支援総額
目標金額 25,000,000円
- 支援者
- 1,142人
- 残り
- 5日
応援コメント


プロジェクト本文
いまだ助けが必要な能登半島地震の被災猫と人々に
そして今後の災害時や多頭飼育崩壊現場などに
「移動手術車」で希望を届ける
能登半島地震から1年――
被災地にはいまだに行き場を失った猫、飼い主のいない住居や外の厳しい環境で増え続けてしまっている猫がたくさんいることをご存知でしょうか。
それにより猫たちをどうにかせねばと大変な思いをされている方、猫と離ればなれになり辛い思いをされている方もいます。
能登半島の震災後から被災猫の支援をしてきましたが、まだまだ手術が必要な猫、保護が必要な猫がいます。春の繁殖シーズンまでに手術をしなければまた猫が増え、取り返しがつかない状況になります。
手術や保護をするといっても簡単な話ではありません。能登への移動、獣医師や看護師の確保、猫の捕獲、現場での手術時の手続きをはじめ、他にも多くの制限があります。普段保護している子たちの日々のお世話や新たな保護・譲渡の活動もあります。
私たちは一刻も早くこの状況を打開するため、そして今後起こる災害時や多頭飼育崩壊などの緊急時に備えるためにも、迅速かつ安全に医療を提供できる「移動手術車」を作ることを決意しました。
移動手術車は、医療機器や診療スペースを完備し、獣医師たちがどこでも手術を行える施設となります。皆さまと共に実現した移動手術車で、能登の被災猫だけでなく全国各地で猫たちを救い、地域の人と猫の命を繋げていけたらと思います。
今回は動物病院を経営する「たんぽぽの里」が中心となりプロジェクトを立ち上げていますが、志を同じくする4団体でチームとなり、能登の被災地をはじめとする現地の対応に臨みます。
たんぽぽの里 代表 石丸雅代
ネコリパブリック代表 河瀬麻花
つかねこ動物愛護環境福祉事業部
代表 安部壮剛
ねこさま王国 代表 中山有里子
※プロジェクトページには一部、動物がケガをしている画像等センシティブな内容が含まれています。
プロジェクトメンバー
たんぽぽの里 代表 石丸雅代
「保護活動と能登への想い」
私が保護活動に関わるようになったのは、行き場のない猫たちの現実を目の当たりにしたことがきっかけでした。助けを必要としている命がこんなにも多いのに、守る手が足りない。見過ごすことはできず、一匹でも多くの猫に安心できる居場所を作りたいと強く思うようになりました。そうして「たんぽぽの里」として活動を始め、保護・譲渡、TNR、医療支援などを続けてきました。
これまで多くの猫たちが私たちのもとから新たな家族のもとへ旅立ち、幸せを掴んでくれました。その姿を見るたびに、この活動の意義を再認識しています。しかし、その一方で、私たちの手の届かないところで命を落とした猫たちもいます。誰にも知られずに息絶えた子、救い出すことができずに見送るしかなかった子たち。彼らの存在を思うと、やるせなさと悔しさがこみ上げます。それでも、たとえ短い時間でも温かさを知って旅立っていった子たちのことを思うと、この活動の意味はきっとあると信じています。
そんな中、能登半島地震が起こりました。ニュースで目にする被害の大きさに胸が痛みましたが、私の心を最も揺さぶったのは、被災地で行き場を失った動物たちの姿でした。飼い主とはぐれた猫、寒さと飢えに耐えている子たち……。震災は人間だけでなく、弱い立場の動物たちにも過酷な現実を突きつけます。少しでも力になれればと現地へ向かい、保護活動を行いました。
