プロジェクト概要

 

 

 


 

■はじめに

 

渋谷のスクランブル交差点から見上げると視線がぶつかる、4つの大型ビジョン。

 

ここで4月から不定期上映されている『トキノ交差』は、巨大な4面ビジョンをすべて連動させ、アニメと実写がまざりあい、観る者とその場所、環境音をも巻き込んだ、インスタレーションのような映像作品です。


監督は、四宮義俊。日本画家として活躍しながら、近年は新海誠監督『君の名は。』回想シーンの演出や『言の葉の庭』キービジュアル、片渕須直監督『この世界の片隅に』では主人公・すずさんの水彩画、そのほかポケモン映画20周年記念ビジュアルなど……アニメーションの現場にも活動の輪を広げている新進気鋭の作家です。

 

 

■なぜ、原画展?

 

『トキノ交差』は、いわゆる商業アニメでも企業CMでもなく、ビジョンのオーナーさんとの協働によって実現した「渋谷という街」のイメージ作品。つまり「利益を生むため」の作品ではないため、予算にも限りがあり、多くの部分を、監督をはじめスタッフの手弁当でまかなっています。

 

しかし、キャラクターデザインはもちろん、背景からエフェクト、CG、音楽に至るまで、細部も徹底的に作り込まれた本作。

 

スクランブル交差点での上映だけで終わってしまうのはあまりにもったいない。できることならば、原画や絵コンテまでつぶさに見ていただきたい。

 

そんな思いで、作品づくりに関わった「チーム トキノ交差」一同で原画展の企画を立ち上げました。

 

 

とはいえ、ただでさえ資金のない中のプロジェクトです。そこで思いきってクラウドファンディングに挑戦することを決めました。

 

日本はアニメ大国といえど、充分に名の知られた監督はまだ一握り。有名作品の中で重要な仕事を担っていても、その個々のクリエイターの名前までは世間にはなかなか広まりづらいものです。

 

しかし日本にはまだまだ宝の才能をもったクリエイターがたくさんいます。

 

そんなクリエイターたちが、もっともっと世に出ていくチャンスを作りたい。彼らが一つの作品にかける凄まじいまでの熱量をぜひ体感してほしい。

 

今回は、単なる一作品の原画展という以上に、「アニメーターの本気の仕事ぶりや舞台裏を知っていただく」ための場にしたいと思っています。どうかお力添えをいただけませんでしょうか?

 

■原画展 企画

2018年8月中旬〜9月上旬(予定。詳細日程はのちほど発表予定)

@渋谷ヒカリエ8階 ショーケース aiiima

入場無料

※渋谷近辺で、会場変更の可能性もあります

※クラウドファンディングが達成できなければ、原画展企画は中止となります。

 

メンバーのプロフィール・コメントはこちら

 

 

■『トキノ交差』ストーリー

 

「夜明けがやってくる。ピアノ線を弾くように……」

 

渋谷スクランブル交差点に佇む少女セナ。彼女が宙返りするその一瞬にフラッシュバックする、この土地の記憶、街の記憶……。一人の女性が宙返りしている寸刻の間に表現される、渋谷の1万年の歴史

 

スクランブル交差点を舞台に、交錯するヒトと街の記憶。観る者をリアルと幻想の狭間へと誘う、60秒の“四次元アニメ屏風”。

 

 


 

 

■原画展で伝えたい、作品のこだわり
:日本画とアニメーションと実写の融合。渋谷に浮かび上がる白昼夢。

 

制作チームみなで前提として共有したのは、

 

・四宮義俊の作家性が存分に発揮できるようにすること
・渋谷という場所性を生かすこと 

 

その上で「現実のスクランブル交差点に、アニメで作られたイメージの渋谷が出現するような」作品にしたい。だからこそ、わずか1分の映像ながら、たくさんのこだわりと仕掛けが詰まった作品になっています。

 

原画展は、そんないくつもの緻密な「仕掛け」を、実物をお見せしながら紐解けるような内容にしたいと考えています。

 

 

point ① 美術

 

アニメ部分の背景美術は、カメラマッピングによる渋谷3D表現や、時代考証にこだわりました(リテイクが山ほど出ましたが……)。たった数秒のカットにも、情熱と情報量を詰め込んでいます。

 

 

point ② 実写パート

 

アニメの渋谷と、現実の渋谷を交差させるため、実写パートのキャストとしてモデルの「やね」をアサイン。衣装デザインはファッションレーベルchlomaに依頼。そのデザインがアニメにも反映されています。アニメと実写の切り替わりに部分にも細かなこだわりが。ご注目ください。

 

 

point ③ 音楽

 

音楽はNETWORKSが担当。サウンドエフェクト(効果音)も融合させ、4面ビジョンそれぞれに音を割り当てました。「その場の現実も巻き込む」ため、周辺の環境音も取り込んで聞いてもらえるよう設計しています。

 

 


 

 

■最後に

 

