メイキングレポート第6回はアニメーションプロデューサーの松尾より『トキノ交差』参加とクラウドファンディングを始めた理由についてお届けします。

 

 

《『トキノ交差』~いい大人たちがクラウドファンディング始めた理由》

 

『トキノ交差』への参加は四宮監督からの相談があり引き受けました。

 

渋谷スクランブル交差点の四面モニターを駆使して、四宮義俊がつくる映像体験。なかなかない面白い企画だし、四宮くんには『この世界の片隅に』で時間がないなか重要な絵を担当してもらったこともあり(上がってきた絵は片渕監督も1発OK!)即座に引き受けました。

 

彼は連日スタジオに入り、時には朝まで作業していました。その熱意は緻密で端正な原図にはっきりと現れており、私はこれを「本にしたい!」と思いました。

 

さすがにうまいし、作り込んでいる。渋谷のスクランブル交差点上映だけに限定するのは勿体ない。「本」というカタチにすれば、もっと沢山の人たちに観てもらえる機会が増やせるはず。

 

折角「本」を作るならきちんとした装丁で出したいし、書店販売もしたい…。

 

しかし、今回は渋谷の四面モニター所有各社がクライアント。そもそも利益を出すアクションができず…かといって「本」を作る予算もない…そこで出たアイデアがクラウドファンディングでした。

 

 

美術家でもある「四宮監督の個展」と「本(図録)」のためのクラウドファンディング。

 

話合いの末、本を作る前にまずは個展をやることが決定。それは美術家・四宮くんの希望でもあり、個展という場でも『トキノ交差』を体験してほしいという思いでもありました。

 

渋谷で上映している作品を渋谷で個展する。またこれを機に渋谷スクランブル交差点という場が一つの発表の場となったら面白い。

 

いい年齢の大人たちがなぜクラウドファンディング始めたか?というとこんな理由です。

 

四宮義俊さんは、まだまだこれからの監督さんですが、美術とアニメーションをまたにかける稀有な才能の持ち主なので応援お願いします!

 

(松尾亮一郎)

 

 

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まだまだ勝手にメイキングレポートは続きます。次は、背景について!