール

 滋賀県立大学大学院1回生。建築学生から成る「木興プロジェクト」のメンバーとして、木造建築の設計・施工による震災復興支援をしています。

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リターン

3,000+システム利用料


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<ポストカード・冊子>
田の浦で養殖用にストックされ震災当時使い道の無かったホタテの貝殻と滋賀県のお寺で出る和蝋燭の残蝋を使って作ったエコキャンドルをモチーフとしたポストカードです。
冊子は、田の浦を紹介する為に震災後学生が作ったもので、被災された田の浦の方々の言葉がリアルに書かれています。

支援者
25人
在庫数
制限なし

10,000+システム利用料


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<ポストカード・冊子・エコキャンドル>
3000円分の引換券であるポストカードと冊子に加え、ポストカードのモチーフとなったエコキャンドルを送らせて頂きます。

支援者
22人
在庫数
制限なし

25,000+システム利用料


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<ポストカード・冊子・エコキャンドル・
facebookグループへの招待・田の浦ファンクラブ支援者としての登録>
10000円分の引換券であるポストカードと冊子、エコキャンドルに加え、facebookグループ「田の浦ファンクラブ」への招待と田の浦ファンクラブ支援者として登録させていただきます。(登録者には年に1度海産物のお礼をお送りさせて頂いております)

支援者
6人
在庫数
制限なし

プロフィール

 滋賀県立大学大学院1回生。建築学生から成る「木興プロジェクト」のメンバーとして、木造建築の設計・施工による震災復興支援をしています。

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