能登での活動を通して感じたのは、人の暮らしと動物たちの命は決して切り離せないということです。復興が進む中で、彼らが再び人とともに穏やかに暮らせる日を願っています。そして、この経験を自分の活動にも活かし、より多くの猫たちが安全に暮らせる環境を整えていきたいと考えています。
支えてくださる皆さんとともに、一つひとつできることを積み重ね、未来へとつなげていきたい。
それが、私の願いです。
ネコリパブリック代表 河瀬麻花
「能登地震を生き抜いた猫たちを守るために」
あの地震の日から、ネコリパブリックはずっと能登の猫たちのことを考えています。
1月10日、私たちは能登半島へ向かいました。飼い猫を一時預かるためのレスキューでした。しかし、現地で目の当たりにしたのは、家が崩れ、道が寸断された町の中で、必死に生き抜こうとしている外猫たちの姿でした。漁師町だったためか、人懐っこい子も多くいました。彼らは、町の人から餌をもらいながら生きてきました。
しかし、その人たちは避難し、町は静まり返っていました。それでも猫たちは、生きていました。 誰もいなくなった場所で、わずかな食べ物を求めて。そんな猫たちを見て見ぬふりなどすることはできません。
ネコリパブリックは現地にベースをつくり、 猫たちのレスキューを続けました。時間が経つにつれて、保護する子たちの健康状態は悪化していきました。
骨と皮だけになった子。
怪我を負いながらも、助けを求めるようにこちらを見つめる子。
今日までに180匹以上の猫を保護しました。
しかし、まだ終わりではありません。現在も、「この子を助けてあげて」とレスキューの依頼途切れることがなく、月に一度スタッフが現地に向かっています。
春が訪れたとき、、、
寒さを乗り越えた子たちが、また子猫を産んでいました。
被災者の方々も、過酷な状況を生き抜く猫を見捨てるわけにはいかないのでしょう。 「かわいそうだから」と餌をあげてくれています。 しかし、それを放置すれば、猫たちは瞬く間にどんどん増えていきます。 被災者の方々の負担は増え、猫たちも飢え、病気になり、また命が失われてしまいます。
そう、悲しい無限の負のループになってしまうのです。。
そんな負のループは止めなければなりません。
しかし、能登には、避妊・去勢手術ができる動物病院が少ないのが現状です。限られた施設では、対応しきれません。だからこそ「移動手術車」が必要なのです。この車があれば、能登半島の手術を必要としている場所に行き、必要な手術を行うことができます。
不幸な命を増やさない。
そして、被災者の方々の負担も減らす。
不妊手術を終えた子たちは、リターン後のケアも含めて、 その後も関わる保護団体で見守りをサポートできる仕組みをつくれればと思います。能登の猫たちを、そして、彼らを思う優しい被災者の皆様の心を、守りたい。どうか、力を貸してください。この「移動手術車」は、能登の猫たちの未来を変える大きな一歩になります。
一匹でも多くの命を救うために。
どうか、応援をよろしくお願いいたします。
つかねこ動物愛護環境福祉事業部
代表 安部壮剛
「つかねこ、奥能登でのこの1年の歩みと、移動手術車の必要性について」
つかねこではこの1年間、奥能登をはじめとする被災地や動物医療へのアクセスが限定された地域で、皆様の温かなご協力に支えられながら、飼い猫の捜索救助活動や現地相談と並行して、野良猫や置き去り猫達のサポートを続けてきました。
この活動中に私たちが痛感したのは、人と同じく被災し苦しむ動物たちと無秩序に増え続ける命の現実。そして圧倒的な「医療資源不足」のリアルでした。
