ボンネット型特急電車保存会は、クハ489-501を維持管理するべく小松市から委託を受けたNPO法人の、実働部隊になっています。

受け皿であるNPO法人の名称は、「きたぐに鉄道管理局」です。

正式には「北国鉄道管理局」と書きますが、地元の方は100%「ほっこく」と読みます。

別に地元新聞社や銀行に肩入れするとか、資本提携があるという他意はありませんが、先入観で色々とややこしい事もあります。

 

そんなNPO法人活動の開始から11年を迎えております当会は、クハ489-501の他に、年2回の鉄道車両清掃補修を行っています。 それが、山中温泉で保存展示されている、元大井川鐵道6010型「しらさぎ号」です。

2005年8月に当地にやってきたものの、2年間補修する方もなく、当時の山中町は平成の大合併で加賀市に併合される渦中にありました。

かなり雨漏りもあったため、NPO法人の設立を機に有志で清掃補修を立願させていただいたのでした。

現在ではほとんど雨漏れは無くなりました。 また、ワイパーが2本しか無い状態でしたが、今は北陸鉄道時代と同じ、両サイド2本ずつの4本になり、6011のヘッドライトは増設されたシールドビームも切除して元どおりになっています。

 

 

山中温泉にやってきた当時の写真です。

必ず向かい合わせになる筈の先頭同士ですが、トレーラーに乗った状態であるものの、顔を合わせる機会に恵まれました。

大井川鐵道の新金谷駅から陸路でやってきたのです。

昭和46年に北陸鉄道加南線が廃止された折には鉄路で移送出来たのですが、今では全くそんな融通は利かない時代になりました。

 

平成22年の7月から8月にかけて、座席のシートモケットを一新しました。

くすんでいた右のシートから、左の背もたれのようなワインレッドの北陸鉄道時代のような色合いに変更したのでした。

それまでは、色だけでなく匂いも大変なもので、酷いタバコ臭がこびりついていたのですが、綺麗になった瞬間から、異臭は無くなりました。

 

そして11月18日(土)の9:30頃から、今年2回目の清掃活動を予定しています。

この電車の清掃にご興味のある方は、どうぞメッセージボードよりご連絡をお願い致します。

 

昭和38年生まれ、国産技術だけで設計施工された、日本最初のオールアルミ電車の鉄道遺産である、「しらさぎ号」もまた、ボンネット型特急と同じ世代の同志といえます。

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