国際芸術祭 東京ビエンナーレ｜延期乗り越え2021初開催にご支援を

クラウドファンディングのスタートから１週間。みなさまからのご支援にスタッフ一同から心より御礼申し上げます。頂いた思いをしっかりと受け止め、引き続き目標達成に向けて取り組んで参ります。

今日は、このクラウドファンディングにもリターン企画で関わる、東京ビエンナーレ2020/20201参加プロジェクト「東京影絵クラブ」の書籍刊行と記念イベントのお知らせです。

「東京影絵クラブ」は、インドネシアで影絵芝居ワヤン・クリットを習得した川村亘平斎と、キュレーターの宮本武典を中心としたプロジェクト。まずは先行して二人が携わった影絵プロジェクト「ヘビワヘビワ～南相馬市小高区大悲山の大蛇伝より」の映像をご覧ください。これは2011年より東北芸術工科大学に南相馬市の人々を招いて開かれている「キッズアートキャンプ山形」の2015年版で、多くの人々と共に実現したものです。

影と光の表現は、目の前には見えていないものや、見えているのに見ていないかもしれないものの存在を感じさせてくれます。そして今回の「東京影絵」は、東京に暮らす19ヵ国／60名の、海外にルーツを持つ人々に聞き書きをおこない、彼らのオーラルヒストリーを影絵作品『東京影絵／Tokyo shadow puppet theater』と同名書籍の出版を通してビジュアライズする試みです。

ビエンナーレは来夏に延期されましたが、同プロジェクトの成果の第一弾として、書籍『東京影絵』が本日刊行。これを記念した記念展示とオンライン配信企画も開催されます。

書籍『東京影絵』について

発売日：2020/ 11/17
サイズ：B5判変型（182×247×10mm）、112頁、カラー・モノクロ
価　格：2200円＋税
出版社 : クレヴィス　＊書籍詳細はこちら。オンライン購入も可能

出版記念展とオンライン配信企画

会期：2020年11月17日（火）〜11月29日（日）
会場：森岡書店（東京都中央区銀座1丁目28－15鈴木ビル1階）
時間：12:00～20:00（＊最終日は18:00まで／入場無料）

＊会期中は毎晩「東京影絵を読む・聴く・語る」をオンライン配信。

同書をもとにした影絵や朗読、公開インタビューを配信します。

配信アカウント（インスタライブ）：https://www.instagram.com/moriokashoten/
配信時間：19:00～20:00

11/17［火］第１夜「朗読：ムスリムの東京今昔」
11/18［水］第２夜「朗読：トーキョー・チャイニーズ」
11/19［木］第３夜「朗読：東京多面体」
11/20［金］第４夜「朗読：家族の風景」
11/21［土］第５夜「朗読：ひとり／ひとりの／街区で」
11/22［日］第６夜「ローリン・ウッドフォードと彼の旅のはなし」
11/23［月］第７夜「川村亘平斎と仮面たち A」
11/24［火］第８夜「ツァイ・フェインと彼女の旅のはなし」
11/25［水］第９夜「朗読：アイデンティティをつくる」
11/26［木］第１０夜「デイブ・マクマーンと彼の旅のはなし」
11/27［金］第１１夜「川村亘平斎と仮面たち B」
11/28［土］第１２夜「川村亘平斎と仮面たち C」

なおクラウドファンディングの「作品をお届け｜東京影絵クラブ（川村亘平斎＋宮本武典）コース」では、ご購入者自身の影絵人形を制作してもらえるほか、東京ビエンナーレ2020/2021での影絵公演にも参加できます。ぜひこちらもご検討くださると幸いです。