ある日、私たちは全壊家屋の目立つ人の気配を感じない集落で一匹の母猫と出会いました。 ガリガリに痩せた体に猫風邪で半分塞がったまぶた、しっぽを下げフラフラと歩きながら、向かっていた先には4匹の子猫たち。かつてそこでごはんをもらっていたと思われる容器と餌袋の残骸。こんな状況下で必死に子猫たちを守り育てようとするその母猫の姿に心を打たれました。彼女の周りには、同じようにフラフラと歩く猫たちが数匹、その中にはすぐにでも保護して医療にかけないと危ない子猫の姿。できる限りの応急処置をする中、強い焦りと病院までの距離があまりにも遠すぎて間に合わないかもという絶望感。夜あてもなく、金沢方面に向けて車を走らせました。
途中、息絶えてしまったその子と、後日残りの猫たちを保護するために戻ったその場所で感じたことは、「こんな場所がまだまだいたるところにある。悲しい連鎖を止めなければ」という使命感と虚脱感でした。
特に奥能登と呼ばれる地域では、数少ない動物病院が被災し、助成金制度などのサポート体制も極端に乏しく限定的なため、日常的にTNRを行うことすら容易ではありません。また被災地ではスタッフや設備の確保にも限界があり、いまも多くの課題が現場にのしかかっています。
捜索救助活動も諦めることなく行いながら、人口減少も危惧されるこの地域にいま必要なのは、増え続ける猫たちへの、悲しい連鎖を止めるための不妊手術です。不妊手術ができず無秩序な繁殖が続けば、悲しい命が増えるだけでなく、今も被災地で困窮している限られた地域住民への負担も大きくなります。その結果、近い将来、必ず取り返しのつかない状態に陥ることが容易に想像できます。
そんな中、奥能登の猫達を助けるべく、発災直後から継続して動物と人を助けサポートし続ける「ねこさま王国」代表からのご縁もあり、遠方から幾度も奥能登へ足を運び一斉手術や医療を提供し尽力してくれる「たんぽぽの里」さんと出会い、思いを共有することができました。
そして、私たちは今、現状から目を背けず、いまも必死に生きる猫たちの救助と並行し、将来拡大するであろう不幸な命の連鎖を止めるべく「移動手術車」の必要性を感じています。今ここで被災地の動物たちのために立ち上がり、「移動手術車」の導入を目指す「たんぽぽの里」さんを同じ気持ちで全力で応援しています。
「移動手術車」を導入することで、以下のような支援も可能になると考えています。
① 長期的な地域サポート
定期的に各地域を「移動手術車」で巡回することで、飼主のいない猫たちの繁殖を抑制しながら、持続可能な地域環境の改善と、移動困難のため、自宅で必要医療を受けられない飼い猫にも不妊手術と合わせケアが期待できます。
② 今後想定される災害時の緊急医療
いつどこで起きるか解らない災害に備え、災害発生時の避難所などでも、「移動手術車」があれば迅速に必要な診療を提供できるため、緊急時にも医療サポートを行うことができます。
動物たちの幸せは、地域住民や飼い主である人間の生活の質(QOL)が低下することで大きく影響を受けます。どこか遠くの話ではなく、現在も奥能登では決して早くない復興の中、助けが必要な飼い主さんや想像を超える数の動物たちが助けを必要としています。
まだまだ出口を見いだせない暗いトンネルのような奥能登で、少しでも動物と人が共に穏やかに暮らせる社会を築くために、どうか「移動手術車」という新たな光に向けた挑戦にご支援をお願いいたします。
皆様の温かなご理解とご協力が、被災地でのかけがえのない命を守る大きな力となります。どうか温かいご支援をよろしくお願いいたします。
ねこさま王国 中山有里子