今作は、以上のような各方面のクリエイターたちから大いなる協力を得て完成しました。


だからこそ、何度も何度も見てほしい。そして叶うなら、その「制作の裏側」までお伝えしたい。それが、四宮監督とスタッフの純粋な願いです。

 

この原画展が、「トキノ交差」のことはもちろん、日本のアニメーション作品がどれほどの熱量で作られているのかを、知っていただく機会にもなればと思っています。

 

実現のため、どうかあたたかいご支援をよろしくお願いいたします。

 

 


 

 

■四宮監督からのメッセージ​

:ヴァナキュラーな空間としての渋谷、だからこそ。

 

高度成長期、バブル経済、あるいは震災後の計画停電の様子……。過去から現在につらなる出来事が層のように折重なり、できあがった現在の渋谷の景観。そして、その上部に構えられている4面のモニターは、多くのものが流れ込み、映り込む仕掛けとしてとてもユニークな存在です。

 

過去の写真を調べていくと、スクランブル交差点として機能し始めるのは割と最近のことで(おそらく高度成長の頃)、誰かがあの場所に×印のゼブラ柄を描いた瞬間から、あの場所は「広場としての機能」と「物語の舞台としての機能」を持ち始めたのだと思いました。

 

あの×印は、まだスクランブル交差点ではなかった頃の記憶、アスファルトの下に眠る記憶も含めて、物語を量産しつづける強度を発揮しているような気がしました。

 

そこに載せる物語は、人間の功罪を含めた遠大な歴史と生物的な衝動。それらを俯瞰して見つづけてきた土地そのものの記憶と表情を描くと面白いのではないかと思いました。それらの物語を一人の女性が宙返りしている寸刻の間に表現しようと試みたのが、今回の作品です。

 

全体で60秒という短い作品であり、しかも定期的に流されるものでさえない作品です。渋谷に訪れた時に偶然に観てしまうという行動様式まで含めた偶発的なイベントのようなものとしてこの作品が認知されると嬉しいです。

 

当初、どこまでの作品になるのかまったく見えないまま思いつくまま絵コンテを描いていましたが、ダビングの際のスタジオには驚くほどの人数が詰めかけていただけました。それだけいろいろな思いを持った方々が作品に携わってくれていたのかと感慨にひたってしまいました(このうちの何割が手弁当なのかは怖くて聞けませんが……)。

 

実際に作品を観ていただけた方には何かザワザワしたものが残せる作品になっていると思います。『トキノ交差』の発展的な展開を皆様に少しでも支えていただけたら幸いです。何卒ご協力の程よろしくお願い申し上げます。

 


 

 

■【更新中!】メイキングレポート

 

原画展に先がけて、新着情報欄で、下絵やコンテを少しだけお見せしています。1度見ただけでは気がつかないかもしれない「作品の裏側」を、ぜひご覧ください!

 

#1 監督からのメッセージ

#2 絵コンテ紹介

#3 Vコンテ紹介

#4 レイアウト紹介

#5 背景その①〜下絵

#6 松尾プロデューサーからのメッセージ

#7 背景その②〜過去をめぐる渋谷

#8 映像エフェクト

#9 美術監督の仕事とは?

#10 3DCGの秘密

 

to be continued...

 


 

 

■リターンのご紹介

 

今回のプロジェクトのため、ご用意するものばかりです。グッズや描き下ろし作品という形でも、『トキノ交差』を長くお手元に置いていただけますと幸いです。

 

①各種グッズ

・作品リーフレット(原画も掲載)

・メインビジュアルポスター(B2サイズ)
・クリアファイル

・ポストカード

 

②ダウンロード権
・絵コンテデータのダウンロード権
・楽曲ダウンロード権

 

③お名前掲載

・原画展会場にお名前掲載(希望者のみ、ニックネーム可)

 

 

④やねサイン入り生写真1枚(宛名も書きます!)

 

⑤四宮監督トークイベント参加券

*トークイベントでは制作裏話などを四宮監督にお話ししていただきます。2018年8月の土日、都内にて開催予定です。
*イベントに参加できない方にはトークの模様を録画した動画をお届けします。

⑥四宮義俊があなたの似顔絵を描きます!
*トークイベント終了後に所要時間は5分程度、15センチ四方のスケッチ画となります。SNSなどのアイコンなどにもお使いいただけます

 

⑦四宮義俊『トキノ交差』モチーフイラスト(ジークレー=高精細の美術印刷)

*額装してお届けします

⑧四宮義俊『トキノ交差』モチーフ直筆イラスト

*オリジナル原画を額装してお届けします

 

⑨【個人向け】四宮義俊描き下ろし制作

*緑の世界観を用いて幅広く対応、ご相談の上、制作いたします

⑩【法人向け】四宮義俊描き下ろし制作

*御社の企業広告からキービジュアルまで、緑の世界観を用いて幅広く対応、ご相談の上、制作いたします。トキノコ

ウサ


最新の新着情報