メイキングレポート第11回は撮影担当・田村さんよりコメントいただきました。

 

- - - - - - - - - -

 

撮影を担当させていただきました田村です。

 

■そもそも撮影とは?

 

アニメーションの撮影は各部署から上がってきた素材(セル、背景、CGなど)を
まとめて一つの画にし、映像に出力するお仕事です。作業はパソコンのソフト上で行います。フィルムでいうと撮影、現像にあたるお仕事です。

 

厳密には撮影しているわけではないのですが、実写でやっている照明やフィルターワークを画面処理で入れたりと…撮影次第でその絵のクオリティのコントロールもできる部署です。


私は普段は主にテレビシリーズの撮影をしているので、4面モニターで流れる映像をどうやったらうまく撮影できるのか?と、最初は手探りでした。

 

稲作時代から現代までの渋谷を汽車やクレーンが通り過ぎていくこのカットはとても大変でした。手前のスライドしていく素材が隣のモニターとずれると連動してるように見えなくなってしまうので、擬似的にモニターを配置して何度も微調整を繰り返しました。

 

 
画面の外に手が飛び出してくるこのカットは、パラや深度ボケなどを足してより立体的になるように撮影しました。渋谷の大きな画面で観るとかなり迫力があって感動しました。お気に入りのカットのひとつです。

 

 

▲2つの違い、分かりますか?

 

水中から現実の横断歩道に着地するこのシーンは2Dアニメから実写へつながるカットです。現実にも泡を残して、違和感なくつながるように監督と一緒に細かく調整しました。


 

 

- - - - - - - - - -

メイキングレポート、次回もお楽しみに!