2024年1月1日。石川県能登半島で大きな地震が起きました。能登半島は、中央の山地を走る道路と里山道路と海岸沿いに能登をぐるりと走る国道249が主要道路です。行き止まりの町、能登半島の奥能登の輪島市、珠洲市は特に被害が酷く、主要道路も崩落や地割れ土砂崩れで分断され救援も困難を極めました。
能登の人口約6万人に対し全壊、半壊家屋は約3万。津波の被害は東京ドーム約40杯分と大変な被害でした。住む場所やインフラを奪われて、多くの人が市外に避難したり避難所から仮設住宅に移り住むことになりました。
そんな壊れて人の住めなくなった町に猫が取り残されてしまいました。
仮設や避難所から通って猫にご飯をあげに行っている飼い主さんもいますが、そのまま市外に二次避難している方も多く、震災から半年後壊れた家屋で子育てしている猫が爆発的に増えました。
元々能登半島は東京23区と同様な面積がありながら、動物病院も3〜4件しかなく、1番奥の珠洲市、能登町には動物病院は1件もありませんでした。住民も高齢者が多く、動物病院も近くにない事から避妊手術はほとんどされていない状況でした。
そんな地に大きな地震が起こったのです。
瓦礫の中で子育てし、そこで育つ猫たち。そんな倒壊家屋も取り壊しが進み更地になってきています。大きな災害があると必ず犠牲になってしまう小さな命。これだけ大きな災害です。全てを救うことなどできません。
だけど、これ以上、できるだけ小さな命の被害を少なくしたいのです。石川県の金沢から約100キロ離れた奥能登。稼働している動物病院も2件しかなく、病院に行くのも2〜3時間かかってしまいます。
移動できる動物病院があればと、震災から1年通い、支援をしながら切に願っていました。今後不幸な小さな命を出さないためにも、是非今回の移動動物病院のプロジェクトにご協力いただけたらありがたいです
たんぽぽキャットクリニック院長 椿直哉
たんぽぽキャットクリニック院長の椿です。当院では、たんぽぽの里で保護された猫たちの治療はもちろん、卒業した猫たちの健康管理や病気の治療に取り組んでいる猫専門動物病院です。
能登半島地震から1年が経ちました。しかし、現地ではいまだに猫たちが増え続けている現場が多発し、ボランティア団体からのSOSが鳴り止みません。私たちは獣医師、動物看護師を派遣し、石川県行政とも連携しながら、昨年10月に現地で不妊手術を実施しました。
しかし、実際の現場は文字通り「野戦病院」。医療機器の搬入・設営、手術場所の確保もままならず、本来提供できるはずの高度な獣医療を十分に施すことができませんでした。状態の悪い猫たちには、血液検査やエコー検査、各種注射や投薬、簡易の入院設備や緊急手術が必要でしたが、限られた医療リソースの中での対応には限界がありました。
私たちは能登訪問後、「移動動物病院」が作れないかと4つの団体で協議を重ねてきました。今ある崩壊現場、そしてこれから起こり得る災害発生時にも迅速に対応できる機動性の高い「猫たちのための災害派遣獣医療チーム」の構築を目指すことにしました。
このプロジェクトでは、手術設備はもちろんのこと、血液検査をはじめとする各種検査の設備を備え、被災地で苦しむ猫たちを救う「命をつなぐレスキューカー」を実現することを目指しています。
皆さまのご支援が、この活動を大きく前進させます。能登で出会った猫たち、そして未来に起こるかもしれない災害で苦しむ猫たちを助けるため、私たちは一歩でも前へ進みたいと思っています。
どうか、このプロジェクトにご協力ください。皆さまの温かいお気持ちが、猫たちの未来に光をもたらします。
能登半島地震の被災猫
現状とこれまでやってきたこと
被災猫の現状
被災地の方から届いたSOSが、現地へ赴く、そして今回のプロジェクトにも繋がるきっかけでした。
「震災後、給餌場所に来る猫の数に愕然とする毎日。震災前の秋に産まれた子猫たち、震災後行き場を失った猫たち、その春に産まれた子猫たちが次から次へと、ご飯を食べにくる。
ご飯はあげるけど、不妊・去勢手術には無関心。子猫が生まれても保護しない。そんな無責任な関わり方をする人たちが、村にたくさんいることも後になって知ることになります。
その結果増え続けてしまった猫たち、人間に見捨てられた猫たち。
地方の保健所には無責任な飼い方をしないよう、適切な指導を常に行ってほしいと思います。
そして猫と一緒に避難所に入れなかった現実。
命あるものは人間だけじゃないことにもっと理解を深めてほしいと思っています。」
避難所にも入れず取り残されてしまった猫たち。
無責任に餌だけを与えられ、行き場のない厳しい環境で数が増えてしまった猫たち。
そしてそこには飼い方がわからず無責任に餌だけを与える人たち、それによって大変な思いをしている人たちがいました。
これは震災後数ヶ月だけの話ではなく今もなお続いており、多頭飼育崩壊が起きていたり、手術がされていない猫たちがまだ200匹近くも残されている状態です。
これまでやってきたこと
2024年1月。能登半島地震が発生した後、私たち「たんぽぽの里」は後方支援を通じて被災猫たちの命を守る活動を続けてきました。東日本ではたんぽぽの里の保護猫カフェ「ねこてまり」のオープン前に被災動物の収容をおこなっています。
