プロジェクトの終了報告
ご支援いただいたみなさま
お世話になります。蛙企画の篠原匡です。クラウドファンディングプロジェクト「消えつつある離島の記憶を残したい!写真集制作プロジェクト」にご協力いただきまして、誠にありがとうございました。改めて御礼申し上げます。
おかげさまで写真集は無事完成し、みなさまのお手元にお届けすることができました。今後は在庫分をBASEの蛙ショップで販売するとともに、写真やデザイン、ノンフィクションに関する国内外の賞にも応募しようと思っております。
■■出羽島再訪で感じたこと■■
今回のプロジェクトは離島の限界集落を写真と言葉で遺そうと始めました。プロジェクトを進める中ではさまざまなことがありましたが、こうして形になったものを見ると、プロジェクトに取り組んで良かったとつくづく感じています。
先日、約1年ぶりに出羽島を訪れました。すると、ずっと雨戸が閉じていた店舗が開いていたり(商品はもちろんありませんが)、空き家だった元桶屋さんの片付けが進んでいたりと、ポジティブな変化がありました。
一方で、写真集の中でもお話を紹介した島の古老が相次いで逝去されているなど、悲しい出来事もありました。戦前や戦後の島の様子やマグロ漁船で世界中を回った彼らの人生は、こうして文字で記録しなければ遺らなかったかもしれません。その意味において、少しは何かの役に立ったのかな、と感じています。
次は何をテーマにするかはまだ決めていませんが、人の心に遺るもの、私にしかできないことを模索していきたいと思います。その際は、ぜひご支援いただければと思います(ドキュメンタリー映像は何か作ろうと思っています)。
■■使途について■■
みなさまにご支援いただいたお金は、主に以下の用途で使わせていただきました。
【収入】318万6428円
・支援総額 :367万1000円
(うちReadyforの手数料を除いた金額は318万6428円)
【支出】403万9290円
・出版関連
印刷費(1000部) :213万9775円
翻訳費(日→英) :54万5440円
・リターン関連
写真集の発送費 :12万7455円
写真プリント費 :11万6820円
Tシャツの制作費 :10万円
Tシャツの発送費 :1万4800円
手製本制作費 :33万円
・写真展関連
会場費 :11万5000円
展示制作費 :44万円
展示用動画制作費 :11万円
リターンの手製本については、制作に時間がかかるため、もうしばらくお待ちください。完成し次第、個別にご連絡いたします。また、出羽島ツアーについても、実施のタイミングが合わない方については個別にご連絡します。
改めまして、このたびのご支援、誠にありがとうございました。私は蛙企画での出版プロジェクトの他に、ジャーナリストや編集者、またハロウィン用かぼちゃの生産者として活動しておりますので、引き続きのご支援、どうぞよろしくお願いいたします!
篠原匡
編集者・作家・蛙企画代表
【新刊上梓】
■『誰も断らない 「ハッシャダイソーシャル」1500日の記録』
■『神山 地域再生の教科書』
■『誰も断らない 座間市役所生活援護課』