Mambo! こんにちわ!!

 

タンザニア初の子供自然番組の制作奮闘記。

子供自然番組の脚本と編集を担当している野田健太郎です!

今日は脚本作成の裏話。

 

タンザニアの子供たちに通じるギャグについてです。

お楽しみに!

 

===========================

 

 

 お!これはあの名優 大滝秀治さんか!?

 

と思いきや、左がタンザニアの初代大統領、ニエレレさん。右が大滝さん。
地球の反対側にもソックリな人がいるもんですね。(笑)

 

 ニエレレさんは、通称「建国の父」とか、大統領になる以前は学校の先生だったことから、「ムワリム(先生)」という通称で親しまれています。そして、この”先生”がスゴいんです。

 

 1962年、タンザニアをイギリスからの独立に導き、初代大統領に。今でも、肖像写真は街中に飾られ、命日には記念番組が放送される人気者です。ユーモアあふれるスピーチはタンザニア人の心をつかみ、秘蔵スピーチが出てきてはみんなで大笑い。多くのアフリカの政治家たちが、現職中にあまりに私腹を肥やしすぎ、政敵を恐れて、なかなか引退できない中、清貧に徹した”先生”は85年に政権を禅譲。99年に亡くなるまで、国民に敬愛され続けました。

 

 1961年、まだどんな国になるかも分からぬまま、ようやく独立しようとしていた年。”先生”が、北部の街アルーシャで、タンザニアの自然について宣言を発表します。

 

「この豊かで貴重な自然遺産を、私たちの子供たちのまたその孫たちまでもが、親しみ、楽しめるよう、我々の力のすべてを尽くすことを、ここに宣言する。

(中略)
 なぜなら、アフリカの貴重な自然を失うことは、我々アフリカ大陸のみならず、地球全体に絶大な影響を与えるのだから。」(1961年アルーシャ宣言 抜粋)

 

 

 この宣言は、後に国づくりの根幹となり、今回の子供自然番組の制作もこの言葉に根ざしています。

 

============

 

子供たちが希望の光。
 

 だから、僕らの番組も、子供たちに向けたかった。
「タンザニアの子供たちがタンザニアの自然について楽しく学べるように!」

それが番組発案の原点です。

 

 つまり、番組は子供たちに絶対ウケなくては何にもならない!!

ギャグも、ダジャレも、ジェスチャーも、、、。子供たちからドカンドカン笑いを取る番組にしたい。街中そこら中で流行語になるくらいの社会現象を起こしたい!野望はどんどん膨らむが、そのためには、番組の決め台詞が必要、、?

 

 しかし、これが大きな問題です。

 日本語でのギャグやダジャレを、そのままスワヒリ語にしても何一つ、面白くない。また、タンザニアの国営放送から放送するため、日本で言えば、NHKに相当する放送局。絶対に正しいスワヒリ語が必要です。あまり下品なことも放送できないし、交尾の話の話もちょっとタブーな感じ。3割ほどいるイスラム教徒にも配慮が必要です。

 

 

 ここ7年ほど、僕はタンザニアでフィールドガイドとして観光客をサファリに案内する仕事してきました。そこで得た知識や、オモシロ話ををふんだんに入れたい。大人向けのサファリでは、交尾の話はテッパンネタの宝庫。必ず笑いが取れるコーナーですが、「子供向けの国営放送」ということで、そこも封じられました。ピンチ!

 さらにスワヒリ語の特性もある。スワヒリ語で同じ事柄を説明しても、必ず日本語の尺の2倍くらいに長くなる。そのまま訳せば、2倍速の早口でセリフを早読みしまなくてはならないし、意訳すれば面白さが伝わらない。日本語、英語、スワヒリ語を行ったり来たりし、尺を調整し、翻訳家に相談しながら脚本作成を続けました。

 

 

 そして、書き続けるほどに、 

「やっぱり決め台詞が欲しい!」

「番組最後にシメたい!」そういう思いが、、、。

 何度も脚本家と会議を繰り返しました。

番組ストーリーはマウアちゃんとジュア君のタンザニアの大自然を旅する冒険モノ。

”なぜゾウの耳はあんなに大きいの?” 

”なぜシマウマにはシマがあるの?”、、、、などなど。
 二人が野生動物にまつわる不思議や疑問に直面し、乗り越えていきます。

 

バオバブじいさんが動物の行動を解説し、その謎が解けた瞬間に喜んで叫ぶ、

”よし!分かった!合点だ!!”という決め台詞が欲しく、知恵を絞り出していました。

 

 すると、その時、スワヒリ語の脚本家がつぶやいたのです、、、。

 「チプシマヤイはどうだ?子供たちみんなの大好物だし、、、」

 

 

 チプシマヤイとはタンザニア全土で親しまれている屋台料理で、フライドポテトをオムレツのように”卵とじ”にしたもの。地元では、フライドポテトだけで食べることが多いですが、これを卵とじにすることで、いつもよりゴージャスになります。日本で言えば、カレーライスとカツカレーの関係。子供たちにも大人気で、確かに焼きたては絶品です。

 

 バオバブじいさんがUmeipata hiyo? (わかったかな?!)と尋ねると、
 マウアとジュアがNdio!! Kama Chipsimayai!!!

(分かったー!!チプシマヤイみたいに最高だーー!!)」と答える。

 そんな提案でした。

 

 果たして、本当にこれがウケるのか?疑心暗鬼になりながら脚本に入れてみました。だって、日本の子供番組の最後に「カツカレー!!」と叫んでも、まーーったくウケる感じはしない。しかし、どうだろう?不安を抱えながら、脚本に入れ、近所の子供たちを集めて聞かせると、、、。
 

 ”カマチプシマヤーーーーイ!!!おおおお!!!いきなり叫んでいる!!
 すぐにマネした!すぐウケた!!
 変な東洋人が言っているからなのか、マネしてケタケタ笑っている。
 ヨシ、手応えアリ!!
 脚本チームは、この決め台詞にすべてを賭けることにしました。
 ”卵とじ”でシメる。

  

 吉と出るか凶と出るか?!

2015年タンザニア流行語大賞となるか?!

審判は2015年2−3月の全国放送にて。

 お楽しみに!!

 

 (2015年2月5日 野田健太郎筆)

**********************************

目標金額まであと 1,070,000円!

残り 53 日!

現在まで、25名の方々にご支援いただいています。ありがとうございます!
(ご支援購入予約ページは以下のLINKへ!)
(https://readyfor.jp/projects/tanzania_tv_program/purchase)

**プロジェクトFBファンページへのいいね!LINKは以下へ。**
https://www.facebook.com/tanareap

***プロジェクトTwitterアカウントフォローLINKは以下へ。***
https://twitter.com/TANAREAP

是非よろしくお願いします!

チームTANAREAP一同

新着情報一覧へ