自分たちも保護猫を多数抱えていることもありますし、被災地で動き回って現場の混乱を招いてしまうよりも、現地のボランティアや関係団体と連携してできることをしようと、被災地支援を進めてきました。
2024年の春には、現場の深刻化や現地の方からのSOSの声もあり、2024年10月に協力団体「ねこさま王国」と助けに行くと現地の方々と約束をして10月に能登に現地入りをしましたが、その際は可能な限りの捕獲と春夏に生まれた子猫の保護を優先しました。
またそこで見た現実は、愕然とするほどの多くの猫たちと、一人の飼い主が対応している猫の多さでした。
保護に限界を感じ、現地でのオペを約束して一旦神奈川に戻り、2024年11月には獣医師3名、看護師3名、関係団体とともに現地を訪れ、オペをするための準備をして、持ち込んだ機材で75頭の猫の不妊・去勢手術を実施。さらに27頭を保護し、保護した子たちを新たな生活へと繋げました。
オペ場所の準備は輪島市の方々が手伝ってくださいました。
現地には多頭飼育崩壊が起きていたり、まだ手術がされていない猫たちが多くいたりと、帰宅時に手術が必要な猫はなんと190頭もいる状況……。課題は山積みです。2025年春の出産シーズン前にはオペできる環境を作って戻りますと約束をして、能登を後にしました。
現地の方からいただいたコメント
⚫︎ 輪島市 I様
被災前から家猫プラス家の周りにいる野良ネコ親子の世話をしていました。震災後近所に住む方から未手術のネコ1匹を託されました。野良ネコの親子も手術していないためこのまま放置すると増える心配をしているところにタイミングよく手術をお願いすることができ大変助かりました。ありがとうございました。
⚫︎ 輪島市 H様
地震直後、家にいたネコが脱走してその中の数頭が外で暮らすようになりました。そのネコたちを全て保護してくださいました。また家に戻ってきたネコの中に手術をしていないネコが数頭いましたので、今回手術もしていただき本当に助かりました。ありがとうございました!
⚫︎ 輪島市 N様
私は個人でネコ活をしていましたが1人でできることなんてすごく限られていました。
捕獲器がなく野良ネコを捕まえることは難しく、ネコが増えて行く様子を見ているしかなかった時に救いの手を差し伸べてくださったのは保護ネコのボランティアさんでした。とても心強い存在になりましたし、これからのネコ活にも益々気合いが入りました。
現場に残された課題とこれから必要なこと
現場に残された課題
①取り残された猫たちの救済
2024年11月の手術活動後、対応しきれず取り残されてしまった猫たちがまだ多く存在します。現地に再び足を運び、未手術の猫の捕獲・手術・保護を行う必要があります。特に、春の出産シーズンが来る前に手術を完了させることが急務です。
②多頭飼育崩壊の対応
現地で猫の手術が間に合わず増え続けている現実。そして多頭飼育崩壊が能登各地で起きている現実、仮設住宅に飼い主が転居し、誰もいない住居で猫が増え続けている現実があります。
※被災地だけの問題ではなく、全国で多頭飼育崩壊が発生し続けています。今の能登の被災猫もそうですが、今後も突然のレスキュー依頼に対応するために迅速に医療を提供できる体制が必要です。
③現地での手術環境の確保
前回は一般住宅を借りて手術を行いましたが、全壊とみなされている家での危険を伴う手術でした。そんな場所でも手術が必要とされているのが現実です。獣医療スタッフの安全を守り、かつ衛生的な環境で手術できるようにする必要があります。
また、毎回医療機器を持って自費で移動し、現地で手術の場所を確保して、手術をするという手続きは都度時間がかかります。迅速に多くの命を手術できるようにするためにも「移動手術車」を準備することが最適と考えています。
これからやること、必要なこと
①取り残された猫たちの手術・保護
2025年4月から5月にかけて再び能登半島の被災地へ向かい、取り残された猫たちの捕獲・手術・保護を実施。できる限り多くの猫に手術を施し、春の繁殖シーズンに備えます。
保護が必要な子もいれば、そこで暮らしていく方が良いとされる子もいます。野良として生きることに慣れていて、餌をあげてくれる人がいる、つまりその環境が合っている子たちです。そのような子たちは無理に保護せず、不妊手術をしてリリースします(TNR)。
移動手術車で現地に行き、現地で手術をできるというのはこのような子たちへの対応としても大きなメリットとなります。
②獣医師・看護師の確保
今後の活動に向けて、継続的に協力いただける獣医師・看護師の確保をします。定期的に「移動手術車」での診療や手術ができる体制を整えます。
③獣医師や関係団体との連携強化
各地の獣医師、動物病院、保護団体との協力体制も強化していきます。また今後に向けて、能登半島以外の地域でも、災害時や多頭飼育崩壊の際に迅速に対応できるネットワークを構築します。
いただいた資金の使い道
移動手術車を活用し、能登半島の被災地支援を継続するとともに、
全国の災害時や多頭飼育崩壊現場への緊急対応を可能に
⚫︎目標金額
2,500万円
⚫︎支援金の内訳
