視覚障がい者に特化したグループホーム建設のご報告
皆様の暖かいご寄付により、令和4年4月1日に視覚障がい者に特化したグループホーム「はぴえふ」が無事開所となりました。クラウドファンディングを達成してから一気に準備に取り掛かり、建設と並行して障がい福祉サービスの指定申請や定款の変更など、飛ぶような日々を経て開所となりました。
最終的にクラウドファンディングでは当初予定していた500万円を大きく上回る、6,525,000円のご寄付をいただきました。ご支援いただきましたこと、改めて御礼申し上げます。いただきました寄付金は、建築費68,530,000円に使用させていただきました。
このように無事開所となりましたのも、ご寄付いただいた皆様を始め、地域の方々や関係する事業者様のご支援があってこそです。重ねて御礼申し上げますとともにご報告をさせていただきます。
~「はぴえふ」の名前について~
今回、グループホームの名称は、とちぎライトセンターの利用者と家族、職員から募集しました。多数応募いただいた中で、「はぴえふ」に決定しました。はぴえふの「はぴ」はHappinessの頭文字を取りました。「えふ」は「笑福」の意味で、みんな笑顔で幸福が訪れるようにとの意味が込められています。また、他では見ない名前であることも採用の決め手になりました。
~グループホームの設備~
定員は7名で、4月3日時点で4名入居されています。
視覚障がい者に特化したグループホームということで、手すりに点字でどの部屋か分かるようになっています。また、通路には物を置かないようにし、ぶつからないよう配慮しています。電灯について、全盲の方は電気をつけないこともありますので、トレイと玄関は自動でついて消えるようになっています。トイレは各居室に設置しました。視覚障がい者の意見として、夜間トイレに行くは大変とのことで、プライバシーに配慮しつつ設計しました。災害時の避難がしやすいよう、間取りが分かりやすく、避難経路もシンプルになっています。
~グループホームでの生活~
世話人と生活支援員が常に配置され、困ったことはすぐに相談できる体制を整えています。 食事は毎回心を込めて世話人が作ります。温かい食事が毎日楽しみです!4月から入居が始まった利用者は、とちぎライトセンターに通所しています。距離が近いので健康もかねて毎日歩いて通所する予定です。
~利用者の声 その①~
とてもきれいな部屋でお風呂も広く、ゆったりとして気持ちがよいです。幸せを感じ、「はぴえふ」だけに笑って過ごせるような気がします。(北本)
~利用者の声 その②~
グループホームに入った瞬間、新築住宅の香りに包まれました。部屋も広くて快適に過ごせています。これからここで楽しく暮らせたらと思います。 (梶原)
~リターンについて~
クラウドファンディングにおいて3万円以上寄付していただいた方にはこの後、ホームページとニュースレターにお名前を記載させていただきます。5万円以上寄付していただいた方には、上記に加え施設玄関にお名前を記載したプレートを設置する予定です。こちらは4月中旬に出来上がる予定です。
ニュースレターに関しては、プレートの設置完了後に郵送させていただきますので、もう少々お時間くださいませ。
~おわりに~
最後になりますが、今回グループホーム建設という大きな目標を達成することができました。この後、障がいのある方にとって満足のいくサービスの提供と、健全な施設運営を行うことが次の目標です。グループホームで暮らす障がいのある方が、地域住民の一員として笑顔で楽しく、日々生活していけるよう、職員一同頑張っていきたいと思います。 管理者:佐久間孝子