新しい復興の形、被災地の住民で作り上げるミュージカルを公演！

こんにちは！プロデューサーの木村です！

ゴールデンウィークはいかがお過ごしですか？
ここ石巻も暖かいというより熱いくらいの陽気です！

お陰様で目標額を達成しましたが、残り26日の期間がありますので、次なる目標を120万円にして、さらに練習会場費20万円をご支援いただければと考えております。どうぞよろしくお願いします！
 

それでは、リターン紹介３つ目！スタッフのエミに紹介してもらいます！
 

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今回は「雄勝石スレート小皿」をスタッフのエミが紹介させて頂きます。

雄勝硯生産販売協同組合・高橋頼雄さんと今野梱包株式会社・社長の今野英樹さんにお話を伺ってきました。

まず、「雄勝石」とはどんなものだろうと思う方もいるでしょう。
書道で使う「硯石」といえばおわかりでしょうか？
 

実は雄勝硯は600年の歴史を誇り、現在全国シェアの90％を占めている・・・ということはもしかすると皆さん一度は触れているかもしれませんね。
さらに「雄勝石スレート」といえば東京駅丸の内駅舎の屋根瓦として使用されており優雅で柔らかな黒髪を思わせる女性美ある佇まいで東京の街並みに溶け込んでいます。


雄勝硯生産販売協同組合の高橋さんは震災前より伝統の硯石を使って盾や皿など様々な商品に加工・製作してるモノづくりに誇りを持ちながら新たな事にもチャレンジする、柔軟な発想と温和な印象の職人さん。
 

震災時、沿岸部にある雄勝町も甚大な津波被害を受けました。
組合では屋根瓦補修用の部材などを置いていた倉庫が津波により被災し流出。
一時は製作を辞めようと考えたそうですがピースボートのボランティアが災害支援に入り部材の回収に尽力する中、「屋根材として使えなくとも集めた部材で状態の良いところを使いある物で出来るものを作ろう。」とモノづくりに対する職人の気持ちが蘇ったそうです。


今野梱包株式会社の今野さんは梱包の枠に囚われず遊び心満載に様々なことに挑戦している方でレーザー加工機を駆使し強化ダンボール（トライウォールパック）で恐竜の骨格標本から家具まで作る一言で言うと「面白い大人」。でもモノ作りに対する思いは熱く「お客さんの顔が見えるモノ作り」がモットー。
 

雄勝町には個人的な思い入れがあり、モノ作りの観点からも石巻で数少ない工芸品として雄勝石が持つ魅力に目を向けていました。
震災後の雄勝町の被災状況に心を痛め「雄勝に住む人や石はどうなってしまうのか？」と気持ちが錯綜したそうです。


そんな時ある勉強会で高橋さんと出会い「雄勝石（伝統工芸品）を使いレーザー（現代技術）で加工したい。」という気持ちを伝え、二人の職人の思いが重なり「大人が面白い事に挑戦し続ける背中を見せることで次世代がこの土地に魅力を感じ伝統が受け継がれる事。」をしたいと共同開発が始まりました。


「この商品は本来建物の屋根として長年その役目を果たすはずの物でした。震災によりその役目を小皿に替えましたが建物と同じように長く愛用してもらいたい。」


二人の職人の想いが詰まった「雄勝石スレート小皿」どうぞご愛用下さい。
 

＞　東北ミュージカルプログラム公式ページ(NPO法人コモンビートWEBサイト)