・移動手術車の車両購入費/改造費(1,500万円)
・手術台、麻酔機器など移動手術車内の医療機器の購入費(最低500万円〜800万円)
・他、診療備品購入費/諸経費・手数料
※車両については、神奈川トヨタ自動車様に全面協力いただき、話を進めています。
⚫︎本プロジェクトの直近のスケジュール
• 2025年3月~4月:移動手術車の導入準備(車両購入・改造開始、医療機器の購入)
• 2025年5月~7月:移動手術車の完成・試験運用開始
• 2025年8月以降:本格稼働(被災地・多頭飼育崩壊地域への定期巡回)
移動手術車の運用には行政の許可が必要となる可能性があるため、都度動物病院開業の手続きを行います。神奈川県家畜保健所にもたんぽぽキャットクリニックの付帯設備として登録変更する予定で、しっかりと手続きを進めた上でなるべくスムーズな運用をしていけたらと思っています。
移動手術車を活用した今後の予定
現在の最優先課題は「春の繁殖前に、取り残された猫たちを救うこと」。そのために、能登半島への再訪と、獣医師・看護師・手術環境の確保が急務ですが、並行して移動手術車の導入準備(資金調達・機材選定・許認可取得)を進め、今後の長期的な活動基盤を築いていく予定です。
① 能登半島の被災地での定期的な医療支援
・2025年4月以降は月1ペースで獣医師チームが現地に入り、手術・診療を実施
・春の繁殖シーズン前に、できるだけ多くの猫の不妊去勢手術を完了
・状況に応じて回数を増やし、現地ボランティアと連携しながらTNR活動を推進
② 多頭飼育崩壊現場への緊急対応
・全国的に発生する多頭飼育崩壊の現場に、移動手術車を派遣
・これまで対応が難しかった地方や、獣医療が不足している地域への支援を強化
・里親探しや保護活動と並行し、崩壊を未然に防ぐための啓発活動も実施
③ 災害時の緊急対応体制の構築
・南海トラフ地震などの大規模災害発生時に備えた緊急対応体制を確立
・万が一の際、被災地でのTNR・診療活動を迅速に行えるよう、獣医師ネットワークを強化
・行政や他団体と連携し、支援物資や医療支援の受け入れ態勢を整備
・被災地のペット・飼い主支援を行い、共に避難できる環境作りにも貢献
|長期的な展望
・能登半島の支援継続とともに、全国の災害や多頭飼育問題に対応
・年間を通して獣医師チームが巡回し、「移動型の動物医療センター」として機能することを目指す
・行政・他団体・地域ボランティアとの連携をさらに強化し、持続可能な支援モデルを確立
ご留意事項
※支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合がございます。あらかじめご承知おきください。
※第一目標達成後にはキャンセルの対応はできかねますのであらかじめご了承ください。
※掲載の写真は、全て許可を得て掲載しています。
※他団体から名称掲載を行うことについて、許可を得て掲載しています。
※本プロジェクトのリターンのうち、有効期限を設けている体験型のリターンについて、有効期限内にやむを得ない事情によりご案内が困難になった場合には、有効期間について個別に調整させていただくこととし、ご返金は致しかねますのでご了承ください。
※本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、リンク先の「支援契約」の中にある「●命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。
- プロジェクト実行責任者:
- 石丸雅代(たんぽぽの里)
- プロジェクト実施完了日:
- 2025年5月31日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
移動手術車の購入費/改造費、移動手術車内の医療機器購入費、診療備品購入費、諸経費・手数料
リスク&チャレンジ
- プロジェクトを実施する上で必要になる資格や許認可について
- 神奈川県家畜保健所に動物病院開設届の変更を2025年5月末までに完了予定
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プロフィール
行政に収容された猫を中心に保護活動をしいます。貰われにくい猫・県域の多頭崩壊にも可能な限り手を差し伸べ、年間保護数400匹をこえています。
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リターン
3,000円+システム利用料
全力応援|3千円
■お礼のメッセージ
- 申込数
- 585
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- 制限なし
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- 2025年5月
10,000円+システム利用料
全力応援|1万円
■お礼のメッセージ
- 申込数
- 361
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年5月
10,000円+システム利用料

