【乗船研究者紹介！】JAMSTEC(海洋研究開発機構)　特任研究員 小川真由さんより調査内容のご紹介

「サンゴの方舟」に乗船し、調査を実施する研究者のうちの一人、小川真由博士より調査内容のご紹介をいただきました！

【調査内容紹介】

本航海では、水中マイクが内蔵されたケーブルを船尾から曳航し、周辺の音のモニタリングを行います。
世界には、音を発する生物が多く存在しており、イルカ、クジラはもちろんのこと、多くの魚も音を発します。
また、場所によっても、生息する生物などが異なることから音環境が異なります。

本航海では、このように移り変わっていく音環境をモニタリングしたいと思っています。
帆船みらいへは、通常の調査船とは異なり、エンジンを用いて航行しないため、他の調査船よりも静かな環境で観測ができると思います。今回、帆船での収録は初めての試みなので、とても楽しみです。

【プロフィール】
小川真由

JAMSTEC(海洋研究開発機構)　特任研究員

2024年3月　京都大学大学院農学研究科応用生物科学専攻博士後期課程修了

博士（農学）

2024年4月より現職

海中音を聴くことで、鯨類をはじめとする音を発する生物や環境についての研究をしています。