【たんぽぽの里】タオルコース
■タオル2枚セット
※柄はお選びいただけませんが予めご了承ください
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■お礼のメッセージ
- 申込数
- 59
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- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年5月
10,000円+システム利用料

【たんぽぽの里】耳飾りコース
■ピアス or イヤリング
※ご支援時にピアスかイヤリングをお選びいただきます
※デザインはお選びいただけませんが予めご了承ください
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■お礼のメッセージ
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- 在庫数
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- 2025年5月
10,000円+システム利用料

【たんぽぽの里】マスクチャームコース
■マスクチャーム
※デザインはお選びいただけませんが予めご了承ください
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■お礼のメッセージ
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- 発送完了予定月
- 2025年5月
10,000円+システム利用料

【ねこさま王国】オリジナルポストカードセット
■オリジナルポストカードセット
※デザインはお選びいただけませんが予めご了承ください
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■お礼のメッセージ
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- 完売
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- 2025年5月
終了しました
12,000円+システム利用料

【ネコリパ】2025年猫助けカレンダー ネコリパブリックオリジナル A4サイズ (見開きA3)
■2025年猫助けカレンダー ネコリパブリックオリジナル A4サイズ (見開きA3)
ネコリパブリックの可愛い保護猫たちの写真と、保護猫クイズつきカレンダー!
社会を変えるには、ひとりひとりが問題を正しく知ること。そして、ちょっとだけ意識が変わるキッカケをつくること。そんな意識を変えるキッカケづくりにお役立ていただけるカレンダーです。
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■お礼のメッセージ
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- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年5月
12,000円+システム利用料

【つかねこ】 ベジニャンカレー(2個入)
■ベジニャンカレー(2個入)
おいしく食べて動物愛護をみんなで支えよう!という想いから出来た野菜の甘味と天然素材が口の中で広がる人間用のヴィーガンカレーです。
※販売業許可を有するつかねこから発送いたします
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■お礼のメッセージ
- 申込数
- 9
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- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年5月
15,000円+システム利用料

【つかねこ】 スフレの恩返し台湾茶(2本セット)
■スフレの恩返し台湾茶(2本セット)
63匹多頭飼育崩壊からレスキューされた保護猫「スフレちゃん」が皆の愛に支えられてる「幸せな日常」をテーマに、フレーバーなどは一切使わず、厳選茶葉と花と果実だけを使い、「自然」「安心」の本物の美味しさをご堪能いただけます。
※種類はお選びいただけませんが予めご了承ください
※販売業許可を有するつかねこから発送いたします
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■お礼のメッセージ
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15,000円+システム利用料

【ねこさま王国】オリジナルバッグ
■オリジナルバッグ
※デザインや色はお選びいただけませんが予めご了承ください
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■お礼のメッセージ
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- 発送完了予定月
- 2025年5月
終了しました
20,000円+システム利用料

【たんぽぽの里】クッキーの詰め合わせコース
■クッキーの詰め合わせ
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■お礼のメッセージ
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20,000円+システム利用料

【ネコリパ】GEKIOKO NYAN-NYAN MARU Tシャツ(ミケ)
■GEKIOKO NYAN-NYAN MARU Tシャツ(ミケ)
まさにGEKIOKOな表情もかわいい!ネコリパブリック首相・河瀬麻花によるオリジナルデザインTシャツです。
※サイズ:S / M / L / XL
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■お礼のメッセージ
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- 2025年5月
20,000円+システム利用料

【ネコリパ】GEKIOKO NYAN-NYAN MARU Tシャツ(グレーハチワレ)
■GEKIOKO NYAN-NYAN MARU Tシャツ(グレーハチワレ)
まさにGEKIOKOな表情もかわいい!ネコリパブリック首相・河瀬麻花によるオリジナルデザインTシャツです。
※サイズ:S / M / L / XL
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■お礼のメッセージ
- 申込数
- 7
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年5月
20,000円+システム利用料

【ネコリパ】GEKIOKO NYAN-NYAN MARU Tシャツ(さび猫)
■GEKIOKO NYAN-NYAN MARU Tシャツ(さび猫)
まさにGEKIOKOな表情もかわいい!ネコリパブリック首相・河瀬麻花によるオリジナルデザインTシャツです。
※サイズ:S / M / L / XL
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■お礼のメッセージ
- 申込数
- 10
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年5月
22,000円+システム利用料

【つかねこ】ミラクルすずくんセット
■すずくんマグカップ
■すずくんTシャツ
昨年1月に珠洲市の津波エリアから奇跡的に救助された「すずくん」の書き下ろしイラストTシャツとマグカップです。
※サイズ:S / M / L / XL
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■お礼のメッセージ
- 申込数
- 5
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年5月
30,000円+システム利用料
全力応援|3万円
■お礼のメッセージ
■移動手術車内にお名前掲載<希望制>
- 申込数
- 54
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年5月
30,000円+システム利用料

【たんぽぽの里】猫グッズ福袋 Aコース
■猫グッズ福袋(A)
<お届け予定のグッズ>
・ブランケット
・バッグ
・ブックカバー
・ポーチ
・ハンカチ
・マスク
・クラフトメモ など
詳細は届いてからのお楽しみです
-----
■お礼のメッセージ
■移動手術車内にお名前掲載<希望制>
- 申込数
- 4
- 在庫数
- 16
- 発送完了予定月
- 2025年5月
50,000円+システム利用料
全力応援|5万円
■お礼のメッセージ
■移動手術車内にお名前掲載<希望制>
- 申込数
- 20
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年5月
50,000円+システム利用料

【たんぽぽの里】猫グッズ福袋 Bコース
■猫グッズ福袋(B)
<お届け予定のグッズ>
・ブランケット
・バッグ
・スマホカバー
・ハンカチ
・マスクケース
・コースター
・マスキングテープ など
詳細は届いてからのお楽しみです
-----
■お礼のメッセージ
■移動手術車内にお名前掲載<希望制>
- 申込数
- 4
- 在庫数
- 6
- 発送完了予定月
- 2025年5月
100,000円+システム利用料
全力応援|10万円
■お礼のメッセージ
■移動手術車内にお名前掲載<希望制>
- 申込数
- 13
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年5月
300,000円+システム利用料
全力応援|30万円
■お礼のメッセージ
■移動手術車内にお名前掲載<希望制>
- 申込数
- 0
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年5月
500,000円+システム利用料
全力応援|50万円
■お礼のメッセージ
■移動手術車内にお名前掲載<希望制>
- 申込数
- 0
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年5月
1,000,000円+システム利用料
全力応援|100万円
■お礼のメッセージ
■移動手術車内にお名前掲載<希望制>
- 申込数
- 1
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年5月
プロフィール
行政に収容された猫を中心に保護活動をしいます。貰われにくい猫・県域の多頭崩壊にも可能な限り手を差し伸べ、年間保護数400匹をこえています。

たんぽぽの里サポーター募集中!保護活動に必要な費用にご支援を

#地域文化
- 総計
- 118人

ウクライナ侵攻から3年――。いまだ続く戦地の犬猫救援活動にご支援を

#国際協力
- 現在
- 6,238,000円
- 支援者
- 545人
- 残り
- 5日

運営費・医療費の危機|保護犬・猫たちの生涯を最後まで支え続けたい

#医療・福祉
- 現在
- 5,100,209円
- 支援者
- 258人
- 残り
- 5日

RE.長崎市殺処分ゼロ達成と継続の為にシェルター拡充が今必要です

#まちづくり
- 現在
- 2,124,108円
- 支援者
- 147人
- 残り
- 27日

神栖から収容犬をゼロに。野犬と子どもがともに成長する居場所の開設へ

#子ども・教育
- 現在
- 18,149,000円
- 支援者
- 1,084人
- 残り
- 5日

猫まるカフェ│保護猫と新しい家族の幸せの架け橋となり続けるために

#動物
- 現在
- 5,196,000円
- 支援者
- 309人
- 残り
- 5日

ゆきねこサポーター募集中|保護猫シェルター幸せの家へご支援を

#環境保護
- 総計
- 119人